韓国の卒業式文化を解説|日本との違いや定番イベントを紹介
韓国の卒業式文化を解説|日本との違いや定番イベントを紹介
日本では卒業式といえば3月が定番ですが、韓国では2月に行われるのが一般的です。
新学期のスタートが日本より1か月早い3月のため、卒業のタイミングにもズレが生まれます。
さらに韓国の卒業式には、花束を贈り合う習慣や、式のあとにジャージャー麺を食べる風習もあります。
大学の卒業式ではガウンをまとい、角帽を投げる光景も定番です。
K-POPアイドルの卒業式がニュースになるたびに、「なぜ2月なの?」と疑問に思った方もいるはずです。
「花束は何のために持っているの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
この記事では、韓国の卒業式が行われる時期や定番イベントをわかりやすく解説します。
あわせて日本との違いも整理するので、両国の文化の違いがすっきりと理解できます。
読み終える頃には、卒業式シーズンに韓国を訪れる際や、推し活をより深く楽しむためのヒントも得られるはずです。
韓国の卒業式はいつ?時期と学期制の基本

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韓国の新学期は3月スタート
韓国では、新学期が3月からスタートします。
日本の新学期は4月始まりのため、韓国は日本よりも約1か月早いスケジュールで1年が進んでいます。
この学期制の違いが、卒業式の時期にもそのまま反映されているのです。
そのため韓国の卒業式は、日本の卒業式シーズンである3月よりも早いタイミングで行われます。
卒業してすぐに新学期が始まるため、韓国の学生は短い休みを挟んで次のステージへ進みます。
卒業式は2月上旬〜中旬が一般的
韓国の卒業式は、2月上旬から中旬にかけて行われるのが一般的です。
小学校から高校まで、多くの学校がこの時期に卒業式を実施しています。
一方で近年は、卒業式のタイミングを早める学校も増えてきました。
特に小学校では、12月に卒業式を行うケースが目立つようになっています。
地域によっては、小学校の半数近くが12月卒業になっているという報告もあります。
K-POPアイドルが多く通うことで知られる芸能高校では、1月に卒業式を行う例も見られます。
地域や学校によって時期にばらつきがある点は、日本との大きな違いといえます。
大学の卒業式は2月末に実施
大学の卒業式は、小中高よりも少し遅く、2月末に行われるのが一般的です。
韓国の大学生にとって2月末は、新しい進路への区切りとなる特別な時期です。
就職活動や進学準備のスケジュールも、この2月末の卒業を基準に組まれています。
韓国の卒業式の定番イベント・文化

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時期の違いを押さえたところで、次は韓国の卒業式ならではの定番イベントを見ていきましょう。
卒業式に花束を贈るのが定番
韓国の卒業式で欠かせないアイテムといえば、花束です。
家族や友人から花束を贈られるのが定番で、両手いっぱいの花束を抱えた卒業生の姿がよく見られます。
卒業式当日には、校門前にずらりと露店の花屋が並ぶのも韓国ならではの光景です。
インターネットの検索でも「卒業」の関連語として「花束」が上位に挙がるほど、両者は強く結びついています。
最近では、SNS映えを意識した華やかなフラワーアレンジメントを選ぶ人も増えています。
韓国のアイドルが卒業式に参加する際も、大きな花束を抱えた姿がたびたび話題になります。
卒業式後にジャージャー麺を食べる習慣
卒業式が終わったあとは、家族と一緒に外食をするのが定番の過ごし方です。
中でもジャージャー麺は、卒業式の日に食べる料理の代表格として知られています。
1980年代には高価なメニューだったこともあり、特別な日に食べる料理として定着したといわれています。
BTSのJUNGKOOKさんも、卒業した日にメンバー全員でジャージャー麺を食べたと語っています。
今では手頃な価格の外食メニューになりましたが、卒業式の思い出の味として親しまれ続けています。
大学卒業式はアカデミックガウン&角帽投げが恒例
大学の卒業式では、日本のように袴やスーツを着る文化とは異なり、アカデミックガウンを着用します。
黒いガウンと角帽を身につけて記念撮影をするのが、韓国の大学生にとっての定番スタイルです。
撮影の最後には、角帽を空に向かって投げるパフォーマンスを行うのも恒例の光景です。
友人同士で息を合わせて角帽を投げる瞬間は、卒業式のハイライトともいえるでしょう。
日本の卒業式との違いを徹底比較

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花束やジャージャー麺の文化を見てきましたが、ここからは日本の卒業式との違いを比較していきます。
服装の違い|日本の袴・スーツ vs 韓国のアカデミックガウン
日本の大学の卒業式では、女子は袴、男子はスーツを着用するのが一般的です。
一方で韓国の大学では、性別に関係なく黒いアカデミックガウンを着用します。
服装のスタイルからも、両国の卒業式に対する文化の違いがうかがえます。
なお、韓国の小中学校や幼稚園でも、ガウンと角帽を着用して式に臨む学校が珍しくありません。
卒業写真文化の違い|証明写真スタイルからコスプレ卒業写真まで
卒業写真の撮り方にも、日本と韓国では違いが見られます。
韓国では以前、証明写真のような清楚なスタイルで撮影するのが一般的でした。
しかし近年は、卒業写真に対する考え方が大きく変わってきています。
きっかけとなったのが、ソウル郊外にある議政府高校の卒業写真です。
生徒たちが芸能人やキャラクターに扮したコスプレ姿で撮影する様子がSNSで話題となりました。
この文化は現在、全国の中高生にも広がり、制服姿ではないユニークな卒業写真を撮る学校が増えています。
毎年卒業シーズンになると、話題の卒業写真をインターネットで待ち望む人がいるほどの人気ぶりです。
かつて存在した「小麦粉かけ」文化と、2010年の事件を機に禁止された経緯
実は、韓国にはかつて、卒業式のあとに小麦粉をかけ合う独特の風習がありました。
これには「黒い詰襟の制服を真っ白に染めることで、抑圧された学生時代からの脱皮や解放を意味する」という一種の通過儀礼的な意味合いがあったとされています。
体についた粉を落とさないようにと、マヨネーズや卵をかける生徒もいたといいます。
しかし、2010年、京畿道高陽市で行われた卒業式後の集まりが大きな問題になりました。
一部の生徒が過度な行為を強要され、その様子がネット上に広まり社会問題化したのです。
この事件をきっかけに、教育当局は小麦粉や卵を投げる行為、制服を破く行為を禁止する方針を打ち出しました。
現在では、こうした行き過ぎた風習は学校現場からほぼ姿を消しています。
日本でも成人式の羽目を外した行動が問題になることがありますが、度を超えた行為には注意が必要です。
卒業式シーズンに知っておきたい韓国語&豆知識

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最後に、卒業式シーズンをより楽しむための韓国語フレーズと豆知識を紹介します。
卒業式・卒業おめでとうを表す韓国語フレーズ
卒業式は韓国語で「졸업식(チョロプシク)」といいます。
「卒業おめでとうございます」は「졸업 축하합니다(チョロプ チュッカハムニダ)」と伝えましょう。
親しい相手には「졸업 축하해요(チョロプ チュッカヘヨ)」という少しやわらかい表現も使えます。
入学式を意味する「입학식(イパクシク)」もあわせて覚えておくと便利です。
これらのフレーズは、卒業式の動画やSNS投稿を見る際にも役立ちます。
卒業式シーズンに韓国を訪れる際の注意点
卒業式シーズンに韓国を訪れる際は、学校周辺が混み合う点に注意しましょう。
2月上旬から中旬にかけては、校門前に花屋の露店が並び、いつも以上に賑わいを見せます。
記念撮影をする卒業生や家族連れで周辺の道が混雑することもあるので、時間に余裕を持った行動がおすすめです。
街中で花束を持った学生を見かけたら、それは卒業シーズンならではの風景だと思ってみてください。
K-POPアイドルの卒業式が話題になる理由
K-POPアイドルの卒業式がニュースになりやすいのには、理由があります。
韓国には、芸能活動と学業を両立できる芸能高校が存在するからです。
ソウル公演芸術高等学校や韓林演芸芸術高等学校などが代表的で、多くのアイドルがここを卒業しています。
卒業シーズンになると、こうした学校の卒業式の様子がSNSやニュースで大きな話題になります。
推しの卒業式エピソードを知っておくと、ニュースを見る楽しみもぐっと広がるはずです。
【まとめ】韓国の卒業式文化を解説|日本との違いや定番イベントを紹介

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ここまで、韓国の卒業式の時期や定番イベント、日本との違いについて紹介してきました。
新学期が3月から始まる韓国では、卒業式も日本より一足早い2月に行われます。
花束を贈り合う習慣やジャージャー麺を食べる風習など、日本にはない文化がたくさんありましたね。
大学ではアカデミックガウンでの角帽投げも、韓国ならではの定番イベントでした。
コスプレ卒業写真や、かつての小麦粉かけ文化とその後の変化からも、時代とともに変わってきた学校文化がうかがえます。
K-POPアイドルの卒業式がニュースで話題になる背景には、こうした韓国ならではの文化が関係していたのです。
卒業式シーズンに韓国を訪れる際や、推し活で卒業式の話題を目にしたときには、ぜひ今回の内容を思い出してみてください。


