韓国の中年~シニア世代の再婚事情を調査しました!
韓国の中年~シニア世代の再婚事情とは?
これまで韓国の結婚事情を多くご紹介してきましたが、今回は「再婚」にスポットを当ててみたいと思います。
そこで、今回は韓国の中年からシニア世代までの再婚事情を大調査!
若者世代の結婚とはどういう点が異なるのか、韓国ならではの事情があるのか等々、気になりますよね。
それでは、早速見ていきましょう♪
韓国の離婚事情から見てみましょう
再婚事情を見ていく前に、韓国の平均離婚年齢を見ておきましょう。
統計庁の2022年の調査結果によると、韓国の平均離婚年齢は男性が50歳、女性が47歳です。
人生100年時代ということを考えると、離婚後人生の約半分が残っているという計算になりますね。
誰かと一緒に暮らしていた後、一人になった際に感じる寂しさや孤立感は非常に大きく、社会問題になっているほど。
そうなると離婚後、人生の残り半分を再び誰かと一緒に過ごしたいと考えるのは自然なことかもしれませんね。
韓国の再婚事情とは?
2022年の統計庁の調査によると、韓国では夫婦5組のうち1組(22.6%)に再婚者が含まれていることが明らかになっています。
以前は子供に新しいお父さん・お母さんを作ってあげたいや、内助や外助を願って再婚するケースが多かったそうですが、最近はこういった理由では再婚を考えないそう。
とにかく「愛している」という理由で再婚を決心するケースが多くなっているとのことで、これは良い傾向のように思えますね!
そして年齢を見てみると、韓国の平均再婚年齢は男性が51歳、女性が46.8歳となりました。
再婚した人の内訳を詳しく見ていくと約95%が死別などではなく離婚後の再婚だそうで、男女両方が再婚のケースが57.7%で半数以上となっています。
やはりお互い再婚同士だと共感できる部分も多く、距離が縮まりやすいのでしょうか。
ちなみに「男性が再婚+女性が初婚」のケースは16.7%、「女性が再婚+男性が初婚」のケースは25.6%。
女性が再婚+男性が初婚のケースが、その逆よりも多かったのは意外でした。
イメージ的に、男性は女性が初婚であることを希望していそうに思っていましたが、必ずしもそうではないんですね。
韓国の中年~シニア世代の結婚観とは?
ここからは韓国の中年~シニア世代の結婚観を見ていきたいと思います。
統計庁が行った調査によると、事実婚を肯定的に考えている割合は40代が72.3%、50代が60.0%、60歳以上が44.6%となりました。
韓国の40代・50代は事実婚に拒否感がない人が圧倒的に多いようですね。
そして、MACROMILL EMBRAINが2022年に行った調査によると、40~50世代の約70%が結婚はしなくても「恋愛」はしたいと答えています。
ここからは韓国の中年~シニア世代の恋愛に対する認識も覗いていきたいと思います。
韓国の中年世代はマッチングアプリでの出会いに肯定的?!
MACROMILL EMBRAINの調査によると、中年世代の4割が「マッチングアプリを通じての出会いでも問題ない」と答えました。
この数年間、コロナ禍の影響もあり未婚男女の間でマッチングアプリの人気が高まりました。
マッチングアプリを通してのロマンス詐欺などの詐欺被害も議論はされていますが、以前に比べて信頼できるマッチングアプリが増えているのも事実。
ここに高齢化という社会的な背景も加わって、韓国では中高年層を対象にしたマッチングアプリが続々と登場したんです。
その内の一つが「シノㇽ(시놀)」で「シニアの遊び場」を意味しています。
シノㇽでは50~70代の人が異性の友達を探したり、趣味活動を共にする集まりに加入することが可能
会員は60代が最も多く、性別で見ると男性と女性が7対3となっています。
そして、会員が現在シングルである理由については離婚が66%、その次に死別が18%、未婚が16%と続いています。
シノㇽのキム・ミンジ代表によると『熟年離婚も増加傾向にあり、バツイチはもはや欠点ではない時代。女性会員の大半は再婚を目的に加入しており、未婚の方々もやはり婚期を逃したケースが多く、結婚に対する考えが強い』とのこと。
シノㇽでは昨年5月から本格的なアプリの運営を開始し、8ヵ月で会員数が2万人を突破したそう。
そして、なんとマッチングされたカップルは4,600組余りにも及ぶそうです!
一般のマッチングアプリとは異なって、中年~シニア世代だけが加入できるアプリということなら、確かに足を踏み入れやすそうですし、中年~シニア世代に寄り添ったアプリと言えますね。
韓国の中年世代の恋愛VS若者世代の恋愛
韓国の中年世代(40~50代)と若者世代(20~30代)の恋愛観を比較してみましょう。
「好きな人が出来ても、経済的な状況が良くなければ恋愛しない」と答えた比率は、若者世代が52.0%で、中年世代は43.8%。
この数字から中年世代の方が経済状況は関係なく、好きな人がいたら突き進む人が多いということが分かりました。
これは中年世代に「恋愛よりも自己投資にお金を使う方がマシか?」と質問した結果にも現れていて、中年世代の場合は「自己投資にお金を使う方がマシ」と答えた比率はわずか18.4%。
なんだか中年世代は愛に純粋なのかなと思わせる結果ですよね。
人生経験が多い世代だからこそ、愛の大切さを身に染みて実感していると言えるのかもしれません。
そして、続いてはデート費用についてです。
「デート費用は割り勘文化がもっと定着すべき」と答えた比率を見てみると、中年世代が59.6%で、若者世代が54.2%。
中年世代の方が割り勘を定着させたいと願っている結果となりました。
この結果に関して個人的に納得できたのは、韓国でも今の若者世代は割り勘が過去に比べて浸透してきている世代といえます。
しかし中年世代は「デート費用は男性が払うもの」という考えが定着している世代。
そのため、中年世代の男性にとっては割り勘にしたいという気持ちが切実なのかもしれませんね。
【まとめ】韓国の中年~シニア世代の再婚事情を調査しました!
今回は韓国の中年~シニア世代の再婚事情を調査しましたが、いかがでしたでしょうか?
思った以上に中年~シニア世代も恋愛に積極的でビックリ!
しかし、離婚後の長い人生を一人で暮らしていくのが寂しいという気持ちも十分理解できるので、恋愛に積極的なのは自然なことのようにも思いました。
一度は結婚していて、愛の大切さや幸福感を十分に知っているからこそ尚更とも言えそうですね。
今後も韓国の恋愛・結婚事情を探っていきたいと思っているので、お楽しみに~♪