人気の観光スポット「北村韓屋村(北村・プッチョン)」ってどんなところ?
ソウルと言うと、明洞や東大門のような現代的な街並みを想像する人が多いと思います。
そんなソウルにも伝統的な韓国の街並みが残っている場所があります。それが北村韓屋村です。フォトスポットも多く、観光客にも多く集まる北村韓屋村を紹介します!
北村韓屋村ってどんなところ?
北村韓屋村は、北村という街並みに韓国の昔ながらの家である韓屋が多く並んでいることから北村韓屋村と呼ばれています。
北村韓屋村は景福宮と徳福宮、宗廟に囲まれたエリアで、朝鮮王国時代2つの宮殿の間にあると言う理由から、高級官僚や貴族たちが住む住居街でした。現在では一般の人たちが住んでいますが、いまだに伝統的な韓屋に住みながら、伝統的な街並みを維持しています。
北村韓屋村へのアクセス方法は?
北村韓屋村へは地下鉄で簡単にアクセスすることができます。最寄り駅は地下鉄3号線の安国駅です。安国駅の2番出口か3番出口から出るとすぐに北村韓屋村にアクセスすることができます。
北村韓屋村が人気の理由は?
北村韓屋村は観光客に人気のエリアとして知られています。
その理由はなんといっても人気の理由は伝統的な街並みを経験できることが人気の理由です。現在のソウル市内では中々、伝統的な街並みを見ることができる場所がありません。ですが、この北村韓屋村は今でも伝統文化を体感できるので、多くの観光客が足を運んでいます。
北村韓屋村にある北村八景って?
北村には北村八景というものがあります。北村八景は、鍾路区が設定した北村の中でも特に景観が素晴らしい8つのフォトスポットです。
このスポットを全て巡るには2~3時間くらいかかりますが、全て回る価値のあるスポットです。
北村八景を紹介
北村八景には各スポット様々な特徴があります。
昌徳宮
北村1景は昌徳宮全体を見渡すことができる場所です。世界文化遺産にも登録されている昌徳宮の全体を最もよく見渡すことができる場所です。昌徳宮を見学した後にこの場所を訪れると、当時の人たちの生活感の違いを感じる事ができると思います。
宛西洞工房通り
韓国美術博物館、リ・ギテ伝統凧工房などがある通りで、この通りの奥には昔使われていた洗濯場があります。今でも静かな住宅街の中に朝鮮時代の面影を残す文化財が点在するスポットで、現在でも伝統工芸の工房として利用されている場所もあるので、作品見学や体験をすることもできるスポットです。
嘉会洞博物館通り
韓屋が密集している地域で、特徴的な韓屋の門構えや壁が続き、美しい景観となっています。この周辺も工房が多く、韓屋の中を見学できたり、様々な体験をすることができます。また、ソウルのランドマークでもあるソウルタワーも望むことができます。
嘉会洞31番地の丘
このエリアは古い韓屋の保存状態が良く、韓屋の美しい光景が広がっているエリアです。丘の上に行くと、その目の前には瓦屋根が一面に広がっており、他では見ることのできない光景が広がっています。高い建物がなく遮る物がないので、北村北端の最上部にある、緑色の破風屋根が目立つイ・ジュングの家まで見ることができます。
嘉会洞路地下り
北村5景の嘉会洞路地下りと次に紹介する北村6景の嘉会洞路地上りはこの北村八景の中で一番人気の高いエリアになっています。
このエリアも韓屋が特に多く密集している地域で、北村八景が設定される初期から積極的に路地保護政策を施行していたので、とても保存状態が良い場所です。観光客だけではなく、現地の方も多く訪れている場所です。1番人気の写真スポットでもあります。
嘉会洞路地上り
先程の北村5景の嘉会洞路地下りと同じく1番人気の場所です。嘉会洞路地上りは、この路地の一番上から韓屋を見下ろす場所にあります。
北村の中でも1番の美しさを誇り、旅行ガイドブックやポスターなどにも度々登場している場所です。昔ながらの韓屋の街並みと、近代のソウル中心部のビルなどとのコントラストがとても綺麗なスポットです。写真を撮るには一番のスポットかもしれません。
嘉会洞31番地付近
先程の北村5景・6景と違い、この北村7景の嘉会洞31番地付近は、静けさと穏やかさを感じる素朴な路地にあります。穏やかな雰囲気を感じることで、昔の生活を感じられる所かもしれません。昔の落ち着いた雰囲気を感じたい場合はこのスポットが良いでしょう。
三清洞石段
最後の北村8景は三清洞通りに降りていく曲がりくねった石階段です。
1つの岩盤を掘り出し作った階段なので、他では見ることができない特徴的な形になっています。この階段を上がり切ると密集した韓屋の屋根と景福宮、仁旺山、青瓦台の眺望が広がっており、上からでも下からでも、綺麗な景色が広がっています。
北村韓屋村は昔ならではの街並みもありますが、その中にもカフェやオシャレなお店などもあるので、半日や1日観光にもってこいの場所です!
ただ、坂道も多く歩くのが大変なので、歩きやすい靴を履いて訪れましょう!