韓国好きなら知っておきたい! 食事中マナーと韓国料理に根付く考え方「医食同源」「五味五色」

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韓国好きなら知っておきたい!食事中マナーと韓国料理に根付く考え方「医食同源」「五味五色」

ビビンバ、純豆腐チゲ、サムギョプサル・・・

今や韓国料理は日本でも広く知られるようになり、食べることができるお店もどんどん増えてきています。韓国料理店ならではの味付けや彩り豊かなたくさんの小鉢。メイン料理を待つ間も見ているだけでワクワクします。

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「韓国料理ってそもそもなんで辛いものが多いの?」

そう疑問に思ったことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。

それには、韓国料理に根付く考え方「医食同源」や「五味五色」が関係しています。

今回は、韓国食文化の元となる考え方をご紹介します。

韓国の人と食事する時に気をつけたい、食事中のマナーも併せてご紹介します。伝統文化を知って正しいマナーで韓国料理を楽しみましょう!

韓国料理に根付く考え方「医食同源」「五味五色」とは

それでは韓国料理に根付く考え方「医食同源」「五味五色」について解説していきますね!

1. 医食同源


韓国で食堂に行くと、注文したメインメニューの他にもたくさんのおかずや副菜が運んで来られて、「私こんなに頼んだっけ!?」と思った経験がありませんか?

韓国料理は、毎日の食事で病気を防ぐ「医食同源」の考え方がベースとなっています。それは日頃から体調に合わせた食材を食べ、体内環境を整えるということを意味します。

この考え方を元に、韓国では食事のバランスが重視されています。そのため、主食のご飯と、メイン料理の他、キムチやナムルなどたくさんの副菜も置かれ、鮮やかなテーブルとなります。

元々「医食同源」は中国から伝わった思想。韓国にも「韓国薬膳」がありますが、中国から伝わった薬膳料理が韓国の生活スタイルに合うように作られたものです。

代表的な薬膳はキムチ。食材を煮込んだり、発酵させたりするのが主な調理方法で、植物の根や葉、木の実などがしばしば使用されます。

韓国料理に体に良いとされる発酵食品や疲労回復に効果があるニンニクを使用することが多いのは、このような考え方が理由の一つです。

韓国料理店のオモニのお肌にハリがあってすべすべで驚いたことはありませんか?聞いてみると、特別な化粧品などを使用していない人も少なくありません。

普段の食事で当たり前のように体に気遣っていることが一つの要因かもしれませんね。

2. 五味五色


韓国料理に古くから根付く考え方としてもう一つ重要なのは「五味五食」

この思想も中国の五行思想が元となっています。五行思想とは、季節や惑星など自然界のものに人の体や行いなどあらゆるものを当てはめて考えるというもの。

五味五色の「五味」

「五味」は、「辛・甘・酸・鹹(しょっぱい)・苦」の5つの味を指し、

五味五色の「五色」

「五色」は、「青・赤・黄・白・黒」を指します。

韓国では、この5色の食材を使い、5種類の味付けをした料理がバランスの取れた健康的な食事だとされてきました。

「五色」の食材の基本は、

青:緑の野菜、赤:唐辛子、黄:卵黄、白:卵白、黒:海苔です。

これらを基本に調理してたくさんの品目を食堂では提供し、家庭では常備薬としても保存され、家に来客があった際に振る舞われました。

五味五色のわかりやすい料理が ビビンバ です。

この写真を見てみましょう。

青:ほうれん草のナムル、赤:コチュジャン・にんじんのナムル、黄:卵黄、白:豆もやしの茎の部分、黒:海苔

とちょうど5色になっていますよね。お店ではもちろん、常備薬やキムチをかき混ぜながら食べる手軽な健康的料理として親しまれています。

韓国料理にはなぜ辛いものが多いか?


日本で韓国家庭料理を提供するお店のオモニにこんな話を聞いたことがあります。

「日本の人は匂いを気にして平日にニンニクを食べることを避けるし、辛いのが苦手な人も多いから、現地の味をそのまま提供すると受け入れられにくい。」

確かに韓国料理にはニンニクが入っており、辛くて赤い食べ物が多いですよね。それこそが韓国料理が美味しい所以でもあります。

では、なぜニンニク入りで辛い料理が多いのでしょうか。

これには色々な説がありますが、韓国の気候が理由の一つだと言われています。


冬に韓国へ行ったことがある人は厳しい寒さを経験したことがあるのではないでしょうか。韓国は日本と異なり、大陸にあります。そのため、ロシアやモンゴルから直接寒気が流れ込み、ソウル近郊ではマイナス10度、20度など厳しい寒さの日も多いです。

だからこそ、体が温まる作用のあるニンニクや唐辛子を使った辛さのある食事が多いと言われています。

末端冷え性の解消などにも効果があるとされ、日々の食事で治療する考え方の「医食同源」とも繋がります。

唐辛子に関しては、歴史を辿ると生肉を保存するために唐辛子を使用していたと言われています。このようなことからも、韓国と唐辛子は歴史的に見ても長く繋がっていることが分かりますね。

知っておきたい!韓国での食事中マナー 8つ

さて、ここまで韓国料理に根付く考え方を紹介してきました。

健康が意識され、美しい彩りと深い味わいでお客さんや家族をもてなすという古くからの心遣いが今も大切にされていることが分かりますよね。

一緒に食べる人を気遣う心や目上の人を敬うことは、韓国の食文化と深く関係しています。

では次に、韓国の人と食事をする時に気をつけたい正しいマナーを8つご紹介します。

1. 器は持たない


このマナーについては、ご存知の人も多いかもしれません。

韓国では、器を持ち上げて食事するのは失礼とされています。そもそも、韓国では金属製の食器類や熱々のトゥッペギが使われている料理が多く、器自体が熱くなるものが多いですよね。

これは、そもそも持ち上げることが想定されていないからです。

日本では器を持ち上げることが多く、なんでもお箸で食べますよね。しかし、韓国ではスプーンをメインとご飯に使用し、おかず類にお箸を使用します。これも器を持ち上げなくても食べやすくするためでもあります。

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2. 年長者から食べ始める

韓国では目上の人を敬う文化があります。そのため、会社の会食であれば年上の上司が、家族で揃ってご飯を食べる時はその家で最も年上の人が一番最初に食べ始めるのを確認してから、他の人も食べ始めるようにします。

韓国ドラマを見ていてもこのような食事シーンを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

3. 立て膝かあぐらで座る

日本では立て膝で食べることは行儀が悪いとされていますが、韓国では座敷で食べる場合、男性はあぐらで座り、女性は立て膝で座ります。

女性が立て膝で座るとされているのは、昔、女性が食事の用意などをすることが多かったことの名残で、食事中もすぐに立ち上がりやすいようにするためと言われています。

その他にも韓服が美しく見えるためという理由もあるそうです。

4. メイン料理や温かい食べ物は右側に置く


メイン料理やチゲなど汁物は食べやすいよう右側に置きます。

通常、キムチなどの小鉢類は左側に置くのですが、水キムチについては「汁物」とみなされ右側へ置きます。

5. スプーンやお箸は食器の上に置かない

食べている途中で思わずしてしまいそうですよね。お箸置きが一緒にあることが多いので、食器の上ではなく、お箸やスプーンから手を離すときはそこに戻しましょう。

6. お酒を目上の人と飲む時に横を向く

こちらは、梨泰院クラスでパク・セロイが父親にお酒の飲み方を教わるシーンでも登場しました。

目上の人とお酒を飲む時は、正面を向いたまま飲むのは失礼とされています。横を向いて口元を手で隠しながらお酒を飲むようにしましょう。

7. お酒を注ぎ足すのは飲み終わってから

日本では、お酒を飲み干してしまう前に注ぎ足すのが良いとされていますよね。

韓国では、飲み干す前に注ぎ足すのはNG、必ず相手の人が飲み終わってから注ぐようにしましょう。

8. お酒を注ぐ時は右腕に左手を添える

目上の人にお酒を注ぐ時はお酒を右手に持ち、左手を添えて注ぎます。

お酒を注ぐ際もそうなのですが、韓国では相手に何かを手渡す時右手に左手を添えることが多いです。

例えば、コンビニでお弁当を買い、クレジットカードで支払った場合、カードをこちらに返す際などにもカードを持った右手に左手を添え、お客さんに敬意を表しています。

ここまで韓国での食事シーンでの代表的なマナー8つをご紹介しました。
韓国で食事をする時や韓国の人と食事を共にする際には気をつけましょう。

【まとめ】韓国好きなら知っておきたい!食事中マナーと韓国料理に根付く考え方「医食同源」「五味五色」

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今回の記事では、韓国料理にある根本的な考え方と食べる時のマナーをご紹介しました。

韓国料理特有の味付けにも食事シーンのマナーにも文化的背景や理由があり、相手を気遣う気持ちや目上の人を敬う文化が見えます。

韓国旅行はもちろん留学やワーキングホリデーなどで長く滞在する予定のある人は、韓国の人と一緒に食事するシーンもあると思います。

韓国の食文化を知ってさらに美味しく、楽しく食事したいですね。

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KASIODA(カシオダ)は、韓国の流行りをキャッチする韓国情報メディア。ソウルやプサンなど人気のエリアから話題のカフェやコスメ、観光スポットまで。韓国在住ライター含め韓国情報を更新中!

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