韓国語で「どうぞごゆっくり」は何と言う?シチュエーションごとの「どうぞ」を紹介
日本語ではよく使う「どうぞ」という表現を、韓国語ではどのように言うのか気になる方も多いと思います。
目上の人に何かを差し出すときや、友達同士でもよく「どうぞ」という表現をすることがあります。
「どうぞ」は非常に便利な言葉ですが、韓国語で「どうぞ」に直訳できる言葉はありません。
どのような状況で、どのようなニュアンスで使うのかによって、適切な単語を使って表現することができます。
例えば「どうぞ食べてください」と言うときには、「お召し上がりください」と言い、「こちらへどうぞ」と言うときには、「こちらへお越しください」と丁寧な言い方をします。
ものを差し出すときにも、「これどうぞ」というようなフレーズがあります。
この記事では、日本語の「どうぞ」のシチュエーションごとに、使える韓国語表現を紹介します。
ものを差し出すときの「どうぞ」

引用元:https://unsplash.com/
ものを差し出すときに「どうぞ」と言う場面がありますよね。
主なフレーズは여기【ヨギ】という単語を使います。
여기は「ここ」という意味で使われ、場合によっては敬語にします。
여기 있습니다【ヨギ イッスムニダ】は「ここにあります」と言う意味で、例えば相手が何かを要求してきた際に、使うことができるフレーズです。
여권 보여주시겠어요?
【ヨックォン ボヨジュシゲッソヨ】
パスポート見せていただけますか?
네, 여기 있습니다.
【ネ ヨギ イッスムニダ】
はい、ここにあります。
このフレーズを言いながら、パスポートを差し出します。
また、シンプルに여기요【ヨギヨ】だけでもOKです。
신분증 확인할게요.
【シンブンチュン ファギナルケヨ】
身分証、確認します。
여기요.
【ヨギヨ】
ここです。
友達との会話では、여기だけでOKです。
내가 말한 책 가져왔어?
【ネガ マラン チェク カジョワッソ】
わたしが言った本、持ってきた?
응 여기.
【ウン ヨギ】
うん、ここにあるよ。
このように何かを差し出すときには、「ここにありますよ」という表現をします。
飲食店で「ごゆっくりどうぞ」

引用元:https://unsplash.com/
韓国旅行に行くと、飲食店で食事をすることがあると思います。
日本では、飲食店で料理を出された際、店員さんが「ごゆっくりどうぞ」というフレーズを使います。
直訳ではないですが、これに近い韓国語の表現は맛있게 드세요【マシッケ トゥセヨ】です。
きっと耳にしたことがある方も多いと思います。
맛있게 드세요は「おいしく召し上がってください」という表現で、主に料理を提供する際に使う表現です。
友達同士で料理を振る舞う際にも맛있게 먹어【マシッケ モゴ】というフレーズが使われます。
家で「ごゆっくりどうぞ」
「ごゆっくり」というときに、편하다【ピョナダ】「楽だ」という単語を使う場合があります。
例えば、誰かを自宅に招いたときや、相手に「ごゆっくりくつろいでください」と言う場合に、편하게 지내세요【ピョナゲ ジネセヨ】と言うことができます。
日本ならではの、旅館でサービスをする際にも使うことができます。
「ゆっくり休んでください」
相手の体調を気遣うときに使うフレーズです。
風邪や病気、疲れなどで相手を労わりたいときには、ぜひこのフレーズを使ってみてください。
푹 쉬세요.【プク シィセヨ】というフレーズがよく使われます。
푹には「ゆっくり、たっぷり」などの意味があります。
쉬다は「休む」で세요をつけると、相手に「休んでください」という表現になります。
友達同士の「どうぞ」

引用元:https://unsplash.com/
友達同士で「どうぞ」という場面もあると思います。
日本語のようにどの場面でも使える便利な言葉はなく、シーンに合わせて単語を使います。
잘+動詞
푹 쉬세요.【プク シィセヨ】とは「よく」という意味で使われる副詞ですが、잘と動詞を合わせると、ポジティブな意味を表すことができます。
例えば、잘 쓰다【チャル ッスダ】なら「大事に使う」、잘 먹다【チャル モクタ】なら「おいしく食べる」、잘 부탁해【チャル ブタッケ】なら「どうぞよろしく」という訳になります。
友達にプレゼントをあげる際に、잘 써!【チャル ッソ】と言いながら渡すと、「どうぞ」のニュアンスにもなります。
また、ご飯を奢るときにも잘 먹어【チャル モゴ】と言うと「どうぞ、いっぱい食べてね」というニュアンスになります。
答え方は、잘 쓸게【チャル ッスルケ】「大切に使うね」잘 먹을게【チャル モグルケ】「おいしく食べるね」でOKです。
자【チャ】
友達同士では、자とひと言使える場合があります。
자は、「〜しよう」という勧誘の言葉です。
먹다「食べる」に자をつけると、먹자【モクチャ】「食べよう」となり、가다「行く」に자をつけると、가자【カジャ】「行こう」となります。
자も場合によっては、相手に「どうぞ」と言う場面で使われます。
例えばお土産を渡す際に、자,자,자と言うと「どうぞどうぞ」というニュアンスになります。
接客フレーズ「こちらへどうぞ」

引用元:https://unsplash.com/
韓国旅行や韓国留学で、お店や施設を利用した際に聞き取れるように、接客フレーズも覚えておきましょう。
また、このような表現を覚えておくと、日本で韓国人のお客様に話しかけることもできます。
이쪽으로 오세요【イチョグロ オセヨ】
「こちらへどうぞ」という声かけです。
案内をするときに、この表現を覚えておくと便利です。
直訳すると「こちらへ来てください」になるので、自分のところに来てくださいという場面で使います。
例えば、自分が先頭になって案内する際や、自分のいる方向に「来てください」という場面です。
「こちらへおかけください」
待合室などで、相手に「座ってください」と案内する場面がありますよね。
そんなときに使えるフレーズは、여기 앉으세요【ヨギ アンジュセヨ】です。
앉으세요だけでも「おかけください」という意味で使うことができます。
여기「ここ」という表現がついていると、やや丁寧に感じます。
앉아서 기다려 주세요.【アンジャソ キダリョ ジュセヨ】というフレーズもよく使われます。
「おかけになって、お待ちください」という言葉です。
「お先にどうぞ」

引用元:https://unsplash.com/
「お先にどうぞ」という場面は、日常生活でも多いです。
道端で人とぶつかりそうになったときや、エレベーターを譲るとき、順番を譲るときなどに使うことができます。
「先に」という単語は먼저【モンジョ】です。
먼저○○というフレーズで、「お先にどうぞ」となります。
例えば食事をするときに「お先にどうぞ」と言いたいときや、エレベーターで「お先にどうぞ」と言いたいときは、違う単語を使います。
먼저 드세요.
【モンジョ トゥセヨ】
お先に召し上がってください。
먼저 가세요.
【モンジョ カセヨ】
お先に行ってください。
먼저 말하세요.
【モンジョ マラセヨ】
お先に話してください。
먼저 쓰세요.
【モンジョ ッスセヨ】
お先に使ってください。
このように먼저と単語を合わせることで「どうぞ」というニュアンスで、使うことができます。
まとめ

引用元:https://unsplash.com/
いかがでしたか?
今回の記事では、日本語の「どうぞ」の意味で使える韓国語のフレーズを紹介してきました。
今回の「どうぞ」のように、日本語ではひと言で表すことができても、韓国語ではひとつで訳せない単語もあります。
韓国語で使える単語を増やすためにも、日々の韓国語学習が大切です。
特に飲食店やホテルなどで使える接客韓国語フレーズは、何度も聞いていると覚えることができます。
旅行や留学で韓国に行った際は、店員さんのフレーズに注目してみてください。
K Village 韓国語にご相談ください!
K Village 韓国語は16,000人が通う日本最大の韓国語教室。講師は全員日本語もバッチリ。
受付には韓国留学経験もある
日本人スタッフもいて安心。
まずは無料体験レッスンで
韓国語を楽しんでみませんか?
全国25校 + オンラインレッスンでおまちしております!

