韓国料理「アグチム」とは?味や特徴、おすすめの食べ方をわかりやすく解説!
韓国料理「アグチム」とは?味や特徴、おすすめの食べ方をわかりやすく解説!
韓国料理店のメニューでアグチムを見かけて、どんな料理なのか気になったことはありませんか?
アグチムは、アンコウに豆もやしやミナリなどを合わせた蒸し煮で、辛い味つけが特徴の韓国料理です。
韓国語では一般的に「아귀찜」(アグィチム)と表記されています。
辛みのあるタレが具材に絡み、アンコウの弾力ある食感と野菜のシャキシャキ感を楽しめる一品です。
特に、韓国南部の馬山(マサン)地方の郷土料理として知られています。
日本のアンコウ料理といえば、鍋料理を思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし、アグチムは汁気が少なく、具材にタレを絡めて食べるスタイルが一般的です。
この記事では、アグチムの意味や由来、味や食感などについてご紹介します。
さらに、具材をおいしく味わう方法や、韓国旅行で注文するときのポイントも解説しますね。
韓国ならではのアンコウ料理を食べてみたい人は、ぜひ参考にしてみてください!
アグチムとは?韓国で親しまれる伝統料理

アグチムは、韓国で一般的に親しまれている伝統料理のひとつです。
人気があり、専門店が多く展開されています。
観光地や都心部などで、見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
ただ、日本でもアンコウ料理を食べたことがない人や、アンコウに抵抗がある人も少なくありません。
アグチムという言葉だけでは、料理のイメージも分かりにくいですし、苦手意識も払拭できないですよね。
まずは、言葉の意味や、発祥とされる地域にも触れつつ、アグチムがどのような料理なのか紐解いていきましょう。
アグチムはどんな料理?主な具材や特徴を紹介
アグチムは、アンコウとセリ、豆もやし、長ネギなどの野菜を、粉唐辛子や醤油、ニンニク、ショウガなどを使った辛みのあるタレで蒸し煮にした料理です。
見た目も全体的に赤みがあり、辛い味つけのタレが具材にしっかり絡められているのが分かります。
アンコウ単体で味わうのではなく、野菜と一緒に調理する韓国料理ですね。
アンコウは部位によって弾力があり、豆もやしのシャキシャキとした食感との相性が抜群です!
ミナリは、独特の香りと風味が料理のアクセントになり、さらに食欲をそそります。
日本のアンコウ鍋とは見た目も食べ方も異なるため、初めて食べる人は新鮮に感じるかもしれません。
アグチムの意味は?「アグ」と「チム」に分けて解説
アグチムは韓国語で「아귀찜」(アグィチム)と表記されています。
「아귀」(アグィ)とは、アンコウのことです。
一方、「찜」(チム)は、肉や魚、野菜などを調味料とともに蒸したり、煮たりして作る料理のことを意味します。
つまり、「아귀찜」(アグィチム)は言葉の意味から考えると「アンコウの蒸し煮」のようなイメージの料理ですね。
韓国では「아귀찜」(アグィチム)のほか、「아구찜」(アグチム)と表記されることもあります。
特に、アンコウ料理で知られる韓国南部地方では「아구」(アグ)という呼び方が定着していますね。
韓国旅行中にアグチムのお店を探すときは、「아귀찜」(アグィチム)と「아구찜」(アグチム)の両方を知っておくとよいでしょう。
韓国語の表記を覚えておけば、現地のメニューを探すときにも役立ちますね。
アグチムはどこで生まれた?発祥や地域との関係
アグチムは、韓国南部の馬山(マサン)地方を代表する郷土料理のひとつです。
インターネットで「馬山(マサン)」と検索すると、アグチムの画像や記事がたくさん表示されるほど、人気の韓国料理であることがわかります。
1960年代初めに、客人に提供されたアンコウ料理が評判となり、アグチムを提供する店が増えていったとされています。
現在では韓国各地で親しまれる料理となり、専門店などで味わうことができます。
60年以上前から、韓国内で愛されている料理なんですね。
アグチムに使用するアンコウは、干したもの、もしくは生のもので、店舗によって異なります。
たとえば馬山のアグチムには、干したアンコウを使うのが伝統的な料理法です。
一方、現在は生のアンコウを使ったアグチムを提供する店もあります。
現在も、午東洞一帯には「アグチム通り」があり、専門店が集まる地域として知られています。
韓国旅行で本場のアグチムを楽しみたい場合は、発祥地とされる馬山(マサン)を訪れてみるのもよいでしょう。
日本のアンコウ料理とアグチムは何が違う?
日本でも、アンコウは鍋料理などで親しまれています。
そのため、「アグチムもアンコウ鍋のような料理なのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、アグチムと日本のアンコウ鍋では、調理法や味つけが大きく異なります。
アンコウ鍋は、だしのきいたスープとともに、野菜などを煮込む料理です。
一方、アグチムは辛い味つけが特徴で、汁気をとばしながら具材にタレを絡めて仕上げます。
さらに、豆もやしやミナリなどの野菜をたっぷり使うことも、アグチムならではの特徴です。
「ミナリ」とは日本語で「せり」のことですが、日本では鍋にもやしやせりを入れることは、そう多くはありません。
だからこそ、アグチムの具材や味つけは日本人にとって新鮮に感じられますね。
アグチムはどんな味?辛さ・食感の特徴を解説

アグチムを食べてみようと思っても、「どんな味なのか」と気になるのではないでしょうか。
料理によっては赤い色合いが目立つため、見た目からも辛さを感じるかもしれません。
しかし、この辛さがクセになり、一口、もう一口と食欲をかき立てるポイントなんですね。
焼酎にも合う味わいなので、おかずとしても酒の肴としても楽しめる韓国料理です。
なお、辛さや味つけは店舗によって異なります。
辛い料理が苦手な人は、注文前に辛さについて店員に聞いてみるとよいでしょう。
どれくらい辛い?アグチムの味つけと風味
アグチムには唐辛子粉が使用されており、辛そうな見た目が印象的な一品です。
まさに「韓国料理」といった料理ですね。
伝統的な作り方では、唐辛子粉にテンジャンやにんにくなどを合わせて辛めに味つけします。
食欲をそそる濃いめの味つけなので、ごはんが進みそうですね。
しかし、ただ辛く味つけした料理ではありません。
アンコウのうまみや野菜の風味が合わさって、噛めば噛むほど味わい深いのも魅力です。
辛さの程度は店ごとに異なります。
辛いものが苦手であれば、注文前に辛さの調整ができるかなどを確認しておくと安心ですね。
アグチムの食感は?ぷるぷる食感を楽しむ
アグチムの魅力のひとつが、アンコウと野菜の食感の違いを堪能できることです。
アンコウは、部位によって弾力があり、ぷるぷる、コリコリといった歯ごたえが感じられます。
ぷるぷるとしたアンコウの身に、豆もやしのシャキシャキ感が合わさるのを想像してみてください。
ミナリの独特な歯ざわりと香りもあいまって、味の変化や食感の違いも楽しむことができます。
アグチムに使われるアンコウは、干したものと生のものがあり、地域や店舗によって異なります。
馬山(マサン)地方では、干したアンコウを水で戻してアグチムを作るのが伝統的な料理法です。
干したアンコウは、水分が抜けることで味わいが凝縮されるので、噛むほどにうま味が感じられるでしょう。
スルメをイメージすると分かりやすいでしょうか。
一方、生のアンコウは新鮮でやわらかく、ぷるっとした歯ごたえが魅力です。
店によっては、アンコウの肝も提供されていることがあります。
アグチムのおいしい食べ方は?初めての人にもおすすめの楽しみ方

初めて食べるアグチム、せっかくならさまざまな食べ方で堪能したくはありませんか?
アンコウそのものを楽しむのもいいでしょう。
また、酒の肴やごはんのおかずとしてもおいしく味わえます。
残ったアグチムのタレをおいしく活用する方法もありますよ!
ここでは、アグチムを初めて食べる人にも試してほしい楽しみ方をご紹介します。
具材を一緒に味わう
アグチムが運ばれてきたら、まずはアンコウと豆もやし、ミナリなどを合わせて食べてみましょう。
アンコウのぷるっとした食感に、豆もやしのシャキシャキ感がたまりません。
この食感がクセになる人も多いのではないでしょうか。
ミナリの香りもアクセントになり、具材を別々に食べるときとは違った味わいを楽しめます。
わさび醤油をつけて食べる方法も
アグチムは、そのまま食べるだけでなく、わさび醤油につけて味わう方法もあります。
アグチム専門店などでは、わさび醤油が提供されることも珍しくありません。
辛いタレが絡んだアンコウや野菜にわさびの風味が加わると、違った味わいが口に広がります。
唐辛子ベースの辛さにわさびを足すと刺激が強くなると思われがちですが、これが絶妙に合うんです。
日本ではなかなか味わうことのできない組み合わせなので、ぜひ本場韓国で試してみてください。
ただし、わさび醤油が用意されているかどうかは店舗によって異なります。
テーブルに見当たらない場合は、店員に確認してみましょう。
白ごはんのおかずに
アグチムは韓国で、ごはんのおかずとして食卓に並ぶほど親しまれている人気の料理です。
大皿に盛って、複数人でシェアすることが多いでしょう。
シンプルですが、アグチムは濃いめに味つけされているので、白ごはんとの相性も抜群ですよ。
辛さが気になる人も、ごはんと合わせると食べやすいかもしれません。
自分に合った食べ方を試してみてくださいね。
残ったタレを使った炒め飯にも注目
アグチムを食べ終わったあとも、タレが残っているなら、まだ食事は終わりではありませんよ。
店舗によっては、残ったタレなどを使って炒め飯(볶음밥)を楽しめる場合があります。
日本の鍋料理でも、締めに雑炊を食べることがありますよね。
韓国の一部の鍋料理や鉄板料理では、残ったタレなどを使って炒め飯を作ることがあります。
アンコウのエキスや唐辛子、にんにくなどの調味料で味つけされた炒め飯は、想像するだけでおいしそうですね。
ただし、すべての専門店で炒め飯を提供しているとは限りません。
気になる専門店があれば、前もってアグチムの食べ方や締めについて調べておくといいでしょう。
焼酎と一緒に楽しむ
アグチムは、ごはんのおかずだけでなく、お酒と合わせて楽しむ料理としても知られています。
韓国といえば焼酎ですね。
アグチムを焼酎の肴として楽しむ人も少なくありません。
辛みのあるアグチムと韓国焼酎を組み合わせれば、韓国らしい食事の雰囲気を楽しめるでしょう。
ただし、旅行中は無理にお酒を合わせる必要はありません。
お酒を飲まない人は、ごはんや野菜と一緒に楽しむだけでも十分ですよ。
韓国旅行でアグチムを食べるには?注文方法と知っておきたいポイント

韓国旅行でアグチムを食べるなら、料理の特徴だけでなく、注文方法も確認しておくと安心です。
アグチムは専門店や海鮮料理店などで食べることができます。
大皿料理として提供されるのが一般的です。
一方で、注文できる人数や料理のサイズは店舗によって異なります。
「小・中・大」のようにサイズで注文する店もあるため、人数に合った量か確認しておく必要があります。
簡単な韓国語表現も紹介しますので、ぜひ参考にして現地で店員に質問してみてくださいね。
アグチムはどんなお店で食べられる?専門店の特徴
アグチムは、専門店や海鮮料理を扱う韓国料理店などで提供されています。
特に本場の味を楽しみたい場合は、アグチム専門店を探してみるのもよいでしょう。
馬山(マサン)の午東洞には、アグチム専門店が集まる「アグチム通り」があります。
本場のアグチムを味わいたい方は、訪れてみてはいかがでしょうか。
馬山(マサン)の専門店では、干したアンコウを使った「건아구찜」(コンアグチム)や、生のアンコウを使った「생아구찜」(センアグチム)などが提供されています。
店によって使用するアンコウや味つけが異なるため、メニューや店頭の写真を確認してから注文するといいでしょう。
1人でも注文できる?量や人数の目安を確認しよう
アグチムは、店舗によって「小・中・大」などのサイズで提供される場合があります。
そのため、一人旅で食べたい場合は、1人前から注文できるかを事前に確認しておくと安心ですね。
「1인분(イリンブン)」と書かれていれば、1人前という意味です。
メニューに1人前の表示がない場合は、店員さんに人数を伝えて、注文できる量を確認しましょう。
また、複数人でシェアするスタイルの店もあります。
1人で食べる場合は、料理のサイズだけでなく、食べきれる量かどうかも調べてみるのがおすすめです。
注文時に使える韓国語とメニュー表記
アグチムを注文するときは、料理名の「아귀찜」(アグィチム)を覚えておくと便利です。
「아구찜」(アグチム)と書かれている場合もあるため、両方の表記を知っておくとメニューを探しやすくなります。
注文する際に役立つ表現をご紹介します。
質問したい内容を、あらかじめ韓国語でメモしておくことをおすすめします。
言葉が通じなくても、文字で伝えることができるでしょう。
아귀찜 주세요.(アグィチム ジュセヨ)
「アグチムをください。」
몇인분이에요?(ミョディンブニエヨ?)
「何人前ですか?」
맵기 조절 가능해요?(メッキ チョジョル カヌンへヨ?)
「辛さの調整はできますか?」
덜 맵게 해 주세요.(トル メッケ ヘ ジュセヨ)
「辛さ控えめにしてください。」
【まとめ】韓国料理「アグチム」とは?味や特徴、おすすめの食べ方をわかりやすく解説!

アグチムは、アンコウに豆もやしやミナリなどを合わせて、辛めに味つけした人気の韓国料理です。
アンコウの弾力ある食感と、豆もやしのシャキシャキ感を一緒に楽しめるのが魅力です。
日本のアンコウ鍋とは違い、辛いタレを具材に絡めた蒸し煮料理なので、日本とはひと味違ったアンコウ料理を楽しめるでしょう。
馬山(マサン)地方の郷土料理として知られており、現在も午東洞にはアグチムを扱う店が集まる「アグチム通り」があります。
まずは、アンコウと野菜を一緒に味わうのがおすすめです。
そのほか、わさび醤油をつけたり、ごはんと合わせたりする食べ方もあります。
焼酎にぴったりの味つけなので、お酒もついつい飲みすぎてしまいそうです。
さらには、残ったタレを使った炒め飯まで堪能できるかもしれません!
ひとつの料理で、さまざまな味わい方ができるなんて嬉しいですね。
韓国旅行で注文するときは、料理のサイズや人数を確認しておきましょう。
アグチムは、アンコウのおいしさだけでなく、韓国ならではの味つけや食べ方も楽しめる料理です。
気になる人は、次の韓国旅行でアグチムを味わってみてはいかがでしょうか。
現地を訪れた際は、専門店ごとの味や辛さの違いにも注目しながら、本場ならではのアグチムを楽しんでみてください。

