アナタのまだ知らない韓国をご紹介!地方旅行記【蔚山~外島編】
アナタのまだ知らない韓国をご紹介!地方旅行記【蔚山~外島編】
韓国旅行といえば、大部分の人がソウルや釜山(プサン)などの大都市を訪れると思います。
地方に行くことがあるとしても、ツアーやアクセスの比較的簡単な場所であることが多いでしょう。
でも韓国には、外国人にはまだ知られていないステキな場所や、おもしろいスポットがまだまだたくさんあるんです!
そこでここでは、ガイドブックなどにも大きく載っておらず、現地の人じゃなければなかなか行くことができないという場所を、旅行記としてご紹介してみたいと思います。
第一弾は【蔚山(ウルサン)~外島(ウェド)】編です。
さあ、出発してみましょう~!
青い海と奇岩の絶景!蔚山・大王岩
ソウルのお隣・仁川市を朝出発して、蔚山に到着したのは午後1時過ぎ。
まず「大王岩公園」という観光スポットに向かいました。
全く聞いたことがない場所だったので、正直、まったく期待をしていなかったのですが・・・。
でも、良い意味で予想を裏切られてしまいました!見てください、この景色を!!
まるで南国のように澄んだ海。 韓国にこんなキレイな海があるなんて、全然知りませんでした!
それもそのはず、ここはまだあまり知られてないスポットで、訪れているのも韓国の人ばかり。
公園内には樹齢100年を超える松が約1万5千本あり、韓国の東の端に位置することから、地元の人には日の出の名所として知られているそうです。
橋がかかっていて、奇岩と奇岩の間を行き来することができます。
どこまでも広がる真っ青な東海(トンへ)。
これだけの景色ですから、SNSなどで噂が広まってしまうのも時間の問題でしょう。 数年後には国内外、大勢の観光客で溢れかえる観光名所になってるかも知れません。
蔚山に来たら、やっぱりコレは食べておきたい!名物・彦陽プルコギに舌鼓♪
大王岩公園で2時間ほど観光し、その後に向かったのは、蔚山名物・彦陽(オニャン)プルコギのお店「기와집(キワチッ)」。 韓国の人気グルメ番組「水曜美食会」で紹介された有名なお店です。
夕食時を避け、午後4時半という微妙な時間に来てみたのですが、それでも30分以上のウェイティング。
案内された韓屋造りのお部屋は、壁のいたるところに水墨画が飾られていて雰囲気満点です。
彦陽(オニャン)プルコギとは、炭火を使って網の上で焼くプルコギのことで、ここ蔚山を代表する料理の1つ。
さあ、運ばれてきました!オニャンプルコギ♪
焦げないように網が二重になっていますね。
お、お肉がとぉ~ってもやわらかくてジューシー♪ちょうどいい甘い醤油味の味付けと、炭火の香りでご飯が進みます!
さすがテレビで紹介された名店です!
巨済島から遊覧船で真夏の外島へ
翌日、蔚山を後にして、まず巨済島(コジェド)へ向かいました。
外島へ渡るには、巨済島の長承浦(チャンスンポ)にあるフェリーターミナルから、遊覧船に乗らなければなりません。
遊覧船は1日4回運行、所要時間は3時間です。 そのうち、外島に上陸して観光する時間は1時間半で、乗ってきた遊覧船にまた乗って帰ってくるという感じです。
料金は、平日・週末・繁忙期によって価格が違い、この日は夏休み中の繁忙期だったので、乗船料金が22,000ウォン、そして入館料ならぬ、外島の上陸料が11,000ウォン。 合わせて1人、33,000ウォンでした。 (注・2018年8月の料金)
途中、海金剛(ヘグムガン)という岩がそびえたつ景勝地に寄ってくれます。 圧巻です!!
いよいよ外島上陸!
外島といえば、冬のソナタ・最終回のロケ地としてあまりにも有名ですが、正直もっと広くて、観光施設が何ヶ所かあるところだと思っていました。
島全体が「外島ボタニア」という植物園になっていて、船着き場から道なりに歩いて行くだけで、植物園全体を観光することができます。 つまり外島にある施設は1ヶ所のみ、外島=植物園ということです。
遊覧船が迎えに来るまで1時間半、急がなくても十分に見学出来ます。
けっこうな坂なので、足腰に自信のない人にはキツイかも知れません。 途中、自動販売機と飲み物だけを販売する小さな売店、カフェはありますが、コンビニなどはありませんでした。
まるで地中海の島に来たかのような風景。 外島には1年中花が咲いているのだそう。
とっても素敵なところでしたが、この日の気温は38度!その中で上り坂を上るのは、かなりキツかったです。 外島へ観光に訪れるなら、できるだけ真夏は避けた方が良いかも知れません。
冷麺とお肉のチヂミが有名な巨済島の名店「하면옥(ハミョノッ)」
外島から巨済島に戻った後、食事をしに向かったのが、「하면옥(ハミョノッ)」というお店。
夕方の営業は17時からですが、オープン前にすでに20組以上の人が待っていました。
若い世代にも入りやすいように、「冷麺レストラン」をコンセプトにしているのだそう。
ここのお店の特徴は、巨済島で取れる海鮮で冷麺のダシを取っていこと。 添加物などは一切使用せず、48時間かけて作るというスープは、あっさりと淡白なのに奥深い味です。
これが、お肉のチヂミ!
いろんな具材のチヂミがありますが、お肉というのは珍しいですね。 これは本当に美味しくて、お店が近くにあったら足繁く通ってしまいそう。
味を表現するなら・・・韓国風ピカタというところでしょうか。
地方旅行記【蔚山~外島編】まとめ
いかがでしたか?最近の韓国と言えば、オシャレなカフェやお店が立ち並ぶソウルの街、K-POPなど華やかで現代的なイメージがありますが、地方に行けば静かで豊かな自然と、その土地でしか食べることの出来ない特別な食べ物もたくさんあるんです。
観光で訪れるにはなかなか行くのが難しい場所もありますが、いつか思い切って地方旅行に挑戦してみてはいかがでしょうか?
まだまだ奥が深い韓国!知れば知るほど、韓国って本当に楽しいですね♪