韓国語で「でも」は何と言う?だけど・しかしとの使い分け&例文まとめ

韓国語

日本語の「でも」は日常会話でとてもよく使う接続表現です。

「でもさ」「でもね」「でも〜じゃない?」など、反論・追加説明・話題転換など、幅広い場面で登場しますよね。

韓国語にも同じような意味を持つ表現はたくさんありますが、実は「でも」をそのまま直訳してしまうと不自然になることも多いです。

この記事では、韓国語で「でも」を表す代表的な表現を紹介しながら、「だけど」「しかし」との違いも含めて、使い分けを例文付きで分かりやすくまとめます。

韓国語学習者がよく間違えるポイントもあわせて整理するので、会話力を自然に伸ばしたい人はぜひ最後まで読んでみてください。

韓国語で「でも」にあたる代表表現は?

韓国語で「でも」と言いたいときに使える表現は複数あります。
日本語の「でも」は幅広い場面で使えますが、韓国語では状況によって使う表現が変わります。

代表的な表現は以下の通りです。

근데(クンデ):日常会話で一番よく使う「でも」(그런데の縮約)
그런데(クロンデ):「でも」「ところで」どちらの意味にも使える
하지만(ハジマン):「しかし」「けれども」=少し丁寧・文章で使われる
그렇지만(クロッチマン):「それでも」「しかし」=逆接感がやや強い
그래도(クレド):「それでも」=譲歩の意味
반면에(パンミョネ):「一方で」=対比の意味

この中でも、日常会話で最頻出なのは圧倒的に『근데』です。
ただし、ビジネス文書やスピーチなど改まった場面ではあまり使われないので注意が必要です。

ここからは、それぞれの使い方を例文付きで詳しく解説していきます。

会話で一番よく使う「でも」=근데(クンデ)

『근데』は韓国語の日常会話で「でも」を表す最も自然な言葉です。

友達との会話、恋人同士の会話、家族との会話などで頻繁に使われます。
日本語でいう「でもさ」「でもね」「ところでさ」に近い雰囲気があります。

また、『근데』は「でも」だけでなく「ところで」という話題転換の意味でも使われます。
そのため、文章の流れによって意味が変わります

① 反論・意見を変える「でも」

相手の意見に対して軽く反論したり、自分の意見を付け加えるときに使えます。

A:오늘 영화 볼까?(オヌル ヨンファ ボルッカ?)
(今日、映画見る?)
B:좋아. 근데 나는 공포영화는 싫어.(チョア. クンデ ナヌン コンポヨンファヌン シロ)
(いいよ。でもホラー映画は嫌い。)

이거 맛있다. 근데 좀 비싸.(イゴ マシッタ. クンデ チョン ピッサ)
(これおいしい。でもちょっと高い。)

このように「AだけどB」の形を作るときに自然に使えます。

② 話題を変える「ところで」

『근데』は日本語の「ところで」にも近い働きをします。

・근데 오늘 뭐 할 거야?(クンデ オヌル ムォ ハルコヤ?)
(ところで今日何するの?)
・근데 너 요즘 바빠?(クンデ ノ ヨジュム パッパ?)
(ところで最近忙しい?)

この使い方は日本語の「でも」とは少し違いますが、韓国語では非常に自然です。

日本語話者は『でも=but』だと考えがちなので、話題転換に使えることを覚えておくといいです。

③ 『근데』は丁寧な場面では避けた方がいい

『근데』はカジュアル寄りの言葉なので、目上の人や先生、上司、ビジネス場面では不適切に聞こえることがあります。

その場合は、後ほど紹介する『하지만』や『그런데』を使う方が自然です。

少し丁寧で万能な「でも」=그런데(クロンデ)

『그런데』は「でも」「ところで」の両方の意味を持つ便利な接続表現です。

『근데』よりもフォーマル寄りで、文章でも会話でも使えます

『근데』と『그런데』は意味としてはかなり近いですが、ニュアンスが少し違います。

① 「でも」「しかし」の意味で使う例

・가고 싶어요. 그런데 시간이 없어요.(カゴシポヨ. クロンデ シガニ オプソヨ)
(行きたいです。でも時間がありません。)
・이 음식은 맛있어요. 그런데 좀 매워요.(イ ウンシグン マシッソヨ. クロンデ チョン メウォヨ)
(この料理は美味しいです。でも少し辛いです。)

丁寧語なので、会話でも自然に使えます。

② 「ところで」のニュアンスで使う例

・그런데 오늘 몇 시에 만날까요?(クロンデ オヌル ミョッシエ マンナルカヨ?)
(ところで今日は何時に会いますか?)
・그런데 그 소식 들었어요?(クロンデ ク ソシク トゥロッソヨ?)
(ところで、その話聞きました?)

話題転換をしたいときに便利な表現です。日本語で「ところでさ」と言う感覚にかなり近いです。

③ 근데との違いを意識すると韓国語が自然になる

会話の中では『근데』と『그런데』はどちらも使われますが、韓国人は場面によって自然に使い分けています。

例えば、友達と話している時は『근데』、初対面や丁寧に話す時は『그런데』が多くなります。

迷ったときは「敬語なら『그런데』、タメ口なら『근데』」と覚えると分かりやすいです。

文章やフォーマルな場面の「しかし」=하지만/그렇지만(ハジマン/クロッチマン)

日本語の「しかし」「だけど」に近い、少し硬めの表現が『하지만』です。

会話でも使えますが、日常会話では『근데』より真面目で堅い響きがあります。
文章やスピーチ、作文、ニュースなどではよく使われます。

① 하지만(しかし、けれども)の使い方

・그는 열심히 공부했다. 하지만 시험에 떨어졌다.(クヌン ヨルシミ コンブヘッタ. ハジマン シホメ ットロジョッタ)
(彼は一生懸命勉強した。しかし試験に落ちた。)
・이 제품은 디자인이 좋다. 하지만 가격이 비싸다.(イ ジェプムン ディジャイニ チョッタ. ハジマン カギョギ ピッサダ)
(この商品はデザインが良い。しかし値段が高い。)

硬い表現で、論理的な対比を作る印象があります。

② 그렇지만(それでも、しかし)の使い方

『그렇지만』は『하지만』よりもさらに「それでも」という気持ちが強くなる表現です。
会話でも文章でも使えますが、少し強調したいときに使われます。

・힘들어. 그렇지만 포기하지 않을 거야.(ヒムドゥロ. クロッチマン ポギハジ アヌル コヤ)
(つらい。でも諦めない。)
・비가 온다. 그렇지만 기분은 왠지 좋다.(ピガ オンダ. クロッチマン キブヌン ウェンジ チョッタ)
(雨が降ってる。でも気分はなぜかいい。)

③ 하지만は会話では少し堅い印象になることも

日常会話で『하지만』を多用すると、教科書のような堅苦しい印象になります。

もちろん間違いではありませんが、自然さを出したいなら『근데』を使い、丁寧に話すのであれば『그런데』を使う方が良いと思います。

「それでも」「なのに」に近い表現=그래도(クレド)

日本語で「でも」に近いけれど、意味が少し違う重要表現が『그래도』です。

これは「それでも」「それなのに」「それでもなお」という譲歩のニュアンスがあります。

単なる逆接ではなく、「状況は悪いが、結論はこう」という気持ちが含まれます。

① 그래도の例文

・비싸. 그래도 사고 싶어.(ピッサ. クレド サゴシッポ)
(高い。でも買いたい。)
・힘들었어. 그래도 재미있었어.(ヒムドゥロッソ. クレド チェミイッソッソ)
(大変だった。でも楽しかった。)

このように、相手の状況やマイナス要素を認めつつも「それでも」という前向きな結論を伝えるときに使います。

② 근데との違い

『근데』は単なる「でも」ですが、『그래도』は「それでも(譲歩)」という意味が強いです。例えば、

・비싸. 근데 사고 싶어.(ピッサ. クンデ サゴシッポ)
(高い。でも買いたい。)

・비싸. 그래도 사고 싶어.(ピッサ. クレド サゴシッポ)
(高い。それでも買いたい。)

後者の方が「高いのは分かってるけど、それでも欲しい」という気持ちがより強く伝わります。

「一方で」「反対に」に近い表現=반면에(パンミョネ)

日本語では『でも』のような流れで使われることもありますが、意味が違う重要表現が『반면에』です。

日本語でいう「一方で」「対照的に」「反対に」「それに対して」に近く、対比をはっきり示すときに使われます。

つまり、前に出した内容と後の内容を比べて「Aはこうだ。一方でBはこうだ」というように、2つの状況や特徴を対照的に説明したいときに使う表現です。

単なる逆接ではなく、比較して違いを強調するニュアンスが含まれるのがポイントです。

会話でも使えますが、日常会話よりも、説明するときや文章の中で使うと自然で、特にニュースやレポート、紹介文などでもよく登場します。

① 반면에の例文

・오빠는 매운 음식을 좋아한다. 반면에 나는 매운 걸 못 먹는다.(オッパヌン メウン ウンシグル チョアハンダ. パンミョネ ナヌン メウン ゴル モッモンヌンダ)
(お兄ちゃんは辛い食べ物が好きだ。一方で私は辛いものが食べられない。)
・서울은 사람이 많다. 반면에 시골은 조용하다.(ソウルン サラミ マンタ. パンミョネ シゴルン チョヨンハダ)
(ソウルは人が多い。一方で田舎は静かだ。)

このように、『반면에』は「AとBの違い」を分かりやすく説明したいときに使います。

特に「性格」「特徴」「メリット・デメリット」などを比較するときに便利な表現です。

② 근데との違い

『근데』は日常会話でよく使う「でも」で、軽い逆接や話題転換にも使える万能表現です。

一方、『반면에』は「対比」「比較」をはっきり作る表現なので、使う場面が少し違います。

例えば、同じ内容でもニュアンスや文末が変わります。

・오빠는 매운 음식을 좋아해. 근데 나는 못 먹어.(オッパヌン メウン ウムシグル チョアヘ. クンデ ナヌン モッモゴ)
(お兄ちゃんは辛い食べ物が好き。でも私は食べられない。)

・오빠는 매운 음식을 좋아한다. 반면에 나는 못 먹는다.(オッパヌン メウン ウンシグル チョアハンダ. パンミョネ ナヌン モッモンヌンダ)
(兄は辛い食べ物が好きである。一方で私は食べられない。)

『근데』を使うと会話っぽく自然ですが、単に「でも」とつなげている印象になります。

一方で『반면에』を使うと、「兄はこうで、私はこう」という比較・対照がより明確になり、説明が整理された印象になります。

このように、『반면에』は単なる「でも」ではなく、「AとBを比べて違いを強調したい」ときに使うのがコツです。

文章の説得力を上げたいときや、分かりやすく説明したいときにとても役立つ表現なので、ぜひ覚えておきましょう。

【まとめ】韓国語で「でも」は何と言う?だけど・しかしとの使い分け&例文まとめ

韓国語で「でも」と言いたいとき、最もよく使われるのは『근데』です。

ただし、丁寧な場面では『그런데』、フォーマルな文章や説明では『하지만』、譲歩や「それでも」を強調したい時は『그래도』が自然です。

最初は全部覚えるのが大変に感じるかもしれませんが、よく使う順番で覚えると簡単です。

まずは『근데』『그런데』『하지만』『그래도』『반면에』の5つを使いこなせるようになると、韓国語の日常会話がかなりスムーズになります。

ぜひ例文を声に出して練習しながら、実際の会話で使ってみてください。

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