【韓国旅行】気候同行カードの買い方や使用法を解説!ソウル地下鉄バスが乗り放題に!
韓国旅行者必見!気候同行カードについて知りたい
韓国旅行で地下鉄やバスをよく利用する方はぜひ知っておきたい「気候同行カード」!
気候同行カードとは、ソウル市内の地下鉄やバスが乗り放題できるカードのことで、いま旅行者の間でも話題となっています。
それもそのはず、2024年7月から短期券というものが導入され、外国人観光客も購入して使えるようになったからです。
しかし、どこで買うのか?どう使うのか?など疑問がある方も多いと思います。
そこで今回は、旅行者も使える気候同行カードについて詳しく解説していきたいと思います。
韓国旅行で地下鉄やバスを主に利用する方は必須アイテムとなること間違いなしの気候同行カード!
使いこなせれば、お得で快適な旅行が楽しめます。さっそく詳細をみていきましょう。
【韓国旅行】気候同行カードの特徴
気候同行カードとは、一定額のチャージでソウル市内の地下鉄やバス、公共自転車(タルンイ)が乗り放題となるカードのことです。
韓国語では「기후동행카드(キフトンヘンカード)」、英語では「Climate Card」と呼ばれています。
この気候同行カードは、2024年1月27日より30日券のみ試験的に利用が開始されました。
そして2024年7月1日より、外国人観光客とソウル訪問客のための短期券を発売、さらには青年割引や文化施設割引拡大などを盛り込み、本格的にシステムが開始されました。
気候同行カードの目的とは?
公共交通機関やソウル市のシェアサイクル(タルンイ)を利用することで、車の排気ガスの削減といった大気環境の改善や、交通渋滞、不法駐車、交通事故などを減らすことが目的とされています。
実際にソウル市内は常に交通量も多く、渋滞も激しいのが現状です。
そのような悪循環な環境を少しでも改善しようとするために導入されました。
他にも、年々の交通費の値上げも、市民にとっては家計の負担の原因の一つともいわれています。
気候同行カードの利用により、毎月の交通費を少しでも抑えられればいいですよね。
その分で、外食やショッピングなどの増加につながれば、経済効果も期待できるのはといわれています。
【韓国旅行】気候同行カードの種類とチャージ金額
気候同行カードは大きく分けて30日券と短期券の2種類に分けられます。
また実物カードとモバイルカードが選べますが、モバイルカードの場合は韓国の携帯電話が必要なため、旅行者は実物カードを購入する必要があります。
気候同行カードは3,000ウォンで購入でき、利用期間に沿った金額をチャージすることで乗り放題の利用が可能となります。
カードの種類とチャージ金額については、以下の通りです。
30日券は2種類のチャージ金額を選ぶことができます。
●62,000ウォン(青少年55,000ウォン):ソウル市内の地下鉄、バス(市内、マウル、深夜)のみ利用できます。
●65,000ウォン(青少年58,000ウォン):ソウル市内の地下鉄、バス(市内、マウル、深夜)、タルンイ(2時間)の利用ができます。
※タルンイとはソウル市内のシェアサイクル。外国人も利用可。
※青少年とは満19~39歳まで。利用には「T‐money&ペイ」サイトで会員登録が必須。
※短期券はソウル市内の地下鉄、バス(市内、マウル、深夜)のみ利用できます。
※利用開始日はあらかじめ選択できず、チャージ日基準で計算され、即利用可能です。
●1日券 :5,000ウォン
●2日券:8,000ウォン
●3日券:10,000ウォン
●5日券:15,000ウォン
●7日券:20,000ウォン
2024年7月現在のソウル市内の地下鉄やバスの料金は1,400ウォン~1,500ウォン。(※バスの種類、支払いがカードか現金により料金は異なる)
そのため、1日券の利用であれば4回以上の利用で元が取れる計算になります!
1日で色々なところをまわる予定があったり、バスや電車を乗りこなす旅行者であれば、とても便利なカードとなりますね!!
気候同行カードが利用できる範囲や路線
ソウル市内の地下鉄やバスで乗り放題の利用が可能な気候同行カードですが、路線や区間によっては使えないところもあります。
ソウル市をまたいで京畿道へ入ってしまったりする場合は、追加で徴収が必要にもなりますので、注意が必要です。
ソウルを通る地下鉄ならばすべて使えるわけではないので、覚えておきましょう。
【気候同行カードが利用可能な範囲】
●地下鉄:ソウル地域の地下鉄、キンポ(金浦)ゴールドライン
※地下鉄の場合、ソウル地域内にある駅で乗車し、ソウル地域外の駅で降車する際には気候同行カードの使用は不可。その際は、降車駅で別途料金を徴収の必要あり。
●2号線、6号線、8号線、9号線、新林(シンリム)線、牛耳新設(ウイシンソル)線、金浦(キンポ)ゴールドライン
●1号線:温水(オンス)、衿川(クムチョン)区庁~道峰山(トボンサン)
●3号線:紙杻(チチュク)~梧琴(オグム)
●4号線:南泰嶺(ナムテリョン)~堂岭(タンコゲ)
●5号線:傍花(バンファ)~馬川(マチョン)、江一(カンイル)
●7号線:温水(オンス)~長岩(チャンアム)
●空港鉄道:金浦空港~ソウル駅
●京義・中央線:水色(スセク)~養源(ヤンウォン)、ソウル駅
●水仁・盆唐線:清涼里(チョンニャンニ)~福井(ポクジョン)
●京春線:清涼里(チョンニャンニ)~新内(シンネ)
※ソウル市公式HP参照
ソウル市の公式HPでは、気候同行カードの路線について検索可能です。(韓国語のみ)
検索リンク:https://news.seoul.go.kr/traffic/climatecard-service
●バス:ソウル市の免許による市内バス・マウルバス、深夜バス
※バスの場合、ソウル市の免許によるバスは、ソウル地域以外で乗車・降車した場合であっても気候同行カードの使用が可能。
【気候同行カードが利用不可な範囲】
●新盆唐(シンブンダン)線、ソウル地域以外の地下鉄、広域/空港バス、他の地域の免許によるバス
【韓国旅行】気候同行カードはどこで買う?
気候同行カードは、地下鉄1~8号線の駅にある顧客安全室(고객안전실)や、駅周辺のコンビニ<CU、GS25、セブンイレブン、イーマート24>で購入ができます。
1号線に関しては、ソウル駅~チョンニャンニ駅の顧客安全室で購入可能。
しかし、人気のため在庫がなく売り切れている場合もあります。その際は他の店舗を探してみましょう。
また、外国人はソウル観光プラザ 観光情報センターや明洞観光情報センターでの購入も可能です。
●ソウル観光プラザ 観光情報センター
ソウル特別市 鐘路区 清渓川路(チョンノグ チョンゲチョンノ) 85
営業時間: 9:00~18:00
●明洞観光情報センター
ソウル特別市 中区 乙支路(チュング ウルチロ) 66
営業時間:9:00~18:00
どちらも一部、日本語の対応できるスタッフがいますので、韓国語に自信のない方はそちらを訪れてみてもいいかもしれません。
そして、気候同行カードは仁川空港やKORAIL(コレール)、空港鉄道のインフォメーションでは購入できませんのでご注意ください。
実物カードの購入価格は3,000ウォン(現金)で、購入後は駅の自動券売機にてチャージが必要となります。
30日券も短期券も購入価格やカードの仕様、デザインは同じカードとなります。
この気候同行カードは、一度購入すれば無期限で利用できます!旅行のたびにチャージしてその都度利用できる点も、便利ですよね。
【韓国旅行】気候同行カードの使い方
気候同行カードの購入が完了したら、地下鉄にある自動券売機でチャージして、初めて利用が可能となります!
手順も簡単ですし、自動券売機では日本語の選択もできますので、落ち着いて行いましょう!
①気候同行カードを購入(3,000ウォン)。
②地下鉄構内にある、自動券売機にて現金でチャージ。
→画面で希望の券種(30日券、1日券、2日券、3日券、5日券、7日券)を選択して、券種にあった金額をチャージ。
※30日券の場合は、チャージ日を含む5日以内で使用開始日を選択することができます。再チャージは、満了日の4日前から当日まで可能です。
※短期券の場合は、使用開始日の選択はできません。チャージ日基準で計算され、即利用が可能となります。
例)8月1日に1日券の価格をチャージした場合、8月1日の終電まで利用が可能。
③チャージしたカードで改札口へ入り乗車。
④備考
カード裏面に記載されているQRコードから「T‐moneyカード&ペイ」ホームページにカード情報を登録できるので、しておくと紛失時にも安心です。
カードの登録がない場合は、返金やシェアサイクル(タルンイ)の利用はできませんので、余裕があるときに行っておくといいかもしれません!
注意する点は、30日券も短期券も、期間満了日前に途中で追加チャージや期間などの変更を行うことができません。
利用期間が満了後、再度チャージが可能となります。
また、利用方法は既存のT‐moneyカードと同じですが、T‐moneyカードのようにコンビニ支払い、タクシー料金支払いなどのプリペイド機能はないので注意しましょう。
【韓国旅行】気候同行カード以外にも選択できる交通カードの紹介
上記では、ソウル市内の地下鉄やバスが乗り放題になる気候同行カードをご紹介してきました!
ここからは、番外編として、その他の地域のお得な交通カードをご紹介します。
興味のある方はご覧ください!
【K-PASS(Kパス)】
月15回以上、韓国内の公共交通機関を利用した場合に、最大で60回分までの利用額の一部を払い戻ししてくれるシステム。
19歳以上が利用でき、19歳から34歳までは30%、 低所得層は53.3%、それ以外の人は20%の返金率となっています。
2024年5月1日から施行されました。
利用にはK-PASSカードの発行が必要で、観光客は利用できませんが、外国人登録証を所持している外国人であれば利用が可能です。
気候同行カードと違い、ソウル市内の公共交通機関に限定されておらず、全国の公共交通機関で利用が可能となっています。
※空港バス、空港鉄道直通列車、KTXなど、別途の乗車券を発券して搭乗する交通機関には使用不可。
京畿道からソウル市内への通学通勤をする人も多いため、気候同行カードが利用できない地域の人でも便利なシステムです。
筆者の家族も毎日の通勤で、このK-PASSカードを利用して恩恵を受けています!
【THE京義PASS】
K‐PASSに基づいて、京畿道市民に追加の恩恵を支援するシステム。
最大60回分までと限定されていたK-PASSに対し、月15回以上の利用であれば、回数の上限なしに払い戻しを受けられます。
さらに、青年の基準を19歳から39歳までに拡大。また、ほかのカードと異なり18歳以下は、年24万ウォンの限度で支援も受けられます。
【仁川I‐PASS】
K‐PASSに基づいて、仁川市民に追加の恩恵を支援するシステム。
THE京義PASSと同じく、月15回以上の利用であれば、回数の上限なしに払い戻しを受けられます。
また、満65歳以上の還付率30%に拡大し。18歳以下は、年24万ウォンの限度で支援も受けられます。
【まとめ】韓国旅行者必見!気候同行カードについて知りたい
今回はソウル市内の地下鉄やバスが乗り放題できるカード「気候同行カード」について、詳しくご紹介しました!
韓国旅行でよく地下鉄やバスを使う方や、ソウル市内で色々なところをまわる予定のある方には、とてもお得なカードです。
また、この機会にバスや地下鉄などを多いに利用してみるのも楽しい旅行になりそうですね!
これから韓国旅行へ行く方は、ぜひご活用ください。