韓国語で「いただきます」って?日常で使える挨拶フレーズを紹介

日本では食事の前に「いただきます」食事が終わった後には「ごちそうさまでした」を言うのが習慣です。
ふと韓国語にも「いただきます」のような挨拶フレーズはあるのかと思った方も多いと思います。
食事を「いただく」というのは日本で昔から当たり前に教えられてきたことですが、国が違うと食事文化も違うことがあります。
例えば日本では出された食事は残さず食べるように教えられてきましたが、中国や韓国の場合食事は少し残すのがマナーだとも言われています。
知らない日本の方が見ると少しびっくりしてしまうくらい文化が違うので、やはりお互いの文化を知ることは大切だと感じます。
特に食事は生きていくために必要なものなので、韓国に行ったら韓国の食事文化を身につけたいですよね。
「いただきます」という挨拶を直訳して使えるフレーズはないものの、韓国にも食事の前や後に挨拶をする習慣はあります。
他にも韓国語で日常的に使える挨拶フレーズを紹介します。
「いただきます」に近い表現

引用元:https://unsplash.com/
韓国では日本のような固定のフレーズはないものの、食事の前に軽く声をかける習慣があります。
잘 먹겠습니다.【チャル モッケッスムニダ】
直訳すると「よく食べます」という意味になります。
この時に使われる「よく」は量をたくさん食べるという意味ではなく、「美味しく」食べるというニュアンスが近いです。
食事を作ってくれた人に感謝をしたり、一緒に食べる人への感謝の意味を込めて挨拶をします。
日本のように手を合わせて言う習慣はあまりなく、人によっては食べ始めてから言う方もいます。
フォーマルで丁寧な表現なので、親に使ったり会社や年上の人との食事でも使われることがあります。
ただ日本よりも頻繁に使うわけではなく、人によっては言わなかったりすることもあります。
잘 먹을게.【チャル モグルケ】
意味は先ほどと同じですが、タメ口の表現です。
主に友達におごられたときや、友達が料理を作ってくれたときなどに使える表現です。
タメ口ですが、家族にはあまり使われません。
고마워, 잘 먹을게.
【コマウォ チャル モグルケ】
ありがとう、いただくね。
「ごちそうさまでした」に近い表現

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韓国では食後に「ごちそうさまでした」と同じ意味で以下のフレーズを使います。
잘 먹었습니다.【チャル モゴッスムニダ】
直訳すると「よく食べました」という表現になります。
このときの「よく」も先ほどと同じように「おいしく」というニュアンスが込められています。
食事を作ってくれた人や奢ってくれた人に対し感謝をあらわすフレーズです。
丁寧な表現なので、会食や先輩との会話でもよく使われます。
またひとりごとのように言うこともできます。
잘 먹었다.【チャル モゴッタ】
意味は先ほどと同じですがタメ口の表現です。
奢ってくれた友達に感謝をあらわす際や、「おなかいっぱい」という時にも使うことができます。
진짜 잘 먹었어.
【チンッチャ チャル モゴッソ】
めっちゃ食べた。(お腹いっぱいのニュアンス)
食事の場でよく使うフレーズ

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続けて食事の場でよく使われる韓国語フレーズを紹介します。
年上の方との食事の際は、取り分けてあげたり料理をふるまうことも多いです。
そんなときに使えるフレーズです。
많이 드세요.【マニ トゥセヨ】
直訳すると「召し上がってください」となります。
主に年上の方に料理をふるまう際に使われる表現です。
드세요【トゥセヨ】は丁寧な表現ですが、これをタメ口にすると먹어【モゴ】となります。
友達や年下に料理をふるまう場合や、「たくさん食べよう」と言いたいときには많이 먹어【マニ モゴ】ということもあります。
また韓国で飲食店に行った場合も店員さんから많이 드세요【マニ トゥセヨ】や많이 먹어요【マニ モゴヨ】と言われる場合があります。
これは来てくれてありがとうという感謝も込められているので、言われた際には笑顔で네!!【ネ】と返しましょう。
もう1つ自分が料理をふるまう際に使えるフレーズがあります。
맛있게 드세요.【マシッケ トゥセヨ】というフレーズを聞いたことがありませんか?
飲食店などでも店員さんがよくお客さんに使う表現です。
直訳すると「おいしく召し上がってください」となります。
日本語で考えると「ごゆっくりどうぞ」というニュアンスが近いですね。
友達同士での会話でも使われ、料理を作る側が食べてくれる側に 맛있게 먹어【マシッケ モゴ】というフレーズを使うことが多いです。
日常生活で使える韓国語の挨拶フレーズ

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韓国語には食事以外にも日常的に使える挨拶表現がたくさんあります。
代表的なものを紹介します。
안녕하세요?【アンニョンハセヨ】
韓国語を勉強する際、初めに覚える挨拶言葉だと思います。
日常的にも頻繁に使われており、主に目上の方に合った際に使ったり、会社で使われたりする代表的な挨拶です。
おはようございますや、こんにちは、こんばんは、などと区別する必要がなく、人に会った時に使える便利なフレーズです。
文末に?がつくのは直訳すると「ご無事ですか?」に近いニュアンスになり、疑問文だからです。
ですが、語尾をそこまで上げる必要はなく、「こんにちは~」と同じようなトーンで使うことができます。
正式な文章でのあいさつでは文末に?をつける必要があります。
안녕하세요の丁寧なフレーズも存在し、もう少し丁寧に言いたいときは안녕하십니까?【アンニョンハシムニッカ】という表現を使うことができます。
使い分けが難しい場合は안녕하세요を使いましょう。
안녕하십니까はスピーチやニュースなど公の場でのあいさつフレーズです。
会議などでも使われることがありますが、一般的な挨拶は안녕하세요でOKです。
좋은 아침이네요.【チョウン アチミネヨ】
直訳すると「いい朝ですね」となります。
朝に使えるフレーズで「気持ちのいい朝ですね」というポジティブな挨拶言葉です。
出勤する際などにも使われます。
友達同士使う時は좋은 아침【チョウン アチム】というとフレッシュな印象を与えます。
そして一般的な別れ際の挨拶「さようなら」は韓国語で2種類存在します。
自分が去る側か、残る側かによってフレーズを変える必要があります。
もしくは同時に立ち去る場合もありますよね。
順番に見ていきます。
안녕히 가세요【アンニョンヒ ガセヨ】
自分がその場に残り、その場を去る人に向かって「さようなら」という挨拶をする際に使われるフレーズです。
가세요は「行ってください」という意味なので去る人に向かって「無事に帰ってください」という意味で使われます。
안녕히 계세요【アンニョンヒ ゲセヨ】
自分がその場を去る場合、その場に残っている人に対して「さようなら」という挨拶をする際に使われるフレーズです。
계세요は「いらっしゃってください」という意味なので残る人に向かって「無事でいらしてください」という意味で使われます。
감사합니다.【カムサハムニダ】
韓国語の感謝の言葉で最初に習う表現だと思います。
一般的に感謝を伝える場面でよく使われています。
고마워【コマウォ】
タメ口になるので、友達に感謝を伝える際に使われる表現です。
まとめ

引用元:https://unsplash.com/
いかがでしたか?
今回の記事では韓国語で「いただきます」というフレーズと、日常的に使える挨拶フレーズを合わせて紹介してきました。
日本に住んでいるとこのような挨拶を韓国語で使える場面は少ないですが、韓国に行ってからスムーズに使えるよう練習してみてくださいね。
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