芸術の秋!韓国で今おススメの展覧会&美術展をご紹介します!!
韓国で今おススメの展覧会&美術展は?
少しずつ季節が秋に近づいてきましたね。
秋と言えば、芸術の秋!
韓国では芸術の秋を存分に楽しませてくれるおススメの展覧会や美術展が続々と開かれているんです。
そこで、今回は芸術の秋におススメのソウルで開催されている展覧会&美術展をご紹介したいと思います。
芸術好きの方もそうでない方も、芸術を体感することで、いつもとは少し違った非日常を味わってみるのはいかがでしょうか。
それでは、早速見ていきましょう♪
Geeky Land:이상한 나라의 괴짜들展 2023
直訳すると『不思議の国の変わり者展』が、コロナ渦を経て5年ぶりに帰ってきました!
展覧会名だけでも興味をそそりますが、更にパワーアップもしたというから、これは見逃せません。
展示期間 | 2023.04.08~2023.10.08(毎週月曜は休館) |
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場所 | K現代美術館 (水仁盆唐線狎鴎亭ロデオ駅5番出口) |
展示時間 | 10:00~19:00(入場締切 18:00) |
今回の展覧会では絵画・イラスト・グラフィティ・設置美術などで自分だけの「怪しさ」を表現している多彩な韓国国内作家80人余りの作品約1,050点が一堂に会しています。
まさに、韓国内の現代美術館では最大規模の展示と言えるほど!
この展覧会で言う「変わり者」とはどういう意味かというと、普通の人々が付いて行くことができないくらいの枠組みにとらわれない思考と情熱を持った「特別な人」ということ。
以前は「変わり者=変人」という扱われ方でしたが、今の社会では他人と違うことがむしろ、大衆の中で他者と区分され得る特別なことと見なされ、そのことが大衆に重大な影響力を及ぼし熱狂される時代となりました。
今回の『不思議の国の変わり者展』は、観覧客が単純に流行を追うのではなく、現代社会の中で周囲の視線と社会の体系から抜け出して、真の「自分らしさ」を見つけられるそんな展示会となっています。
そしてそれだけではなく、一風変わったフォトゾーンも準備されているとのことで、思い出作りもしっかりできそうです!
CAT ART:고양이 미술사・세계명화 이야기
猫好きにはたまらない美術展をご紹介します。
その名も『CAT ART展』!
展示期間 | 2023.07.06~2023.10.29(毎週月曜は休館) |
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場所 | MUSEUM209 (SOFITEL AMBASSADOR SEOUL HOTELの3階、地下鉄2・8号線チャムシル駅 10番出口近く) |
展示時間 | 10:00~19:00(入場締切 18:00) |
この『CAT ART展』では誰もが一度は見たことがある名画の主人公となった猫の作品を通して、古代美術からルネサンス・バロック・印象主義を経て20世紀の近現代美術までの壮大な美術史を見せてくれます。
韓国国内では初、世界では8番目に開かれた今美術展は、猫と人間の文化交流に深い意味合いを持つこと間違いなし!
ちなみに、下の写真の名画もきっと多くの方がご存じですよね~。
『CAT ART展』のアーティストであるシュー・ヤマモト氏は日系カナダ人です。
彼の人生には欠かせない二つの必須要素があり、それが「猫と芸術」。
ぜひ、猫と共に名画の旅を楽しんでみてください♪
YOSHIDA YUNI:Alchemy
日本人アーティスト 吉田ユニ氏の海外初個展となる「YOSHIDA YUNI:Alchemy展」がソウルで開催中です。
展示期間 | 2023.05.24~2023.09.24(毎週月曜・火曜は休館) |
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場所 | 石坡亭ソウル美術館・석파정 서울미술관 (地下鉄3号線景福宮駅3番出口もしくは、地下鉄5号線光化門駅2・3番出口を出てバス乗車。ジャハムントンネル入口(자하문터널입구)下車) |
展示時間 | 10:00~18:00(入場締切 17:00) |
吉田ユニ氏というと、全世界を舞台にファッションブランド・雑誌・広告・アーティストなどのビジュアルを担当するアートディレクターで、彼女の作品を知らぬ間に目にしている人は多いハズ!
下の写真のドラマ『エルピス』のポスターも、実は彼女の作品です。
なんとこのポスター、CGを使った作品かと思いきや実際は、山積みに置かれた仕事の書類などの色を合わせながらずらして、身の回りで起こる痛みやゆがみ・破綻などを映像のバグやノイズのように見立てて作ったというから驚きですね!
CGではなく、果物・花などの日常の素材を一つ一つ手で切って貼り付けるアナログの手作業が、ユニ氏の作品の特徴。
その理由について、『人の手で作られた作品には温かさや情熱などをさらに盛り込むことができるから』と述べています。
今回の展覧会では、彼女の約15年にわたる230点余りの作品を紹介。
ユニ氏の2023年新作「Playing Cards」50点余りも初公開されています。
この作品は全世界の人々に馴染みのあるトランプカードをアーティストの見解で独特に再解釈したもので、人物・果物・花・食べ物などの素材を活用して構成された作品です。
進撃の巨人展 FINAL in SEOUL
韓国でも人気のアニメ『進撃の巨人』。
2014~2015年に日本で45万人の観客を動員した「進撃の巨人展」が「進撃の巨人展FINAL」に一層アップグレードされ、東京を皮切りに大阪・神戸・福岡・横浜の日本5都市を巡回。
そして、海外にも進出しサウジアラビア・台湾・シンガポール・香港などを経て、ついにソウルに上陸しました!
展示期間 | 2023.07.15~2023.10.15 |
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場所 | AK PLAZAホンデ 4階 NATURELABS (弘大入口駅5番出口すぐ) |
展示時間 | 月曜~金曜:11:00~21:30 土曜・日曜・祝日:10:30~21:30 *入場締切は20:00 |
8月の後半時点で4万人余りが「進撃の巨人展 FINAL in SEOUL」を見に訪れているとのことで、韓国でも『進撃の巨人』人気が高いことがうかがえます。
今回の展覧会ではエレン・ミカサ・アルミン・リヴァイなどの主要キャラクターはもちろん、巨人対人間の熾烈な戦闘シーンを描いた複製原画180点余りが展示されています。
また、会場に入る際に「壁の内側(レッドサイド)か、壁の外側(ブルーサイド)」の2つの道を選べるようになっています。
この世界に生まれた以上、二つのうち一つを選択しなければならない運命であることを心に刻みつつ、壁の内側では主人公の視点・外側では巨人の視点で観覧を進めていきます。
そして、展覧会のハイライトは、漫画の中に登場する超大型巨人を具現化した巨大造形物で、壁を破壊するために登場した高さ60メートルの巨人の頭像が登場!
漫画の中で、強烈なインパクトを与えた姿がそのまま再現されているんです。
韓国に在留している進撃の巨人ファンの方や、日本では見逃してしまったという方は、ぜひソウルで「進撃の巨人展 FINAL」を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
【まとめ】芸術の秋!韓国で今おススメの展覧会&美術展をご紹介します!!
今回は、韓国で今おススメの美術展&展覧会をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
日本と関連のある展覧会が多いのが、個人的には意外でした!
気になるものがあった方は、芸術の秋を韓国でもぜひ楽しんでみてください♪