これぞ韓国映画! 一度は観るべきサスペンス・ミステリー映画7選
これぞ韓国映画! 一度は観るべきサスペンス・ミステリー映画7選
韓国映画といえば純愛ラブストーリーを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、 韓国映画の真骨頂といえばサスペンス・ミステリー。
背筋の凍るような恐怖やスリル、先の読めない展開にドキドキすること間違いなしの作品が、韓国映画にはたくさんあります。
そこで今回は、 筆者おすすめのサスペンス・ミステリー作品を厳選しました!
アジョシ(2010年公開)
心に傷を負った孤独な男が隣に住む少女を救うため、マフィアと戦うアクション映画。
タイトルのアジョシは、おじさんという意味です。
ウォンビンがとにかくかっこいいに尽きる作品ですが、ストーリー展開も面白く、最後まで目が離せなくなる作品。
この作品で、少女を演じたキム・セロンは名子役として一躍有名になりました。
臓器密売、麻薬取引といった闇社会のテーマを扱っていることもあり、思わず目をそらしてしまうような描写もありますが、最後は観て良かったと思えるはず。
筆者の大好きな韓国映画のひとつです。
トガニ 幼き瞳の告発(2011年公開)
「トガニ」では、聴覚障害者学校に通う子供たちに行われていた性的暴行、そして街ぐるみで隠蔽されていた許されない現実に戦う教師と生徒の姿が描かれています。
胸が苦しくなる光景ばかりですが、もっと怖いのは、この作品が実際にあった事件が基になっているということ。
しかし、「トガニ」の反響から、障害者や子供への性的虐待を厳罰化する法律、通称「トガニ法」が生まれ、実際の事件の加害者への判決が見直されることになりました。
涙なしでは見れない作品ですが、現実に起きていた事件だからこそ、目を逸らさずに観てほしい作品です。
釜山行き(新感染ファイナルエクスプレス)(2016年公開)
トガニでも主演を務めたコン・ユの主演作。
カンヌ国際映画祭の特別招待作品に選ばれるなど、国際的にもヒットした「釜山行き」は、韓国国内でも大ヒットとなりました。
ちなみに日本では「新感染ファイナルエクスプレス」というタイトルになっています。
ゾンビによりパンデミック化したソウルから、安全地である釜山に逃げる人々の人間ドラマを描いた作品です。
ゾンビ映画はたくさんありますが、列車という限られたスペースのなかで展開する闘いが、ほかのゾンビ映画とは違う面白さを生み出しています。
次々とゾンビ化していく釜山行き列車のなかで、無事に釜山に辿り着くことができるのは誰なのか、ぜひその目で確かめてみてください。
悪魔を見た(2010年公開)
「悪魔を見た」は、婚約者を殺された捜査官が、復讐のため、殺人鬼をじわりじわりと追い詰めていく物語。
有名俳優のイ・ビョンホンとチェ・ミンシク主演で話題となったサスペンススリラー。
筆者的には、今まで観た映画のなかでいろんな意味でいちばん怖かった作品です。
タイトルのとおり、本当に悪魔を見たような気持ちになりました…。
バイオレンス&ショッキングなシーンが多い作品ですが、よくある復讐劇とはまた違う展開で、印象に残り続けるサスペンススリラーです。
チェイサー(2008年)
2004年に起きた連続殺人事件がベースとなっている「チェイサー」。
韓国では500万人を超える観客動員数を記録し、韓国のアカデミー賞である大鐘賞も主要6部門で受賞しました。
シリアルキラーから女性を救うため、必死の追跡を続ける主人公をキム・ユンソクが演じています。
イラク人質事件の影響も受けているとされる今作は、とにかく息つく暇がないハラハラの展開続き。
主役のキム・ユンソクの演技も最高ですが、シリアルキラーを演じたハ・ジョンウの演技が最高でした。
トンネル 闇に鎖された男(2016年公開)
突然崩落したトンネルに車ごと閉じ込められてしまった主人公・ジョンス。
閉ざされたトンネルという極限の状況下のサバイバル、ジョンスの救出劇を描いた作品です。
サバイバル救出劇かと思いきや、トンネル崩落事故を通して韓国が抱える社会問題についても考えさせられる内容になっています。
韓国が抱える問題を通して、命の尊さを改めて感じることができるはず。
主人公を演じたのは、さきほど紹介したチェイサーでシリアルキラーを演じたハ・ジョンウ。
とても同じ人には見えず、ハ・ジョンウの演技力を改めて感じた作品でした。
これぞ韓国映画! 一度は観るべきサスペンス・ミステリー映画7選まとめ
これぞ韓国映画!というような泥臭くハラハラドキドキする7作を紹介させていただきました。
お家で過ごすことが多くなりがちなこの時期、韓国映画を堪能してみてはいかがでしょうか?