使えたら便利!ちょっと待っての言い方とさまざまなシチュエーションでの使い方

日本にも外国人観光客が年々増えてきていますが、中には日本語がそれほど流暢ではない方も当然いらっしゃいます。
そんな中でやはりよく使うフレーズの1つや2つは覚えてきて使ってくれているなぁと感じるのですが、筆者の体感的に外国人観光客が会話で1番よく使う表現は「ちょっと待って」だと思っています。
観光地で接客をしているときご用件をうかがうときにお客さんがスマホを操作し「ちょっと待って」と言いながら、翻訳機を使ってくれたこともあります。
また会話の中でも「ちょっと待って」とお互いに使う場面は多いです。
韓国語でもよく使うフレーズで韓国旅行に行ったときなどに、相手の言葉が分からなくて少し待ってほしいときなどにも使えますし、覚えておくと非常に便利な言葉です。
また日本とは少し違う使い方をするときもあるので、ぜひこの記事を最後までご覧ください。
友達に「ちょっと待って」

引用元:https://unsplash.com/
「ちょっと待って」というフレーズは主に2つあります。
잠깐만【チャムカンマン】
잠깐【チャムカン】は「ちょっと」と言う意味で、만【マン】は「~だけ」という意味を持っています。
直訳すると「ちょっとだけ」となりますが「ちょっと待って」という意味でも使われるフレーズです。
例えば友達と歩いていて、自分の靴ひもがほどけて結びたいけど、友達が気づかずに歩いていく…という場合に잠깐만と使うことができます。
また友達と会話していて大事な電話に出るために席を外す…といった場面でも잠깐만を使うことができます。
ポイントは語尾を少し上げることです。
また日本でも「ちょっと待って」を会話の中で使う場合に「ちょっと待って、その話本当?」のように「待って」という表現をよくすることがあると思います。
興奮したときなどに無意識に出る方もいるのではないでしょうか。
韓国語でも同じようにこの表現を使うことができます。
잠깐만, 이거 좀 들어줄 수 있어?
【チャムカンマン イゴ チョム トゥロジュル ス イッソ】
ちょっと待って、これちょっと持ってくれる?
ちょっとの間だけ、荷物を持ってというニュアンスが含まれています。
지민아, 잠깐만.【ジミナ チャムカンマン】
ジミン、ちょっといい?
「ちょっと話できる?」というニュアンスで人を呼び出すときにも使えるフレーズです。
잠깐만, 왜 헤어지자는 건데?【チャムカンマン ウェ ヘオジジャヌン ゴンデ】
ちょっと待って、なんで別れようって?
信じがたい話や、驚いた時に会話で使われる場合もあります。
잠시만【チャムシマン】
잠시は直訳すると「しばらくの間」となり만は「~だけ」でしたよね。
日本語ではどちらも「ちょっと待って」と訳されますが、先ほど紹介した잠깐만との違いは待つ時間です。
잠깐만が短い間をあらわすのに対し、잠시만はもう少し長い間をあらわします。
この表現も잠깐만とほぼ同じ使い方ができますが、相手を待たせる時間の長さによって使い分けることができます。
例えば友達といて大事な電話がかかってきたとき長くなりそうなら相手に잠시만と言って席を離れられますし、一瞬の電話で済みそうならば相手に잠깐만と言うことができます。
人を呼び出す際も少しだけの話なら잠깐만を、長くなりそうなら잠시만を使ったりします。
日常で「ちょっと待ってください」

引用元:https://unsplash.com/
敬語にする場合は上記の表現の文末に敬語をあらわす語尾をつければOKです。
잠깐만요【チャムカンマンニョ】
使い方は先ほど説明を述べた通り、「少しの間待ってください」という意味で使うことができます。
お店に行って韓国語が分からなくて翻訳機を使う場面で筆者もよくこのフレーズを使っていました。
また通り過ぎる人に声をかける際などにも使うことができます。
잠깐만요, 이거 떨어뜨렸어요.
【チャムカンマンニョ イゴ ットロトゥリョッソヨ】
すみません、これ落としましたよ。
잠시만요【チャムシマンニョ】
「しばらくの間待ってください」という意味でしたよね。
道端で知らない人に声を掛ける際などにも使われます。
このフレーズを使って足止めされると少し時間がかかる話になることが考えられます。
接客で「少々お待ちください」

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日本で働いている方でも韓国人観光客に韓国語を使う場面がある方もいるのではないでしょうか。
そんなときに韓国語で「少々お待ちください」というフレーズを使えたら大変便利ですよね。
韓国語可能なスタッフを呼びに行くときや、確認しにその場を離れるときなど幅広く使えるフレーズですよね。
韓国人にとって日本人の接客は非常に親切でそのような接客をされると嬉しいと感じるようです。
確かに韓国内ではそこまで丁寧な接客は求められませんので、日本ならではの丁寧な接客は新鮮で、やはり日本人と同様に接してもらえれば嬉しく感じるのは当然です。
ここでは接客で使えるフレーズをいくつか紹介します。
タメ口や日常会話では一言でも問題ありませんが、接客となると少し長いですが、丁寧な表現をすると親切心が伝わります。
一般的には잠시만 기다려주세요.【チャムシマン キダリョ ジュセヨ】というフレーズを使うことができます。
接客では一瞬の間待ってもらう、という場面は少ないと思うので主に잠시만のほうを使います。
飲食店でお席にご案内したいけど、少し待ってもらう必要があるときなどに使うことができます。
筆者の場合日本語でも「少々お待ちくださいますか?」という表現をよく使うのでそちらも合わせてみていきます。
주세요は「ください」という表現ですが주시겠어요?【ジュシゲッソヨ】と言うと「くださいますか?」というやや柔らかい表現になります。
とても丁寧な言い方なので言われた方は、丁寧な接客だなと感じます。
筆者の場合はお客様の温度感を見て使い分けたりしていました。
一般的なお客様には前者を、少しカリカリしているお客様には後者を使うようにしていました。
どちらも覚えたい方はぜひこのように使い分けてみてください。
「ちょっと待って」の違う意味での使い方

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잠깐만と잠시만は韓国人が違う意味で頻繁に使うことがあります。
韓国旅行中や韓国ドラマなどでも聞いたことがあるもしれません。
反対に日本にいても見知らぬ韓国人に言われるフレーズでもあります。
いきなり「ちょっと待って」と言われ「何を?」とこんがらがるかもしれませんが、実は「ちょっと通ります」というニュアンスでも使われることがあります。
見知らぬ人にいきなり言われたときはほぼこちらの意味で使われます。
日本では人込みをよける時に「すみません」と言いますが、韓国での잠시만と잠깐만はこの「すみません」の意味でも使うことができます。
特に韓国の満員電車に乗っているときはほぼ100%言ったり言われたりするフレーズです。
どちらも同様の意味で使われますが体感的には잠시만요のほうがよく使う気がします。
また韓国語で「すみません」と言えば저기요【チョギヨ】というフレーズが当てはまりますが、上記のような状況では使われません。
ここで저기요を使ってしまうと、周りにいる全員が「自分に何か用かな?」と思い振り向いてしまいます。
みなさんも韓国で人込みをかき分けるときにぜひ使ってみてください。
まとめ

引用元:https://unsplash.com/
いかがでしたか?
今日は日常でよく使うフレーズ「ちょっと待って」について解説してきました。
接客フレーズも少し紹介しましたが、日本に来る外国人のなかには日本ならではの接客を体験したくて来てくれる方も多いそうです。
そんな方に母国語で接客できると嬉しいですよね!
もちろん日本での接客なので日本語でも当然OKだと思いますが、その国の方は母国語で話しかけられると嬉しいと思います。
日本には韓国人観光客が多くいらっしゃるので接客フレーズも覚えると仕事が楽しくなりますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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