今、日本で大人気!!韓国のお酒4種類を改めて知ろう!
今、日本で大人気!韓国のお酒4種類を改めて知ろう!
今や、韓国のお酒は日本でも大人気!
韓国ドラマで美味しそうにお酒を飲み交わすシーンで、「これぞ韓国!」と連想する人も多いはず。
今回の記事では、韓国ビール、焼酎 ソジュそしてマッコリの韓国を代表するお酒4種類を特集します。
大定番の 酒4種を改めて知っていきましょう!
韓国のお酒文化
韓国ドラマでも、会社帰りに大人数で飲み会をしたり、歓送迎会など会食をしたりするシーンをよく見ますよね。
また、結婚前に父親が娘婿と飲み交わして本音を語り合い、親密になっていくシーンも定番です。
ドラマの世界だけではなく、現実の韓国社会を語るにもお酒の文化は欠かせないものです。
焼肉屋やチキン屋さんなどでお酒がよく飲まれるのはもちろん、ドラマでもよく登場する屋台(ポチャ)やコンビニの前のプラスチックベンチなどでも楽しまれます。
「酒と健康についての国際現況報告書2018」によると、韓国人1人あたりの年間アルコール消費量は日本の8L、アメリカの9.8Lを抑え、 0.2Lと最も多いそうです。
だからこそ、交通事故による死亡が飲酒に起因しているパーセンテージが、日本の32.7%と比較しても高い 8.5%で社会問題とされています。
ソジュといえば、大人気歌手 IUを起用した広告が印象的!
韓国焼酎、ソジュといえば、大人気歌手 IUを起用した広告が印象的でしたよね。
日本の韓国料理屋でもよく壁に貼ってありました。
しかし、2020年から酒類のパッケージに芸能人の写真を使用しない、CMなど広告に芸能人がお酒を飲むシーンを使用しない、など規制が厳しくなりました。
これも「お酒を飲むこと」を美化した表現をすることの若者への影響を懸念してのことだそう。
このように韓国では現在、お酒についての事故や健康被害を減らすための取り組みが行われています。
そんなお酒が親しまれる韓国を代表するお酒4種類をご紹介します!
すでに見たことがある、飲んだことがあるものも多いかも。
種類が多くて、韓国のコンビニでどれを買おうか迷ったことがある人もいるかもしれません。
この記事を読んで、次に韓国のお酒を買う時に参考にしてみてくださいね!
韓国国内で最も消費されるお酒! 멕주 メクチュ
韓国のお酒というと、ソジュやマッコリのイメージがあるかもしれません。
しかし、そんな韓国で最も消費されているお酒は 「멕주(メクチュ)」です!
メクチュとは、韓国語で 「ビール」の意味です。
食堂や居酒屋さんでは必ず置いてある定番のお酒である他、缶ビールの種類も豊富でコンビニやスーパーで旅行者も気軽に購入することができます。
韓国でビールと一緒によく食べられるものの代表に チキンがあります。
韓国のチキンは衣がサクサク、大きくてとても美味しいですよね。
今は日本でもよく知られてきて韓国チキン専門店がどんどん増えています。
日本でハイボールによく合う食べ物として唐揚げがあり、頭文字をとって「ハイカラ」と呼ばれているように、韓国でチキンとメクチュの組み合わせは「 치맥 チメク」と呼ばれています。
韓国ソウルでは、漢江沿いでチメクをデリバリーして楽しむのが定番の遊び方です。
さて、メクチュを飲んだことがある人は、「日本のよりも薄いなあ。」と思ったかもしれません。
韓国のビールといえば、苦味が少なく炭酸を強く感じる喉ごしの良さが大きな特徴です!
ビールの苦味が苦手な人にとっては飲みやすいのがメクチュです。
苦味の強い味よりも、チキンやピザなど味の濃いものを食べながらスッキリ飲むことができる方が韓国では好まれていることから、このような味になったと言われています。
後で出てくる、ソジュと混ぜて飲まれることも多いメクチュ。
2種類を混ぜてより美味しく飲むためにこのようなライトな味が特徴となっているとも言われています。
CASS (OBビール)
韓国老舗メーカーであるOBビールの代表的ビールブランドが「CASS」。
韓国のビール市場で約40%のシェアを持つ、大定番のビールで、旅行中に一度は見かけたことがあるはずです。
1994年に発売が開始された爽やかな喉越しが特徴のビールです。
韓国でメクチュを頼む時に迷ったらまずCASSを頼んでみましょう!
韓国ビールの味を味わうことができますよ!
TERRA (hite)
OBビールと2強とされているのがhiteです。
中でも「TERRA」は2019年に発売されるやいなや大ヒットし、CASSと並んで韓国ビールの2強とされ親しまれています。
度数は、CASSとほぼ同じ4.6%ですが大きな特徴は素材へのこだわり。
オーストラリアの100%清浄麦芽と発酵過程で出た炭酸を使用しているそうです。
Kloud (Lotteチルソン飲料)
韓国を代表するロッテグループ系列の会社、ロッテチルソン飲料が2015年に発売を開始したのが「Kloud」ビール。
ロッテグループ初のビール市場参入が話題になりました。
「韓国のビールは味が薄い」とされるイメージを覆す、苦味のある味わいが最大の特徴です。
韓国ドラマでもお馴染み! 소주 ソジュ
韓国ドラマにもよく登場する緑色の瓶。
これが 「소주(ソジュ)」です。
ソジュは日本語で「 焼酎」のことで、昔から親しまれる伝統的な蒸留酒です。
お手頃な価格で購入することができる庶民派のお酒で、幅広い世代で親しまれています。
韓国で、「お酒をどのくらい飲むことができるか?」と相手に質問する時にしばしば
「ソジュ何本飲めるの?」
という表現をすることがあります。
この質問を韓国の人にされた時は、お酒にどれくらい強いかを聞かれているので、答える時の参考にしてみてくださいね!
ソジュと焼酎
さて、日本にも焼酎はありますが、ソジュとは原料が違います。
日本の焼酎の原料は米、麦、芋など1種類に特化して作られています。
一方で、韓国のソジュは米の他、サツマイモやとうもろこしなど複数の原料を混ぜ合わせて製造されます。
また、アルコール度数は日本の焼酎は20〜25度とかなり高いですが、ソジュは15度〜20度のものが多く飲みやすいです。
最近では、よりアルコール度数が低い、フルーツフレイバーのソジュも販売されておりさらに飲みやすいものが増えてきています。
焼酎市場の約8割を「チャミスル」「チョウムチョロム」「ジョウンデー」の3銘柄が占めていますが、その半分がチャミスルだそう。
日本でも韓国のソジュといえば、チャミスルを思い浮かべる人が多いかもしれません。
辛い鍋料理や鉄板料理、お刺身などどのような料理にも合い、多くの人に親しまれています。
チャミスル
1996年に発売となった伝統あるソジュ。度数は20度。
竹の活性炭でろ過し、ソジュ本来の味を引き出しスッキリとした喉越しが人気。
チョウムチョロン
ミネラルを含むアルカリイオン水を使用したまろやかな味わいが特徴。
ジョウンデイ
低度数のソジュの製造が始まった2006年に販売開始されたのがジョウンデイ。
こちらは16.9度とソジュの中では飲みやすく、まろやかな味わいが特徴です。
別名「爆弾酒」⁉︎ 소맥 ソメク
ここまで韓国で定番のお酒2種類、メクチュとソジュを紹介してきました。
韓国では、この2種類のお酒を混ぜて楽しまれることもあります。
その名も、 「ソジュ」と「メクチュ」の頭文字をとって 「소맥(ソメク)」と呼ばれており、別名「 爆弾酒」とも言います。
ソジュは度数が強すぎて飲めない、という人に特に親しまれます。
このソメク文化が、韓国のビールが薄味である理由の一つと言われています。
メクチュにソジュを追加することで味を完成させているんですね!
雨の日に飲むお酒!? 막걸리 マッコリ
韓国といえば、 「막걸리(マッコリ)」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
今や日本でも金色のやかんに入ったマッコリを金色の器に注いで、複数人でワイワイ飲むことができるお店も増えてきましたよね。
日本のコンビニやスーパーでも並ぶようになり、日本で楽しむことのできるお酒の一つとなってきました。
雨が降る日は「チヂミとマッコリを食べる」
昔から雨が降る日は 「ヂミとマッコリを食べる」と言われているほど、チヂミとしばしば一緒に楽しまれます。
マッコリは、優れた栄養素を含んだお酒としても有名で古くから庶民で親しまれてきました。
蒸したお米や小麦に麹を混ぜて水とともに発酵させて作られています。
そのため、牛乳や飲むヨーグルトのように真っ白い見た目が特徴で、乳酸菌がたっぷり入っています。
腸内環境を整える作用があり、免疫細胞を活性化する効果もあるため飲みすぎない分には体に良いとされています。
若い女性を中心に人気があるマッコリ
甘くてまろやかな口当たりが特徴で、アルコール度数は6〜8%が特徴。
韓国のお酒の中でも度数が低いので飲みやすいお酒です。
最近では、フルーツフレイバーのマッコリやシャーベットマッコリを提供するお店も増えてきており、若い女性を中心に人気があります。
マッコリバーも増えてきており、夜遅くまで賑わっていますよ!
マッコリは、そのまま飲むことはもちろん、ジュースや炭酸飲料とともに割って飲むとさらに飲みやすくなります。
韓国で有名な緑色の炭酸飲料、チルソンサイダーをマッコリと割ってみてください。
カルピスソーダのような味わいになってとても美味しいですよ!美味しすぎて何杯も飲んでしまうと気がつくとアルコールが回ってしまっていた、、ということになるので要注意です!
【まとめ】今や日本で大人気‼︎韓国のお酒4種類を改めて知ろう!
韓国のお酒としてはすでに馴染み深いものばかりだったかもしれませんが、改めて特徴や成分などを知ることでチャレンジしてみたくなりますね。
今や日本にある韓国料理屋さんに限らず、コンビニやスーパーでも気軽に手に入るようになった韓国のお酒。
梅雨の時期がまだ続くので自宅で飲み比べてみるのはいかがでしょうか?
お酒はくれぐれも20歳になってから!
飲み過ぎには注意してくださいね!
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