韓国語で「ください」って言える?シチュエーションごとに紹介!

「ください」という言葉は物をもらうときや、ある行動をお願いする時などに日常生活で頻繁に使いますよね!
韓国旅行に行って買い物をする際にも「これひとつください」などと使う場面は多いです。
韓国語には「ください」をあらわす表現が複数あり、シチュエーションによって分けて使われたりもします。
使う場面や相手との関係によって言い方を変える必要があります。
代表的な「ください」は주세요【ジュセヨ】ですが、それだけを覚えて使うと場面によっては不自然に聞こえてしまうこともあるかもしれません。
今回の記事では「ください」と訳される韓国語表現と使い方をわかりやすくまとめてみました。
基本の「ください」

引用元:https://unsplash.com/
韓国語で最も有名な「ください」は주세요【ジュセヨ】です。
会話でもよく使われテキストなどにも、最初に紹介されるフレーズとしてのっている場合が多く、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
주세요は주다【ジュダ】という動詞に丁寧な語尾の세요【セヨ】がついた形です。
주다【ジュダ】という動詞の意味は「あげる、くれる」です。
韓国語では「あげる」と「くれる」を同じ単語で表現し、主語を入れることでどちらかを判断することができます。
また会話の流れで「あげたのか」「もらったのか」が判断できる場合がほとんどです。
では주세요の具体的な使い方を見ていきます。
物やサービスをお願いする時に使う
名詞の後につけると「~をください」という表現になります。
물 주세요.
【ムル ジュセヨ】
水ください。
김치 주세요.
【キムチ ジュセヨ】
キムチください。
메뉴판 주세요.
【メニュパン ジュセヨ】
メニューください。
カフェや飲食店、コンビニなどでも日常生活でとてもよく使う表現です。
注文するときに迷ったら名詞+주세요と言えばほとんどの場合通じます。
ただ名詞+주세요を使ってしまうとやや乱暴に聞こえてしまいます。
ネイティブの韓国人はこの間に좀【チョム】という単語を入れて물 좀 주세요【ムル チョム ジュセヨ】という言い方をします。
お願いをするときの「~してください」

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物がほしいという場合ではなく、相手に何かをお願いしたい場合は주세요だけでは不自然になることもあります。
相手に「~してください」という時のフレーズをまとめました。
(으)세요【ウ セヨ】
相手に何かの動作を促す際に使える丁寧な表現です。
またアナウンスや案内掲示板でもよく使われています。
앉으세요
【アンジュセヨ】
座ってください。
기다리세요
【キダリセヨ】
待ってください。
가세요
【カセヨ】
行ってください。
오세요
【オセヨ】
来てください。
아/어 주세요【ア/オ ジュセヨ】
もう少し柔らかい口調でお願いしたいときに使えるフレーズです。
柔らかい表現ですがこちらも敬語なので、知らない人に使ってもOKです。
문 좀 열어 주세요.
【ムン チョム ヨロジュセヨ】
ドアを開けてください。
사진 찍어 주세요.
【サジン ッチゴジュセヨ】
写真をとってください。
この2つの表現の違いとしては세요は丁寧な言い方ですが指示を促しているニュアンスがあります。
一方아/어 주세요は個人的なお願いや、柔らかい印象を与えます。
更に丁寧な言い方

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韓国語は丁寧さのレベルによって敬語の表現も違ってきます。
使う相手によって語尾が変わることもよくありますが、この주세요の場合も更に丁寧な表現があります。
相手への配慮をより強く示したいときには주시겠어요?【ジュシゲッソヨ】という表現を使います。
また更にその上のレベルになると주시겠습니까?【ジュシゲッスムニッカ】という言い方もあります。
기다려 주시겠어요?
【キダリョ ジュシゲッソヨ】
待っていただけますか?
기다려 주시겠습니까?
【キダリョ ジュシゲッスムニッカ】
待っていただけますでしょうか?
このようなニュアンスになります。
주세요と주시겠어요と주시겠습니까は場所によって使い分けることができ、逆に使う場所を間違えると少し大げさすぎる表現になったりもします。
例えば市場やスーパー、コンビニや飲食店など日常生活でよく利用する施設の店員さんには주세요で十分です。
たまに飲食店で忙しそうな店員さんに「ください」と申し訳なさそうに頼むときは敬意をこめて주시겠어요と使うこともできます。
そして주시겠어요は少し高級なレストランや上品な会話の中では使うことが多いです。
最後に주시겠습니까はあまりに丁寧すぎるので日常生活ではあまり使わない表現です。
社員が社長クラスの方にお願いするときなどに使われる最上級の敬語です。
食べ物、飲み物を「どうぞ」という時

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食べ物、飲み物を差し出す時に「どうぞ召し上がってください」というフレーズを紹介します。
特別な敬語が使われ드세요【トゥセヨ】という表現があります。
드세요は「召し上がってください」という意味なので物には使われず食べ物や飲み物に使われます。
많이 드세요
【マニ トゥセヨ】
たくさん召し上がってください
커피 드세요
【コピ トゥセヨ】
コーヒー召し上がってください
「召し上がってください」と日本語で考えるとはるかに目上の方に使われるイメージですが韓国では日常的に使われています。
日本語の「どうぞ」と同じような感覚で頻繁に使うことができます。
飲食店などで食事をするとき、店員さんが料理を運んできて맛있게 드세요【マシッケ トゥセヨ】と言うことがあります。
これは「美味しく召し上がってください」という意味で日本語で言う「ごゆっくりそうぞ」に近いニュアンスです。
このフレーズは自分が相手に勧める時に使うので주세요とは使い方が異なります。
「ください」のタメ口

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友達との会話ではタメ口を使いますよね。
주세요をタメ口にすると줘【ジョ】になります。
「ちょうだい」や「くれ」と言いたいときには줘と使えばOKです。
ただ冒頭でも述べた通り주다という単語は「あげる」と「もらう」の2つの意味をもっているので伝わるような工夫が必要です。
나한테 줘.
【ナハンテ ジョ】
僕にちょうだい。
엄마가 줬어.
【オンマガ ジョッソ】
お母さんがくれた。
このように주다という動詞を使う時は主語を付け加えることで判断できます。
また을게【ウルケ】という語尾にすると「自分がするつもり」ということをあらわす活用形になるので「あげるね」となります。
이거 줄게.
【イゴ ジュルケ】
これあげるよ。
また을까?【ウルカ】の形も「~しようか?」という自分目線の言葉になるのでこの表現も同じように使うことができます。
이거 줄까?
【イゴ ジュルカ】
これあげようか?
また「あげる」という意味で가지다【カジダ】という単語を使うことがあります。
ここでの가지다の意味は「持つ」という意味で、「君が持って」というニュアンスになります。
너 가져.
【ノ カジョ】
君にあげるよ。
この表現は「買ってあげる」や「奢ってあげる」ではなく自分が持っているものを「あげる」というシーンで使われます。
よく見るのは人のものを羨ましそうに見てる場面で、その人が「じゃああげるよ」という意味で使ったりしています。
まとめ

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いかがでしたか?
今回の記事では「ください」のさまざまな言い方を紹介してきました。
特にお願いするフレーズは韓国での案内板や、最近では日本でも韓国語表記がされていることが多いです。
日本にいても目にすることができたら、ぜひ読む練習をしてみてくださいね。
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