韓国語で「涼しい」は?単語の使い分けについてもご紹介
韓国語で「涼しい」は?単語の使い分けについてもご紹介
日向を歩いていると心地よい風が吹いてくる季節になりましたね。
夏とは違う涼しい風に秋の物悲しさを感じる今日このごろです。
ところでこの「涼しい」という言葉、韓国語ではなんと言うかご存じでしょうか?
正解は……
・시원하다(シウォナダ)
・서늘하다(ソヌラダ)
・선선하다(ソンソナダ)
・쌀쌀하다(ッサrサラダ)
の4つです。
一体何が違うのか。
「涼しい」というひと言を伝えたいだけなのに。
そもそも全部覚えられる気がしない。
筆者もいまだに使い分けに悩むことがありますが、異なる言葉が使われる理由を考えてほしいのです。
そう。それぞれ微妙なニュアンスが違うということを。
この記事では韓国語で「涼しい」は何と言うのか、その使い分け方について例文とともに紹介していきます。
そしてもうひとつ。
この記事を読むにあたって重要なのは読者の皆様の感性です。
記事を読みながら窓を開けてみてください。
今通り抜けていった風は「시원한 바람(シウォナン パラm)」ですか?
それとも「쌀쌀한 바람(ッサrサラン パラm)」ですか?
韓国語で涼しいを意味する単語①:시원하다(シウォナダ)

시원하다には「すがすがしい」や「爽やかだ」という意味があります。
例えば一日中雨が降り続いた次の日、カーテンを開けると、爽やかな秋晴れが広がっていました。
そのときは以下のように感じるのではないでしょうか?
하늘이 맑아서 시원한 아침이다.(ハヌリ マrガソ シウォナン アチミダ)
意味:空が晴れて爽やかな朝だ。
爽やかで、すがすがしい空を表すのにぴったりです。
次の例です。
「運動の秋」ということで、ジョギングを始めたあなた。
目標の場所まで走り抜き、立ち止まると、額から汗が流れ落ちました。
そこに乾いた秋風が、色づいた木の葉を揺らしながら通り抜けていきます。
아휴~, 시원한 바람이야~.(アヒュー、シウォナン パラミヤー)
意味:ふぅー、気持ちいい風ー。
「爽やかで気持ちいい風」であることを表すには「시원하다」を使います。
また、目標を達成して「すがすがしい」「気が晴れる」「胸がすっとする」気分であることを表すのにも「시원하다」は使えます。
さらにこんな使い方もあります。
この時期になるとお芋や栗を使った甘いお菓子を食べる機会が増えますよね。
ですがたくさん食べていると、だんだん口の中が疲れてきます。
そこでアイスコーヒーや玉露などの冷たい飲み物を飲むことにしました。
飲み物を飲んだ感想として
아~ 시원해~.(アー シウォネー)
意味:あーさっぱりしたー。
と言えます。
시원하다は「涼しい」を表す言葉の中でも爽やかさやすっきりした心地を表す単語なのです。
韓国語で涼しいを意味する単語②:서늘하다(ソヌラダ)

서늘하다はひんやりしているという意味があります。
2025年に歌手のIUさんがリリースした「Bye, Summer」に「서늘한 바람이 불어(ソヌラン パラミ プロ)」という歌詞があるのです。
眩しい太陽と燃えるような青空。
鮮やかすぎるほど鮮やかな夏の日、ふいにひんやりとした風が頬を撫でていく……。
まだ蝉の鳴き声もするし、日差しも強い。
それでも夏との別れを感じる寂しい風。
このひんやりとした風と感情は、前述した「시원하다」では表せないものがありますね。
ちなみに「서늘바람」という熟語には初秋の涼風という意味があります。
それでは例文を見ていきましょう。
仕事を終え、暗くなった道をのんびりと歩いているあなた。
群青色の空には満月が浮かび、夜道を照らしていました。
そんな月を見上げ、ひとり言をこぼします。
서늘하게 보이네.(ソヌラゲ ポイネ)
意味:冷たく見える
白い月光が冷え冷えと夜道に降り注ぐ光景を表すには「서늘하다」が合います。
もうひとつ例文を見てみましょう。
日が沈んでから、飼い犬の散歩をしていたあなた。
そこで、よく散歩コースで会うご近所さんに「お宅も今から?」と話しかけられました。
「はい」と答えつつ、こう言います。
요즘 조석으로는 서늘해서 산책하기 좋다니까요.(ヨジュm チョソグロヌn ソヌレソ サnチェッカギ チョッタニッカヨ)
意味:最近朝夕は涼しくて散歩するのに良いですから。
もちろん「시원해서」を使ってもおかしくはありませんが、「肌寒さを感じる涼しさ」なのか「爽やかさを感じる涼しさなのか」で話が変わってきます。
これは個人の感覚によるものなので、正解はありません。
自分がどう思うかで使い分けていきましょう。
서늘하다の語感を覚えるにあたり参考にしていただきたいのが、以下の例文です
무서워서 등골이 좀 서늘했어요.(ムソウォソ ドゥンゴリ チョm ソヌレッソヨ)
意味:怖くて背筋がヒヤッとしました
気温以外にも、驚きや恐怖で「ゾッとする」「ヒヤッとする」という意味で使えるのです。
「涼しい」の中でも肌がひんやりとするような感覚は「서늘하다」です。
韓国語で涼しいを意味する単語③:선선하다(ソンソナダ)

선선하다はほどよく涼しい、爽やかという意味があります。
시원하다と似ていますよね。
ですが선선하다は季節の変わり目の過ごしやすくなる時期に使う表現なのです。
分かりやすく例文で見ていきましょう。
가을이 다가와서 선선한 바람을 느껴요.(カウリ タガワソ ソンソナン パラムr ヌッキョヨ)
意味:秋が近づいてきて、涼しい風を感じます
上記のように夏から秋へと変わる時期の心地よい天気を表します。
ですが、
초봄은 아직 바람이 선선하다.(チョッポムン アジク パラミ ソンソナダ)
意味:早春はまだ風がひんやりする。
というふうには使えません。
夏から冬にかけての気温変化にしか使えない。
それが선선하다です。
もちろん선선하다の部分を시원하다に変えても問題はありませんが、시원하다には「爽やか」「さっぱりしている」というニュアンスがあります。
선선하다は単純に過ごしやすい時期の涼しさであるということを伝えるのに役立つ表現なのです。
また、インターネット上には「天気にしか使えない」とありますが、副詞として使うときは「あっさり」・「快く」という意味で活用できます。
선선히 받아들여 줬다.(ソンソニ パダドゥリョ ジョッタ)
意味:快く受け入れてくれた。
といった使い方ができます。
韓国語で涼しいを意味する単語④:쌀쌀하다(ッサrサラダ)

쌀쌀하다はひんやりしている、肌寒いという意味です。
서늘하다よりもっと肌寒いときに使用します。
例えば
늦가을 아침은 쌀쌀하니까 따뜻한 홍차가 잘 어울려요.(ヌッカウr アチムン ッサrサラニッカ ッタットゥタン ホンチャガ チャr オウrリョヨ)
意味:晩秋の朝は肌寒いから温かい紅茶がよく合います
というようにです。
秋の朝に感じるヒヤッとした風ならば서늘하다が合いますが、秋の終わりの風にはピリッとした冷たさがありますよね。
そのときに使うのが쌀쌀하다です。
・시월의 홋카이도는 서늘해요.(シウォr ホッカイドヌン ソヌレヨ)
意味:10月の北海道は涼しいです。
・시월의 홋카이도는 쌀쌀해요.(シウォr ホッカイドヌン ッサrサレヨ)
意味:10月の北海道は涼しいです。
上記はどちらも同じ「涼しい」ですが、「쌀쌀해요」の方がより寒いのだということが伝わります。
服装が変わる可能性があることを考慮すると、使い分けの重要性が浮かび上がりますよね。
また、
쌀쌀한 태도로 말했다.(ッサrサラン テドロ マレッタ)
意味:よそよそしい態度で言った
というように心がちくりとするような冷たさを表すときにも使えます。
서늘하다よりも強い冷たさを表すのが쌀쌀하다です。
【まとめ】韓国語で「涼しい」は?単語の使い分けについてもご紹介

いかがでしたでしょうか。
今回は韓国語で「涼しい」を表す単語と、使い分け方について紹介しました。
韓国語には、ひとつの事象を表す単語が複数あり、使い分け方が複雑です。
ですが自分の日常や気持ちと照らし合わせて考えていくと、なんとなく理解できる気がしませんか?
これからの季節は涼しさを感じることが多くなってくると思います。
その涼しさを表すのに適切な単語はどれなのか……。
この記事を参考にぜひ考えてみてくださいね。


