ノムノムってどう言う意味?歌詞にも度々登場するノムを解説!

みなさんは너무という韓国語をご存知でしょうか?
韓国ドラマや歌詞にもたびたび登場し、日常会話でも頻繁に使われる単語です。
韓国語にも言葉を強調するときに使う、副詞がたくさん存在します。
副詞とは活用することがなく、主に動詞や形容詞などを修飾する言葉のことです。
つまり文章を強調する役割を持っています。
日本語では「大きい」「大きな」「大きく」というように「大き」の後につく文字が変わることがわかると思います。
韓国語は日本語と違い、活用形を作るときに文字の形が変わってしまうことが特徴です。
例えば「大きい」は크다【クダ】、「大きな」は큰【クン】、「大きいです」は커요【コヨ】というように、ㅋ以降が変わることもあり、ここが韓国語学習者にとって難しいところでもあります。
活用しない品詞は、名詞や感嘆詞などたくさんありますが、今回紹介する너무も活用がない副詞になるので、一度覚えるとさまざまな場面で簡単に使うことができる単語です。
前置きが長くなりましたが、ここからは너무について詳しく解説していきます。
너무の意味

引用元:https://unsplash.com/
너무は「ひどく、とても、すごく」という強調を表す副詞です。
もともと너무は否定的な表現で使われていました。
ですが今ではネガティブな意味でもポジティブな意味でも使われています。
たとえば「とても不快だ」と言う時も「とても幸せ」と言う時にも使うことができます。
このように動詞や形容詞の前において、強調するニュアンスを加えることができます。
また너무너무と2回繰り返してさらに強調した文章を作ることもできます。
너무너무 행복해【ノムノム ヘンボッケ】と言うと「とっても幸せ」と訳すことができます。
너무の使い方

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너무を使う際には、強調したい文章の頭につけることが一般的です。
例えば「かわいい」の前に「とても」をつけると強調された言い方になりますよね!
「とてもかわいい」というのは、日本語では日常会話では使われないような違和感がありますが、韓国語では頻繁に使う表現で「めっちゃかわいい!」のようなニュアンスとほぼ同じです。
너무は話し言葉では多く使われますが、正式な書き言葉ではあまり使われません。
SNSやブログ、カジュアルな文章などでは用いられることが多い너무ですが、論文やビジネス書などの公式な文書には他の単語が使われることが多いです。
他の単語は、目次にある너무と似ている単語で紹介しているので参考にしてみてくださいね。
またメッセージでやり取りする際などに、너무を省略して넘と打つ場合がありますが、これは打ち間違いではなく、わざと省略して打っているのでみなさんも友達とのチャットで取り入れてみてください。
너무が使われた歌詞を紹介!

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너무が使われている歌詞は、たくさんありますがその中でも人気のある曲を紹介したいと思います。
まずは너무といえば1番に思いつく曲ではないでしょうか。
タイトルにもなっているIOIの너무너무너무からの歌詞を一部抜粋して紹介します。
날 너무 너무 너무 너무 너무 너무 너무 너무 너무 너무 너무 너무 너무 너무 너무 너무 좋아하면 그때 말해줘
作詞:박진영 作曲:박진영 編曲:박진영
冒頭の날は나를【ナルル】「わたしを」を縮めた言い方で発音は【ナル】となります。
「わたしを、とてもとても好きならその時に教えて」という歌詞になりますね!
この曲では何度も너무が使われているので、1回聴いただけでも覚えられちゃいますね。
続いてTwiceのデビュー曲OOH-AHH하게の冒頭の歌詞でも使われています。
내가 너무 예쁘죠 나 때문에 다 힘들죠
作詞:블랙아이도필송 Sam Lewis 作曲:블랙아이도필송 Sam Lewis 編曲:라도
「わたしがとても綺麗でしょ、わたしのせいでみんな大変でしょ」という歌詞です。
죠がつくと「〜でしょ?」という口調になります。
最後に少女時代の大ヒット曲Geeの歌詞にも使われています。
너무 반짝반짝 눈이 부셔 no no no no no너무 깜짝깜짝 놀란 나는 oh oh oh oh oh
作詞:E-TRIBE 作曲:E-TRIBE 編曲:E-TRIBE
こちらも一度聞いただけで耳に残る中毒性のある代表曲ですよね。
너무 반짝반짝 눈이 부셔は「とてもキラキラしていて、まぶしい」と訳すことができます。
반짝반짝とは星や宝石のように「キラキラ」しているものを表現するときに使う単語です。
そして너무 깜짝깜짝 놀란 나는は「とても驚いたわたしは」となります。
깜짝とは驚いたときに使う表現で日本語にすると「びくっと」という表現が近いかなと思います。
깜짝 놀랐다で「びっくりした」と訳すことが多いので、このまとまりで覚えるといいかなと思います!
二回繰り返す必要はあまりないですが、このポップなメロディに合わせて作成したのだと思います。
너무と似ている単語を紹介!

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韓国語には「すごく、とても」というように文章を強調する単語が数多く存在します。
진짜【チンチャ】
「本当に」という意味ですが、日本語のように言葉を強調するときに使われています。
例えば「とてもおいしい」は너무 맛있어!【ノム マシッソ】 진짜 맛있어【チンチャ マシッソ】どちらを使ってもほぼ同じニュアンスに聞こえますね。
진짜も너무と同じく話し言葉になります。
많이【マニ】
많이は많다【マンタ】からきていて意味は「多い」です。
例えば、많이 사랑해 주셔서 감사합니다【マニ サランヘジュショソ カムサハムニダ】という表現をアイドルや俳優たちはよく使います。
「たくさん愛してくださりありがとうございます」という意味ですが、많이という言葉を너무と同じように使う時は、「量の多さ」を表しています。
例えば上記の例で出した맛있어に많이をつけて많이 맛있어とはあまり言いません。
많이を「とても」という意味で使う時は「何かがいっぱいになっている状態」を指します。
例えば많이 힘들어【マニ ヒムドゥロ】とても疲れた、많이 좋아해【マニ チョアヘ】とても好き、많이 행복해【マニ ヘンボッケ】とても幸せ、このように気持ちがいっぱいだという時に使う言葉です。
너무とくっつけて너무 많이~と使うこともできます。
아무【アジュ】매우【メウ】
아주と매우の二つの違いはあまりなく、どちらも너무の代わりに使われますが、やや丁寧な硬い表現になります。
主にスピーチやビジネスの場で使われることが多く、書き言葉でも使うことができますが、話し言葉でもあえて強調したいときに使ったりもします。
例外 너무하다【ノムハダ】
너무に하다をつけた너무하다という表現があります。
ため口では너무해【ノムへ】となりますが、これは「ひどい」というマイナスの表現です。
行き過ぎた言動や光景を目にしたときに「ひどい」という時に使われます。
まとめ

引用元:https://unsplash.com/
今回は韓国人も良く使う強調の表現、너무を解説しました。
韓国語には似ている表現が多いですが、まず一つの表現をしっかりと理解し、使えるようになることが大事です。
あせらず一つずつ学んでいってくださいね。
また韓国語にも話し言葉で多く使われる単語と、書き言葉で多く使われる単語があります。
資格習得の勉強をメインでされている方は書き言葉を、日常会話を目標としている方は話し言葉を中心に学ぶことをおすすめします。
ご自身に合った勉強方法で無理のない程度で継続していくことが韓国語習得への近道です。
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