【韓国語学堂】試験期間ってどんな感じ?留学生のリアルなスケジュール&勉強法を紹介!
【韓国語学堂】試験期間ってどんな感じ?留学生のリアルなスケジュール&勉強法を紹介!
語学堂によっては成績優秀者への奨学金制度があり、試験で上位を目指す方も沢山いると思いますし、語学堂に初めて通う方にとっては、
「韓国語で授業を聞いて、試験まで受ける」というのは、
不安が大きいものだと思います。しかし、大学の正規留学に比べると、語学堂の試験期間についての情報が少ないです。
そこで今回は、語学堂留学の経験がある筆者が、試験前のリアルな1週間の流れと、その中で実際に取り入れていた勉強法をあわせて紹介していきます。
これから語学堂に通う方の不安を解消し、試験準備のイメージづくりに役立つ内容になっていると思います♫

1.語学堂の試験科目とは?4教科のポイントを解説!
多くの語学堂では、「읽기(読み)・듣기(聞き)・쓰기(書き)・말하기(話し)」 の4科目が出題されます。
① 읽기・듣기(読み・聞き)
この2科目に関しては、普段の授業をしっかり聞き日々の復習をしておけば高得点は十分狙えると感じました。
語学堂の授業がそのまま試験につながるため、習った部分をその日のうちに整理しておけば、試験前に慌てる必要はないと思います。そのため、
●教科書に出てくる文法・単語は習ってすぐ全て暗記
●毎日の復習が高得点のかぎ!
これを意識して勉強をしましょう。
② 쓰기(書き)
쓰기は「韓国語力」+「文章作成力」の両方が求められる科目です。
自身の意見を客観的に、さらにそれを韓国語で書かなければなりませんし、加えて、スペルミスも減点対象になります。
TOPIKⅡを受験したことがある方ならイメージできると思いますが、韓国語レベルが高くても「文章の構成力」が弱いと点数が伸びにくい科目です。
TOPIKの過去問を使うのも良いですが、高得点を狙いたい方は、「語学堂の授業で習った書き方」で練習するのが最も安全で確実です。
語学堂ごとに加点項目や評価ポイントが異なるため、授業内容に沿うのが点数を取るには効果的だと思います!
また、先生は休み時間や放課後に質問の時間を作ってくださることも多いので、自分が書いた文章をチェックしてもらうのがおすすめです♫
そのため、勉強法としては
●授業で習った書き方でテーマを変えて練習
●書く練習を重ねて構成を覚え・スペルミスを減らす
を意識して行っていました♫
③ 말하기(話し)
말하기(話し)に関しては、授業内容の理解だけでは十分にカバーできない科目だと感じました。
複数の語学堂に通う友人に聞いたところ、どの学校も共通して
①事前にテーマが知らされ、準備して話す形式
②当日に初めて見るお題について意見を述べる形式
この2種類があるようです。
採点ポイントは語学堂や先生によって異なりますが、
●習った文法や単語を使えているか
●発音は正確か
●途中で止まらず自然に受け答えができるか
このあたりが特に評価されている印象でした。だからこそ、말하기の対策は
●先生との会話
●クラスメイトとの練習
●トウミ(韓国人サポーター)
●カフェや学校外での韓国語コミュニケーション
といった、日常のアウトプットがそのまま練習になります♫

2.試験1週間前から当日までのリアルなスケジュール
★試験2週間前:まだ余裕があるけど、じわじわ試験を意識し始める時期
【授業】
試験の2週間前になると、授業内でまず試験範囲の共有が始まります。
この時期はまだ、新しい文法や単語も普通に習うため、全体的に余裕があり、
学生たちも普段どおりの雰囲気で授業を受けていました。
また、先生が「ここは必ず試験に出るよ~」といったポイントを少しずつ教えてくれる時期でもあります♪
【放課後】
放課後は、授業中に配られた範囲確認プリントをもとに復習し、
覚えきれていない文法や単語をその日のうちに整理していました。
2週間前は、まだ無理して詰め込む時期ではないので、筆者は友人と語学堂近くのカフェに行って軽く復習し、そのあとはご飯を食べたりと、比較的ゆったりした毎日を過ごしていました♪
★試験1週間前:一気に「試験モード」へ突入する期間
【授業】
1週間前になると、授業中の雰囲気がガラッと変わり、全員が一気に試験モードになります。
•試験スケジュール(科目ごとの時間割)が共有される
•말하기(話し)試験の順番を決める
•授業で試験のポイントや注意点が詳しく説明される
筆者の通っていた語学堂では、말하기試験の順番はくじ引きで決めていました。
最初の番号はあまり人気がありませんでしたが、筆者は「最初のほうが採点がまだ厳しくなりすぎていない」と考えてあえて早い番号に交換してもらっていました。
そのおかげだったのかは分かりませんが、말하기の結果は毎回安定して高得点でした!
苦手だったり自信がない方は、逆に「早めの順番で挑む」のもひとつの方法だと思います♪
また、この時期は試験内容の説明が集中して行われるため、休まないほうがいい期間です。
休み時間も普段とは違い、スマホを見ていた学生たちが静かに復習していたり、
放課後の教室前には先生に質問する学生の列ができていました。
【放課後】
筆者は、友人と昼食を食べたあとカフェに行き、夕方まで一緒に試験範囲の確認や、
말하기(話し)試験の練習をするのが恒例でした♪
まだ息抜きも可能な時期だったため、勉強のあと映画を見たりと、適度にバランスを取りながら過ごしていました。
★試験3日前〜前日:学校全体にピリッとした緊張感が漂う時期
【授業】
試験が近づくにつれて、校内全体がどことなく静かになり、緊張感のある雰囲気に変わります。
語学堂は大学と違い、全クラスが同じ日に試験を受けるため、みんなの空気も引き締まっていました。
筆者の通っていた語学堂では、
●2日前までは新しい文法や単語も扱う
●前日は完全に“試験範囲の復習日”
というスタイルでした。
復習の授業は、試験範囲が頭に入っていることが前提で行われるため、
試験前日の授業までに試験範囲の学習を終えておき、授業内では理解の抜けや曖昧な部分を整える最終確認の時間として活用することが大切です!
【放課後】
筆者は試験3日前から、放課後の勉強場所をスタディーカフェに変えていました。
スタディーカフェは、勉強目的の人が多く集中しやすく24時間営業のため試験勉強に最適な場所です!
友達と深夜にスタディーカフェへ行き、朝方まで勉強する日もありました♪
また、試験日はワークブックや課題の提出もあるため、計画的に進めていなかった学生は
ここで焦ることになります。試験勉強に集中したいので、課題は早めに終わらせておくのがおすすめです!
★試験当日:いよいよ本番!
【朝】
普段は登校時間ちょうどに学校へ向かうタイプでしたが、試験当日は早めに登校するようにしていました。
遅刻予防になりますし、試験期間は学校内や学校近くのカフェが混みます。
時間に余裕を持つだけで、心の余裕もだいぶ変るので普段はゆっくり登校する方も、試験期間は早く登校するのもおすすめです♪
【試験】
試験は多くの語学堂で「2日間」に分けて行われます。
試験中はスマホの電源を切り、カバンの中にしまう必要があるので、文法や単語などの最後に確認したい要点をノートやスマホ・タブレットにまとめておくと、試験開始前や休み時間に効率よく見返せるのでおすすめです!
試験の合間に20分ほど休み時間がありますが、特にトイレが混雑するので、筆者は他の階へ行ったり、普段から利用する人が少ないトイレを見つけて行っていました♪
また、말하기(話し)試験は基本的に一人ずつ行われるため、早い番号の人はあっという間に終わりますが、後半の番号の人は待ち時間が長く、かなりそわそわした雰囲気でした。冬は待機時間に使うブランケットを持っていくのもおすすめです!
【放課後】
-試験1日目終了後-
試験は2日間に分けて行われますが、どの教科が何日目かはその時によって変わる学校が多いと思います!
1日目の試験後は、昼食を食べてすぐに勉強をしていました。
筆者の通っていた語学堂では、試験が始まると試験期間終了まで、先生に質問をすることができませんでした。
学校によって異なると思いますが、
試験期間が始まる前日までに分からないことは解決しておきましょう!
-試験2日目終了後-
全ての試験が終了したあとは、友人とショッピングへ行ったり、お酒を飲んだりと試験期間を乗り越えた自分たちを思い切り労っていました♫
試験結果は試験約3~5日後に出るので、成績優秀者への奨学金を狙っている方は結果が出るまでかなり緊張すると思いますが、語学堂によっては試験の点数だけではなく、出席日数・課題の提出率・授業態度
も総合的に評価されます。
そのため、点数にあまり自信がなくても、欠席をせず課題も提出していれば、良い結果に繋がることもあります。逆に試験の点数が高くても出席率や課題の提出率が悪いと、奨学金の対象外になる場合もあるため、普段からの授業態度が重要です!

【まとめ】【韓国語学堂】試験期間ってどんな感じ?留学生のリアルなスケジュール&勉強法を紹介!
試験期間の流れをあらかじめ知っておくだけでも、試験準備がスムーズに進むはずです。
語学堂留学に関する情報は、ほかの記事でも紹介しているので、あわせてチェックしてみてください♫

