景福宮~外せない歴史的観光スポットに行ってみよう!
景福宮~外せない歴史的観光スポットに行ってみよう!
韓国の歴史的な観光スポットといえば、景福宮(경복궁)ではないでしょうか。
景福宮は歴史ドラマだけでなく、「ヨンパリ~君に愛を届けたい~」などの、現代を舞台とするドラマでもよく登場するため、知っているという方もきっと多いと思いことでしょう。
そんな景福宮をご紹介します。
景福宮とは
景福宮は、朝鮮王朝時代に王とその家族が住み、生活していた王宮のひとつです。
日本にとっての皇居や江戸城、大阪城のようなものとイメージすると、わかりやすいかもしれません。
朝鮮王朝の開祖である李成桂が遷都をした際に、風水に基づいて選んだのが開城、すなわち今のソウルです。
つまり、景福宮は韓国で最高のパワースポットでもあるのです!
景福宮への行き方
景福宮へ行くには、地下鉄を使うと行きやすいです。
また、地図があればソウル駅から歩くことも難しくはありません。
タクシーで行くときは、地図を見せながら
「여기로 가주세요(ヨギロ カジュセヨ)」
と言えば良いです。
今回のように、目的地のハングル読みがわかっている場合は、
「경복궁으로 가주세요(キョンボックンロ カジュセヨ)」
と言えば、確実に景福宮まで連れて行ってもらえます。
景福宮の見どころ
李 舜臣像
景福宮のまず最初の見どころは、敷地外から始まっていると言ってもいいでしょう。
光化門からまっすぐ伸びる道路に、大きな像が二つあります。
まずは、李 舜臣像。
大統領官邸がある青瓦台も見ることができる光化門広場に立っています。
李舜臣は、豊臣秀吉が送った兵を退けたため、韓国国民から英雄として慕われています。
世宗大王像
李舜臣像の約200mほど王宮寄りに立っているのが、2009年にお披露目された、世宗大王像。
「根の深い木」や「世宗」など、世宗大王をモデルとしたドラマがたくさん放映されていることからもわかるように、韓国中で愛されて続けています。
世宗大王は韓国語に欠かせない訓民正音、すなわちハングルを生み出すという偉業を成し遂げた人物です。
世宗大王も、景福宮に暮らし、景福宮で政治を執り行っていました。
景福宮は、ハングル誕生の地でもあるのです。
なお、ソウル市庁付近の漢江から光化門広場にかけては、イ・ビョンホン主演の「IRIS」など、数多くのドラマや映画にもよく登場しています。
宮殿
約500年ほど続いた朝鮮王朝の歴史の中で、景福宮が王宮として使われていたのは約200年間です。
16世紀末の戦乱の際に全焼してしまい、それから300年ほど、廃墟となっていました。
1867年に再建され、今ではソウルで人気の観光スポットとして注目を集めています。
入場料は大人3000ウォン(約300円)です。
日本語のパンフレットや、無料ガイドもあるので、韓国語が分からない人も安心して観覧ができます。
韓国語と日本語のパンフレットを両方もらい、並べて読むと韓国語の勉強にも繋がりますね!
やはりなんといっても最大の見どころは、玉座のある勤政殿ではないでしょうか。
光化門から入場すると、目の前に見える建物です。
真っ赤に塗られた内壁と天井には繊細な装飾が施され、荘厳な雰囲気が漂っています。
いちばん人気のスポットのようで、建物前は人が絶えることがありません。
宮中は観光客で溢れており、韓服(チマチョゴリ)姿の人もたくさんいます。
韓服を着ていくと、入場料を無料にしてくれるそうです。
景福宮の周辺には韓服レンタルのお店が連なっており、20000ウォンほどからで韓服体験をすることができます。
日本語での対応ができるレンタル店もありますので、韓国語に自信が無くても大丈夫です。
また、毎月最終水曜日は韓国の「文化のある日」に設定されており、景福宮をはじめとした歴史的文化財の入場が無料になります。
ほかにも、映画館や美術館の割引などもあるので韓国文化を存分に楽しむことができますよ!
王宮守門将交代儀式
朝鮮王朝時代の韓国にタイムスリップしたかのような体験ができる催しも行われています。
それが、この王宮守門将交代儀式です!
朝鮮王朝時代に行われていた重要な儀式を目の前で見ることができるのです。
現在も王宮の門戸を守る兵が、定期的に交代するのですが、ただ持ち回り現場を交代するわけではありません。
隊長と思われる兵を筆頭に隊列を組み、部隊が行進して門の前に来ます。
それまで立って警護をしていた兵たちが同様に隊列を組み、隊長が次の部隊の身体検査を行い、交代したら、やはり行進して宮中に入っていきます。
光化門と興礼門の両方で、毎日行われています。
開始時間前には各門の前が混雑し、タイミングによっては5分~10分ほど、門の通行が封鎖されるので、時間を調べて早めに見やすい場所を確保するのがポイントです!
なお、この王宮守門将交代儀式は、月曜日を除いて毎日見ることができますが、雨の日と、休業日の火曜日には行われないので注意が必要です。
まとめ
ソウルに行くなら外さないようにしたい、景福宮。
もちろん韓国語に不慣れな人でも楽しめますが、特別観覧など、場合によってはガイドが韓国語のみのこともあります。
つまり、韓国語ができると、より一層楽しめちゃうのです!