韓国語の「パボヤ」の意味は?「ヤ」がなぜつくのか?韓国語の「パボヤ」使い方や意味もご紹介!
韓国語の「パボヤ」の意味は?「ヤ」がなぜつくのか?韓国語の「パボヤ」使い方や意味もご紹介!
韓国のドラマやK-POPの歌詞でよく聞かれる「パボヤ」という韓国語はどういう意味かご存知ですか?
実は悪口であまり使うのはおすすめしたくないこの「パボヤ」という言葉、むやみに使うと相手を怒らせたり失礼になるので注意が必要です。
正しくどんな意味なのか、どういう使い方をするものなのかを知っておきましょう。悪口ばかりではなく、本当に親しい間柄で使う愛のある「パボヤ」のフレーズを中心にご紹介したいと思います。
また、「パボヤ」は「パボ」という言葉に「ヤ」が付いている言い方なんですが、この「ヤ」とはどういう意味なのでしょうか。
韓国語にはこのように名前などに「ヤ」や「ア」を付けて相手の名前を呼ぶ言い方があります。合わせて使い方をご紹介したいと思います。
韓国語の「パボヤ」の意味は?
「イ パボヤ!」
「チョンマル ノヌン パボヤ…」
などなど。
韓国語ドラマやK-POPの歌詞でもしょっちゅう耳にするこの「ポボヤ」という単語、意味をご存知ですか?
実は悪口なので意味を正しく知って使わないと、相手を怒らせたり、非常識な奴だと思われたりとても神経を使わないといけない言葉です。
しかし、悪口は日本語でもそうですが、本当に仲の良い友達や親しい相手に愛情を込めて使うこともあります。
韓国語もそういうシチュエーションがたくさんあります。日本語よりも韓国語の方が悪口は多いと言われていますが今回は「パボヤ」を使った愛のある韓国語フレーズをご紹介したいと思います。
また、「パボヤ」の「ヤ」についても合わせて解説します。
韓国語では相手の名前に「ヤ」や「ア」を付けて呼ぶ言い方がありますが、この「パボヤ」も同じです。
どういう意味でつけているのか、またパボヤ以外の言葉にはどうつけて使うのかなどもご紹介します。
韓国語「パボヤ」の意味は「おバカさん」
まずは、「パボヤ」という韓国語の意味からご紹介します。
意味は「おバカさん」。日本語で言うと「バカ」や「アホ」のように使う悪口です。
ハングルで書くと「바보야」。「바보(パボ)」が「おバカさん」という意味で、「야(ヤ)」は名前などを呼ぶときに付ける言葉だったり、これはタメ口(パンマル)の時の語尾でも使います。
이 바보야! 이런 것도 혼자 할 수 없어?
(イ パボヤ!イロン ゴット ホンジャ ハルス オプソ?)
このバカが!こんなことも一人でできないのか?
나는 정말 바보야…
(ナヌン チョンマル パボヤ…)
私は本当にバカだ…
何か失敗をしてしまった自分に対してもよく「パボヤ」は使います。
「바보(パボ)」自体の意味が「バカ」や「アホ」と同じという事で、発音が似ているので「바보(パボ)」の漢字は「阿呆(あほ)」なのかな?と思っている人もいるかもしれませんがこれは固有語なので漢字語ではないようです。
「阿呆(あほ)」自体は中国語の「阿呆(アータイ)」という言葉なのだそうで、発音が似ているのは偶然なのかもしれませんね。
いずれにせよ、相手を侮辱する悪口であることは同じです。
日本語でも友達同士などの会話では結構な頻度で使われる「バカ」や「アホ」という言葉ですが、使ってよい相手やシチュエーションはわきまえておかないといけませんよね。
それは韓国語でも同じことです。むやみに使っていい言葉ではありません。
心無い人に言われることもありますのでどういう意味かは知っておいた方がいいかとは思いますが使う時にはくれぐれも注意しましょう。
韓国語の「パボヤ」の「ヤ」はなぜつくのか?
次に「바보야(パボヤ)」の「야(ヤ)」に注目してみましょう。「야(ヤ)」は韓国語のタメ口(パンマル)の時によく聞く語尾ですよね。
日本語で言うと関西弁でもタメ口の時に「~や」を使いますが、実はとても使い方が似ています。
例えば標準語では「あれが僕の学校だ」ですが、関西弁では「あれは僕の学校や」と言います。名詞が語尾に来るときに「~だ」や「~や」を使いますが韓国語の「야(ヤ)」も全く同じように使えるんです。
저것이 내 학교야
(チョゴシ ネ ハッキョヤ)
あれが僕の学校だ
主に話し言葉での語尾として使う言い方です。
この文章の場合「저것이 내 학교(チョゴシ ネ ハッキョ)」と語尾を付けない言い方でも「あれが僕の学校」となり正しい言い方なんですが、「学校だ」「学校よ」と語尾を付けた方が、単語だけで終わるよりも話している方もおさまりが良くなりますよね。
会話の時によく聞かれる語尾です。
「바보야(パボヤ)」に「야(ヤ)」が付いているのも同じような理由です。
「바보(パボ)」と単語だけで使うこともありますが、誰かに話している時に語尾に何かを付けたい日本語の「~だ」や「~よ」のように使っています。
「パボヤ」のように名前にも「ヤ」を付ける言い方・使い方
もう一つ、「바보야(パボヤ)」の「야(ヤ)」には意味があって、名前などを呼ぶときに付ける愛称として使う意味があります。
日本語で愛称と言うと「~ちゃん」や「~くん」ですが、韓国語は「아(ア)」や「야(ヤ)」を付けます。
名前の愛称として「양(ヤン)」だと紹介しているところもありますが、今韓国ではほとんど使われていません。
ちょっと昔風の愛称とでも言いましょうか、無理に使うとなんだかわざとらしいような雰囲気になるかもしれません。
この愛称「아(ア)」「야(ヤ)」の使い方ですが、その前に来る名前にパッチムがある場合は「아(ア)」、パッチムが無い場合は「야(ヤ)」を付けます。
「바보(パボ)」にはパッチムが無いので「야(ヤ)」を付けて、「바보야(パボヤ)」と誰かを呼んでいるという言い方なんですね。
愛のある韓国語「パボヤ」の使い方
最後に悪口である「바보야(パボヤ)」ですが、使い方によってはとてもかわいらしいフレーズもあるのでいくつかご紹介しておきましょう。
俺と別れるだって?ふざけるな!このバカが!
나랑 헤어진다고? 웃기지 마! 이 바보야!
(ナラン ヘオジンダゴ?ウッキジマ!イ パボヤ)
目が合っただけでこんなに胸がドキドキするの?私はバカだ!
눈이 눈이 마주 친 것뿐인데 왜 이렇게 가슴이 두근두근하는거야? 나는 바보야!
(ヌニ マジュチン ゴップニンデ ウェ イロッケ カスミ トゥグントゥグンハヌンゴヤ?ナヌン パボヤ!)
恋愛のシーンなどではとてもよく聞かれる「바보야(パボヤ)」のセリフのようなフレーズを集めてみました。
使えるのは自分に対してだったり、信頼のできる本当に仲の良い人だけに注意しましょう。
【まとめ】韓国語の「パボヤ」の意味は?「ヤ」がなぜつくのか?韓国語の「パボヤ」使い方や意味もご紹介!
韓国語の「パボヤ」に意味は?という事で、その使い方などをご紹介してきました。本来の意味は悪口なのでくれぐれも使い方には注意しましょう。
また、語尾につく「바보야(パボヤ)」の「야(ヤ)」についてもご紹介しました。
日本語では本当に親しい相手になったら下の名前を呼び捨てにするということもありますが、韓国語は「~ちゃん」や「~君」という言い方が無く、「아(ア)」「야(ヤ)」を付けるというのはちょっと慣れるまで照れ臭いかもしれませんね。