韓国はパリパリ文化!パリパリの活用形と筆者の体験談も紹介

韓国に興味がある方や、韓国の文化について調べたことがある方は「パリパリ」という単語を聞いたことがあると思います。
日本語にすると「早く早く」という意味で、韓国人はせっかちなうえ、何事においてもスピーディーに対応してくれることがあります。
タクシーやバスの運転も荒いことで有名ですが、実際乗ってみるとジェットコースターのような運転に筆者も驚いたことがあります。
このように全てが早いことに慣れている韓国人は、日本に来たとき、日本の慎重さと丁寧さに対して、少しもどかしく感じてしまうこともあるそうです。
今回の記事では、韓国の「パリパリ文化」の意味と例をまとめました。
後半では筆者の韓国留学中の体験も紹介していきます。
韓国に行く予定のある方は、ぜひ韓国の文化を知るためにも最後までご覧ください。
パリパリ文化とは?

引用元:https://unsplash.com/
「パリパリ文化」とは、一般的に日本で言われている言葉で、韓国語にすると빨리빨리 문화【ッパルリッパルリ ムヌァ】となります。
ㄹパッチムですので、発音が【パリパリ】に聞こえることから、「パリパリ文化」と言われています。
빨리【ッパルリ】とは「早く」という意味で、日本語に訳すと、「早く早く文化」となります。
その名の通り、韓国人はせっかちな人も多く、仕事などにおいてもスピード重視のイメージがあります。
筆者も韓国に旅行や留学で行った際は、「時間が早く流れているのかな?」と錯覚するほど、作業や行動が早いと感じることがあります。
バスやタクシーなど、乗り物も比較的速度が早いことが多いです。
乗ったことがある方は、経験があるかもしれませんが、日本でのバスやタクシーに慣れていると、少し酔ってしまったり、怖くなってしまうこともあるかもしれません。
筆者も留学中、毎日バスを利用していましたが、最初の頃は慣れず、手すりにしがみついていました。
また、韓国人は行動も早く、せっかちな方も多いからか、ご飯を食べた後、すぐに次の場所に移動したり、公的な手続きも早いと聞きました。
丁寧さと慎重さを重視する日本とは、正反対の文化なので、特に日本人が韓国へ行くと、この文化が好きと言う人と、適応が難しいと言う人に分かれると思います。
例えば、韓国人はスーパーでレジをするときに、スキャンした商品を、支払い前に次々袋に入れることが珍しくありません。
そのため回転率が高く、自分の番になって日本と同じ感覚でいると、店員さんの早く早くオーラが冷たく感じることもありました。
反対に、普段から少しせっかちな性格の方は、韓国の早く早く文化に馴染めるかもしれません。
韓国留学した後、빨리빨리文化に慣れすぎて、日本での生活に少し不満を感じる方も見たことがあります。
文化の違いですから、このようなことも韓国に行く前に知っておくと、困らないですね。
빨리の使い方と例文

引用元:https://unsplash.com/
では次に、빨리という単語について詳しく見ていきます。
빨리の原型は빠르다【ッパルダ】で、「早い、速い」という意味になります。
빠르다は会話でもよく使う単語なので、さまざまな形に活用して、使ってみてください。
빠릅니다【ッパルムニダ】
早いです。(丁寧な言い方)
버스보다 지하철로 가는 게 빠릅니다.
【ボスボダ チハチョルロ カヌン ゲ ッパルムニダ】
バスよりも地下鉄で行く方が早いです。
빨라요【ッパルラヨ】
早いです。(日常的に使われる敬語)
이 식당은 요리가 나오는 속도가 너무 빨라요.
【イ シクタンウン ヨリガ ナオヌン ソクドガ ノム ッパルラヨ】
この食堂は、料理が出るスピードがとても早いです。
빨라【ッパルラ】
早い。(タメ口)
말이 너무 빨라.
【マリ ノム ッパルラ】
言葉がとても早い。(早口だ)
빨랐습니다【ッパルラッスムニダ】
早かったです。(丁寧な言い方)
생각보다 빨랐습니다.
【センガッボダ ッパルラッスムニダ】
思ったよりも、早かったです。
빨랐어요【ッパルラッソヨ】
早かったです。(日常的に使われる敬語)
제가 제일 빨랐어요.
【チェガ チェイル ッパルラッソヨ】
わたしが1番、早かったです。
빨랐어【ッパルラッソ】
早かった。(タメ口)
내가 너보다 빨랐어.
【ネガ ノボダ ッパルラッソ】
僕が君より、早かった。
빠를 거예요【ッパルル コイェヨ】
早いです。(未来系)
제가 하면 더 빠를 거예요.
【チェガ ハミョン ト ッパルル コイェヨ】
わたしがやれば、もっと早いです。(早いと思います)
빠르고【ッパルゴ】
早くて
지하철은 빠르고 시간도 정확해요.
【チハチョルン ッパルゴ シガンド チョンファッケヨ】
地下鉄は早くて、時間も確実です。
韓国留学中の体験談!とにかく早い韓国のあれこれ

引用元:https://unsplash.com/
筆者は韓国留学で9ヶ月ほど、韓国に滞在したことがあります。
「パリパリ文化」と呼ばれる文化は、知っていたのですが、それでもびっくりしてしまったこともありました。
バスの運転
冒頭でも少し綴りましたが、韓国のバスの運転は本当に速いです!
速いよりも少し運転が荒い部分があり、初めて乗ったときは本当にびっくりしました。
日本では安全運転で、乗客が座ってから走り出すことが当たり前ですよね。
韓国ではバス停に停車して、乗客が乗り込んだらすぐに発車しますので、立っている方は吊り革にしっかり捕まらないと、立っているのは難しいほどです。
バスの乗り方も独特で、バスの番号によって目的地が違うので、多くの人がバス停で待っています。
全員がその都度来たバスに乗るとは限らないので、乗りたいバスが来た場合、乗るために少し工夫が必要です。
そのバスの運転手の方とアイコンタクトをするか、乗る意思を見せないと止まってくれないことがあります。
バスが停まってくれる前提ではなく、自ら足を踏み出さないと、そのままバスが通り過ぎていってしまう、ということもありました。
また、降りるときも、目的地が近くなると座席を立ち、交通カードをかざして、ドアの前で待機していることが多いです。
日本では「停止してから立ち上がってください」というアナウンスもありますが、韓国ではそのような概念がないようです。
映画館
韓国留学中に映画館に行ったことがありますが、そこでも文化の違いを感じました。
映画館のエンドロールが始まり出すと、とたんにほとんどの人が立ち上がり、帰っていきました。
日本でも人によるかとは思いますが、最後まで終わって会場を後にする方が多い気がします。
映画館に限らず、飲食店でもご飯を食べ終わるとすぐに店を出る方が多いです。
このような部分でも、パリパリ文化を感じました。
問題解決も早い
この点は個人的にも助かることが多かったです。
日頃の行動だけではなく、韓国は仕事も迅速に対応してくださることが多いです。
例えば、韓国留学前に語学堂にメールで質問した際にも、ほとんどの場合1時間以内に返信が返ってきました。
日本では、慎重、丁寧、かつ正確に対応することが求められるので、企業や機関に連絡をしたときに、このようなスピードで返ってくることは稀ですよね。
また、外国人登録証を発行する際に訪れた機関でも、多くの外国人で混雑していたにも関わらず、スピーディーな対応をしていただいた結果、スムーズに終わりました。
このようなことがあり、韓国では仕事でもスピードが求められるのだなと感じました。
まとめ

引用元:https://unsplash.com/
いかがでしたか?
今回の記事では、韓国の「パリパリ文化」について、筆者の経験談も交えながら紹介してきました。
また빨리のさまざまな形を覚えると、会話でも使えるのでどんどん使ってみてください!
K Village 韓国語にご相談ください!
K Village 韓国語は15,000人が通う日本最大の韓国語教室。講師は全員日本語もバッチリ。
受付には韓国留学経験もある
日本人スタッフもいて安心。
まずは無料体験レッスンで
韓国語を楽しんでみませんか?
全国25校 + オンラインレッスンでおまちしております!