韓国では今J-POPブーム!どんな曲が人気?
【韓国J-POPブーム】韓国では今J-POPブーム!どんな曲が人気?
今、韓国のZ世代の間でJ-POPが流行しているという話をご存じでしょうか?
これまでもJ-POPが流行することはあったそうですが、一部のJ-POP好きの間に留まっていたとのこと。
ですが今J-POPを聴いているのは、元々J-POPが好きでよく聴いていた人達というわけではなく、一般のZ世代の若者たち。
韓国のZ世代の間で人気のあるJ-POPはどんな曲なのでしょうか?
本記事では、韓国でなぜJ-POPブームが起きているのか?どんな曲が人気なのか?調査してご紹介します!
【韓国J-POPブーム】日本のアーティストimaseがMelonにランクイン!
SNSを通して世界中で流行している日本のアーティストimaseの楽曲「NIGHT DANCER」。
この楽曲は韓国の大手音楽配信サービス「Melon」のTOP100にランクインしました。これは、実はJ-POP史上で初めてのこと。
K-POP好きの方なら「Melon」チャートには馴染みがあるかもしれません。このチャートに入るためには一部のファンだけでなく、いわゆる大衆と呼ばれる一般の人たちにも日常的に聴かれている音楽である必要があります。
このチャートにランクインすれば大衆人気を得たことの証明になるため、K-POPアイドルたちも目標にすることが多いですよね。
imaseの「NIGHT DANCER」は最初はTOP100にランクインし、最高順位はなんと18位。
韓国ではこの楽曲のダンスチャレンジが流行し、K-POPアイドルたちも続々と参加。
Stray Kids、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPENといった人気アイドル達がチャレンジ動画をアップしました。
また、BTSのジョングクが「よく聴いている曲」だとライブ配信の中で歌ったことでも大きな話題になりました。
【韓国J-POPブーム】日本のアニメ映画が大ブーム!
韓国では日本のアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」や「すずめの戸締まり」が大ブーム。
特に新海誠監督の「すずめの戸締まり」は、今年韓国で公開された映画の中で初めて累計観客数500万人を突破しました。
このブームは映画だけに留まらず、主題歌を担当した10-FEETやRADWIMPSの楽曲も人気に。2組とも夏に韓国での単独ライブを予定しており、韓国のファンからも熱烈なラブコールを受けているようです。
また、韓国でもNetflixで配信中のアニメ「推しの子」の主題歌であるYOASOBIの「アイドル」なども人気があるよう。
動画配信サービスの普及で日韓でほとんど同時に番組を観られるようになり、日本のアニメブームも韓国のJ-POPブームを後押ししているようです。
【韓国J-POPブーム】どんな曲が人気?
TikTokなどのショート動画を通じて話題に!
J-POPはTikTokやYouTubeのショート動画を通じて韓国でも徐々に話題に。SNSなどを通じて口コミで流行が広がるバイラルヒットが起きているそう。
韓国でMelonの次に大きいとされている音楽配信サービス「genie」にはあいみょんの「愛を伝えたいだとか」や優里の「ベテルギウス」がランクイン。
他にも藤井風、YOASOBI、ヨルシカ、米津玄師、星野源、Official髭男dismなど、日本でも人気を集めているアーティストたちが同じように韓国でも聞かれているようです。
ショート動画で特に人気があるのは短い中でもメロディや歌詞が印象的だったり、振り付けが真似しやすく個性的な楽曲。
まさに今、日本でも流行しているような楽曲が多く、韓国のZ世代も同じ感性でJ-POPに惹かれているようです。
動画SNSの普及によって日本の音楽が気軽に聴けるようになったことも、韓国でJ-POPブームが起きている理由のひとつと言えそうです。
韓国の「ニュートロ」ブームから、日本の「シティポップ」ブームへ
韓国では2018年ごろから「ニュートロ」と呼ばれるブームが続いています。
「ニュートロ」はNEW(ニュー)とRETRO(レトロ)を合わせた造語で、主に80~90年代と最新のトレンドをミックスした雰囲気のものを指す言葉。
音楽だけでなく、ファッションやメイクにも取り入れられる流行として、スタンダードになりつつあります。
韓国では日本の「シティポップ」ブームも起きているよう。「シティポップ」は1970年~80年代に日本で全盛期を迎えた都会的な雰囲気を持った音楽を指す言葉で、2021年ごろから世界中で聴かれるようになった音楽ジャンルのこと。
実は日本の若手アーティストたちの中にもシティポップに影響を受けて楽曲作りをしている人が多いのだとか。
冒頭でご紹介したimaseもその一人で、最新曲「Nagisa」はまさにシティポップをモチーフにした楽曲。
そんなシティポップに影響を受けた日本の若手アーティストたちが作った最新J-POPが、韓国のニュートロブームともマッチしたようです。
【韓国J-POPブーム】K-POPアイドルがJ-POPのカバーも!
2023年3月には、優里の大ファンだというENHYPENのJAYがコラボ歌唱動画をYouTubeチャンネルにアップしたことが話題になりました。
2人は優里の「ドライフラワー」と、ENHYPENの日本語楽曲「Always」のアコースティックバージョンを一緒に歌った動画を、お互いのYouTubeチャンネルで公開。
この「ドライフラワー」はIVEのレイとイソ、イェナ、N.Flyingのフェスンなどもカバー動画を公開したことがあり、韓国でも人気のある楽曲。
fromis_9のハヨンはこの曲のほかにも優里の「ベテルギウス」やOfficial髭男dismの「Pretender」のカバー動画も公開。また、シティポップの代表曲、竹内まりやの「Plastic Love」の動画も公開しています。
また、TWICEのナヨンはOfficial髭男dismの「I Love…」を歌った音声を公開。
ここでご紹介したカバー歌唱動画は、どれも公式YouTubeチャンネルで聴けるものばかりなので是非チェックしてくださいね♪
まとめ:【韓国J-POPブーム】韓国では今J-POPブーム!どんな曲が人気?
本記事では今、韓国で起きているJ-POPブームについて調査してご紹介しました。
J-POPを聴いている韓国のZ世代たちは「日本の楽曲と感性が合う」「K-POPを聴いている日本人もこんな気持ちなのかな?」と感じているようです。
日本で韓国文化が次々流行しているのと同じように、また韓国でも新しい日本ブームが起きるかもしれません。
次はどんなブームが起きて、新しい流行や文化が生まれるのか楽しみです!