アラッソ?モルラ?韓国語で「わかりました、わかりません」のさまざまな言い方を解説

韓国語で会話をしている際、相手の言っていることか理解できているか、理解に苦しんでいるかを伝えることは非常に大事なことですよね。
特に外国語学習者あるあるなのですが、相手の言っていることが分からないけれど、質問をするタイミングを逃して分かってもいない会話を永遠と聞いてしまっている…ということがあります。
筆者も韓国留学中のころ、一対一で韓国人の友達と話すときには、一つ一つ意味の確認などを行いながら会話をしていましたが、複数人になると自分が理解できていないせいで全員の会話を止めてしまう…ということが申し訳なくて黙っていた経験もあります。
ですが相手はいちいち理解した?という確認をとってくれることは少ないです。
こちらが何も言わない状態で聞いていると、当然相手は100%理解できている前提で会話を進めていきます。
実際に韓国留学していたころ、語学堂の先生にもわかっているかわかっていないかちゃんと返事をしたり、アクションをおこしてほしいと言われました。
特に日本人の留学生は授業中に黙っていることも多く、先生からしてもしっかりと反応をして欲しかったそうです。
前置きが長くなりましがこの記事では、会話のなかで「わかります」や「わかりません」を言えることを目標にまとめていきたいと思います。
また日常生活で使える表現はもちろん、ビジネスのシーンでも使える表現も合わせて紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき習得してみてください。
タメ口で「わかった」

引用元:https://unsplash.com/
友達との会話で「わかった」とタメ口で言う場合は一般的に알았어【アラッソ】という表現を使います。
使い方は日本語と同じでOKのニュアンスを含みます。
また同じく알겠어【アルゲッソ】という言い方も「わかった」という意味で使うことができます。
違いとしては알았어の方が少ししぶしぶOKしているニュアンスが込められているのに対し、알겠어は分かろうとしているという積極的なニュアンスが含まれています。
例えば来週一緒に映画を見に行こう!というお誘いに対し、その日は違う予定があって…と相手が断ると誘った方は少し残念に思うかもしれません。
そのようなときに알겠어と言うよりも알았어と使う方が相手の残念感は伝わります。
このように알았어と알겠어は肯定的なニュアンスか、否定的なニュアンスかによって使い分けることができます。
알았어という表現は過去形になるので、もう終わったことを分かったという時に使います。
알아【アラ】という表現もよく使いますが、これは現在形の「わかる」という単語です。
現在形を使う場面は主に相手に「〇〇って知ってる?」と言われ응 알아【ウン アラ】という返事をします。
알았어は相手の言ったことにOKするのに対し、알아は相手の言っている内容を知っているというニュアンスです。
友達同士で알아という表現はよく使いますが、敬語で알아요【アラヨ】という表現はあまり使いませんし、ややぶっきらぼうな返事に聞こえてしまいますので注意が必要です。
敬語で言う場合はこの後の内容を参考にしてください。
一般的な「わかりました」

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次に日常的によく使う表現を紹介します。
一般的には알겠어요【アㇽゲッソヨ】、알겠습니다【アㇽゲッスㇺニダ】という表現を使います。
どちらも敬語の形ですが一般的に日常会話でよく使うのは요【ヨ】で終わる敬語の形です。
습니다【スㇺ必要があります。
敬語ですがややフランクな言い方になるため、例えば先生やお医者さん、ビジネスシーンで年上に使うことは控えた方がよさそうです。
年齢が年上の方に使うことを控えることはもちろん、自分より立場が上の人に対して알겠어요と返事をすると、少し柔らかすぎて失礼になってしまう表現です。
ではどういう状況に適していると思いますか?
韓国では見知らぬ人に対し、たとえ自分よりも立場が下の方や年下の方へもいきなりタメ口を使うことはあまりありませんしすこし無礼になります。
日本ではわかりやすく話すため外国人にはタメ口で話す、という動画が物議をかもしたほど、見知らぬ人にタメ口で話しかけることは韓国ではあまりないという風に覚えておきましょう。
もちろん韓国語を勉強し始めた初心者の方が敬語をうまく使えなくても、それは分かってもらえると思うのでそんなに心配しないでくださいね。
話がそれましたが알겠어요を使う場面は、自分より年下だけど初対面の相手のような場合に使うことができますが、迷ったら使わない方が無難です。
もしも迷った時は次に紹介するフレーズを使ってみてください。
알겠습니다【アㇽゲッスムニダ】
見知らぬ人に対し「わかりました」と言いたいときに一番使われるフレーズです。
これはビジネスで使える表現で、日常会話で使っても丁寧すぎて硬い表現ということはありません。
ぜひ最初はこの알겠습니다を使う練習をしてみてください。
ビジネスでの「わかりました」

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さきほどもお伝えしたようにビジネスシーンでも同じく알겠습니다を使います。
日本語に訳すと「わかりました」となり、ビジネスではなかなか使わないと思いがちですが、韓国語の알겠습니다は「かしこまりました」と訳すこともできます。
言い方によっても訳が変わるのが外国語の面白いところですよね。
네【ネ】というと「はい」となりこれだけでも丁寧な返事ですが、更に丁寧な言い方に예【イェ】といういい方があります。
예, 알겠습니다【イェ アルゲッスムニダ】というと非常に丁寧な「はい、かしこまりました」という表現になります。
タメ口で「わからない」

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反対に「わからない」と言う表現も一緒に学んでみましょう。
一般的に使う単語は모르다【モㇽダ】です。
この単語を活用して몰라【モㇽラ】、모르겠습니다【モㇽゲッスㇺニダ】、모르겠어요【モㇽゲッソヨ】の主に3つのフレーズが会話で使われます。
몰라【モㇽラ】
タメ口の「わからない」「知らない」という意味なので友達との会話で使うことができます。
何か言われたときに「知らない」という返事をする際に使います。
またよりネイティブ感を出すためには모르는데?【モルヌンデ】という表現を使うこともできます。
는데?【ヌンデ】がつく相づちはたくさんあり、모르다にこの는데がつくことによって「知らないけど、それ何?」というように気になるニュアンスを含ませることができます。
모르겠습니다【モㇽゲッスㇺニダ】 모르겠어요【モㇽゲッソヨ】
알겠습니다の反対の言葉で「わかりません」と丁寧に伝えるフレーズです。
겠という文字が入ると自分の意思を伝えるニュアンスを含みます。
この後に出てきますが몰라요という表現は少しぶっきらぼうで冷たい印象を与えてしまいます。
例えば道を聞いて「すみませんが、わかりません…」と断りたいときに몰라요【モㇽラヨ】と言ってしまうと、「わたしが知る由もない」というニュアンスが強く含まれていて歩み寄ってくれていない印象です。
一方でこのような場面で모르겠습니다【モㇽゲッスㇺニダ】や모르겠어요【モㇽゲッソヨ】を使うと同じ「わかりません」という意味ですが、「知っていたら教えてあげたい、知ろうとしたけど分からない」というニュアンスが含まれています。
自分が言われたときに不快感がない言い方は後者だと思うので、相手に「知らないです」という場合は모르겠어요【モㇽゲッソヨ】の方を使いましょう。
まとめ

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韓国語で「わかる」のさまざまな言い方と「わからない」の言い方をまとめてみました。
相手とコミュニケーションをとる際に、特に外国語の場合は1回で聞き取れないことや、言い回しの意味が理解できない場合があります。
そんなときは分かったふりをせずに、相手に聞き返すと優しく教えてくれるはずです。
筆者も留学中の目標は、相手の話を100%理解できるように話に集中し質問をするということでした。
この表現を参考にみなさんも韓国語の会話力を高めていってください。
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