韓国で資格レッスンを受けてみよう!ハンドメイド教室の授業風景をレポート!
韓国で資格レッスンを受けてみよう!ハンドメイド教室の授業風景をレポート!
韓国に住んでいる日本人の間では、2年ほど前から앙금플러워(アングムフラワー)という、アンコで作るお花のレッスンが流行っています。
この앙금플러워(アングムフラワー)を、설기(ソルギ)という米粉から作った蒸しパンのようなものの上にのせて作る餅ケーキは、小麦粉のケーキよりも健康でヘルシー、かつ見た目が豪華なことからも、プレゼントに最適だと評判です。
実は、私が韓国に住みはじめて、はじめて自力で取得した資格も、この餅ケーキの資格でした。
最近では、韓国旅行のついでに餅ケーキをはじめとしたハンドメイド系レッスンを受ける日本人が増えています。
しかし、韓国旅行に慣れていない方にとっては、韓国現地での習い事は敷居が高く、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、韓国で受けられる流行りのハンドメイド系レッスンの紹介と、私の資格取得までの道のりについて、詳しくレポートします。
【韓国で資格レッスン】私も作りたい!フラワーケーキ資格認定までの道のり
私が結婚して韓国のソウルに移住したのは、2015年9月のことです。
当時はもちろん知り合いもおらず、ソウルの家でひとり、主人の帰りを待つだけの日々。
このままではいけないと重い腰をあげて向かったのが、地域にある文化センターです。
韓国では、地域ごとに文化センターという施設があり、その地域に居住する人が安く習い事をすることができるんです。
私の住んでいた地域の文化センターには、たまたま餅ケーキの資格取得コースがあったため、始めるてみることにしました。
餅ケーキの先生はもちろん韓国人。とても不安でしたが、手取り足取り優しく教えてくれて楽しく授業をすることができました。
資格認定コースでは、10種類以上の花の作り方を習得しますが、はじめに習ったのがバラの花でした。
花は白餡に色素を混ぜ、それを生クリームのように絞って形を整えます。
生クリームと違って、餡子は絞るのに思った以上の力が必要で、絞るたびに手が震えてしまい、レッスン翌日は腕の筋肉痛で苦しんだのを覚えています。
しかしこの資格認定コース、花の絞り方さえ習得すれば、それで終わりではありません。
私が資格を取得した「スター法人韓国文化センター連合会」で資格を取得するにあたっては、試験を受ける必要があったのです。
試験の内容は、餅ケーキの作品提出、レポート提出、そして面接でした。
餅ケーキの作品は先生のフォローを受けながら作るので、さほど問題はありませんでしたが、私が最も苦戦したのはレポート作成です。
レポートは、お花の絞り方などをすべて韓国語で記載しなければならず、わからない単語は辞書を見ながら作成しました。
試験当日は、他の地域の文化センターからの受験者も含め、30人近くが会場に集結!
受験者と試験官が見守るなか、自分の作品を見せながら、作品のポイントなど韓国語でプレゼンしなければならず、本当に緊張の連続でした。
面接では、「なぜ餅ケーキの資格を取ろうと思ったのか」と質問され、「韓国に来る日本人のために、日本語で餅ケーキを教えたいから」と答えたのを覚えています。
試験から1週間たち、資格認定証を受け取った時の喜びはひとしお!
資格取得は私の場合、5回ほど教室に通って費用は100万ウォンほどでしたが、協会によってかかる時間や費用はさまざまです。
餅ケーキの資格認定は少し高額ですが、現在ではソウルや京畿道にも餅ケーキのワンデーレッスンを開講している日本人講師がたくさんいます。
ワンデーレッスンは3時間ほどで終わり、費用も5万ウォン程度からなので、まずはワンデーレッスンから餅ケーキを体験してみるがおすすめです。
【韓国で資格レッスン】バラのソイワックスキャンドルを手作りする
次に、韓国で習えるレッスンとして人気なのが、ソイフラワーキャンドルです。
ソイフラワーキャンドルは、見た目の美しさはもちろんのこと、土台の原料となっているソイ(大豆)ワックスが、植物由来で体と環境に優しいことからも、最近注目を集めている習い事です。
インターネットで「韓国 フラワーキャンドル」で検索をすると、韓国にあるフラワーキャンドルの教室がたくさんヒットします。
私はその中でも、韓国で1番メジャーな協会「大韓天然デザイン協会」で資格を取得した日本人講師からレッスンを受けることにしました。
レッスンのはじめは土台づくりから。
ソイワックスを溶かし、好きなアロマオイルを加えてから、ガラスの容器にゆっくりと流し込みます。
部屋中がアロマの香りでとても幸せな気持ちに♪
土台が固まるまでの間に、お花絞りのレッスンをします。
餅ケーキの資格があるので、バラは絞り慣れていたはずなのですが、餡子とは硬さがまったく違い、なかなかうまくいきません。
土台が固まったら、上に絞った花を飾りつけ、葉っぱを絞って出来上がり♪
私はワンデーレッスンでソイフラワーキャンドルを作りましたが、現在では協会の規定でソイフラワーキャンドルのワンデーレッスンは開催してはいけないことになっているそうです。
資格認定のみになりますが、費用は協会によって値段が変わるものの日本円で約6万円ほど。
早ければ2日で資格が取得できるそうなので、韓国旅行のついでに資格取得も夢ではありません。
資格が取得できれば、日本でソイフラワーキャンドルの教室を開くこともできますよ!
【韓国で資格レッスン】デコレーションを極めたい!アイシングクッキーの作品
最後に、韓国に住む日本人の間で流行っているハンドメイド系の習い事に、アイシングクッキーがあります。
ソウルには、JSA(日本サロネーゼ協会)認定アイシングクッキー講師が数名おり、韓国に住んでいる日本人向けにレッスンを開講しています。
日本と同レベルのレッスンを韓国で受けることができ、韓国在住のレッスン生たちと話しながら作業ができるアイシングクッキーは、あっという間に時間が過ぎていきますよ。
まずは、アイシングの基本的な絞り方から説明を受けます。
アイシングは、小さなクッキーの上にデコレーションをしていくため、作業がとても細かくて大変ですが、いつの間にか集中して無言になってしまうんです。
初めての体験でしたが、最終的には写真のような細かいデザインのクッキーを作ることができ感動でした!
アイシングクッキーは、日本の方が教室数が多いと思いますが、韓国に住むレッスン生たちと一緒に、韓国について楽しくおしゃべりしながら作業をすることも、また特別な経験ですよね。
アイシングのワンデーレッスンは安ければ3万ウォンほどで受けることができます。
【まとめ】韓国で資格レッスンを受けてみよう!ハンドメイド教室の授業風景をレポート!
韓国で受けることができる日本人に人気のハンドメイド系のレッスンには、餅ケーキ、ソイフラワーキャンドル、アイシングクッキーがあります。
いずれも韓国在住の日本人講師がいるため、細かいことまで日本語で質問できるのが魅力的ですし、作業をしながら韓国生活などについて色々聞くことができるのも嬉しいポイントですよね。
また、少し韓国語に自信がある方は、私のように思い切って韓国人講師のもとでレッスンを受けてみるのもおすすめですyよ。