【韓国のお餅特集】日本と似てるようで全然違う?!韓国のお餅大図鑑!
【韓国のお餅特集】日本と似てるようで全然違う?!韓国のお餅大図鑑!
地下鉄駅や街中の売店でよく見かける韓国のお餅は、日本のお餅に比べてカラフルだし、具もたくさん入っていてとっても美味しそうに見えますよね!
そうは思っても、どんな味がするのかわからず、未だにまだ食べたことがないという人もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今日は、伝統とか文化という難しいことは置いといて、韓国には「どんなお餅があってどんな味がするのか?」ということをご紹介してみたいと思います!
韓国のお餅、日本とどこが違うの?
先ほども書いたように、韓国のお餅はカラフルで形もいろいろなんです!
日本にも紅白餅というのがありますが、韓国では白、ピンク、緑は当たり前で、練り込んでいる材料によって黄色や紫、茶色のお餅もあります。
お祝いの席などで食べられるお餅には、「ムジゲトッ」といって、虹のような色合いのお餅まで登場するんですよ!
日本のお餅との最大の違いは“材料”です。
日本は主にもち米を使ってお餅を作りますが、韓国ではうるち米を使うお餅が多く、ちょっと変わった食感が楽しめるんです。
もちろん、もち米を使ったやわらかいお餅もありますよ!
種類がいっぱい!韓国のお餅をご紹介!
韓国のお餅の歴史は古く、なんと青銅器時代の遺跡からもお餅を作る道具が出土されたのだそう。 そのため、お餅の種類も数えきれないほどたくさんあるんです。
ここでは、お餅専門店などでよく見かける代表的なお餅の種類と味について書いて行きたいと思います!
ペクソルギ(シルトック)
米粉を蒸して作ったのが、このペクソルギです。
シル(蒸し器)を使うので、別名シルトックとも呼ばれています。
ほんのり甘く、日本のお餅と蒸しパンの中間のような不思議な食感です。
この不思議な食感が、なかなかクセになっちゃうんです!
ベーシックな白いペクソルギの他に、最近ではバナナやイチゴ、チョコ味など、お店によって色々な味のペクソルギを見かけるようになりました。
無花果のジャムがサンドされたペクソルギ。
こちらはバナナ味です。
ヤクシク(薬食)
もち米の粒を潰さず、ナツメや栗を混ぜて作るヤクシクは、ゴマ油の風味にうっすらと醤油風味で、お餅というよりはおこわを食べているような感じ。
甘いものが苦手な人にイチオシのお餅です!
ハッキリ言って、めちゃくちゃ美味しいです!リピ決定!
ソンピョン(松餅)
秋夕に食べるお餅で、松の葉を敷いて蒸すためソンピョン(松餅)と呼ばれています。
うるち米の粉から作られているので、日本のお餅と比べて少し弾力があります。
半月型や貝殻型のお餅の中には餡が入っているのですが、日本のようなあんこではなく、すりごまの餡をはじめ、小豆や栗などの白っぽい餡が入っているのが一般的です。
色合いがキレイで、お祝いの席にも必ず登場するお餅です。
よもぎの風味満点のソンピョン!中に入っている餡は、日本の白餡より水分が少ない感じですが、甘くなくてとても食べやすいです。
スルトック(酒餅)/ギョンダン(団子)
うるち米の粉にマッコリを入れて作るスルトック(写真中央左)は、もちもちふわふわの食感がたまらないお餅です♪
ほんのり甘く、ふわっと香るお酒の香りもイイ感じ!
何個でも食べれちゃいそう(笑)
キョンダン(写真中央右)は、もち米を一口大に丸めて、外側にすりごまやきな粉、カステラの粉などをまぶしたやわらかなお餅です。 中にはソンピョンと同様、白い餡の他に、すりごまに蜜を合わせたものが入っている場合もあります。
その他のお餅
こちらのお餅は「インジョルミ」というお餅で、日本のわらび餅のような柔らかい食感が特徴です。
ゴマに砂糖が混ざっていないので甘くなく、とっても香ばしい♪
きな粉がまぶされているインジョルミもあります。
かぼちゃが練りこまれていて、とっても鮮やかな色のお餅!
数種類のお豆がふんだんにトッピングされています。
しっかりとかぼちゃの風味がして、体に良さそう♪
これも甘さ控えめで、これならご飯の代わりでもイケるかも?!
韓国のお餅といえば、やっぱりトックでしょ!
韓国のお餅と聞かれて、真っ先に思い浮かべるものといえばやはり「トッポッキ」ではないでしょうか?
韓国に旅行に来た際にその味を知ってしまい、トッポッキにハマってしまったという人も多いことと思います。
最近では、常温保存でソースまで付いているトッポッキセットも売っているので、日本に持ち帰って簡単に楽しむことができるようになりました。
でも、マートで売っているこういうトックって冷めるとすぐに硬くなっちゃいませんか?
実はこの白くて細長いトッポッキ用のトックも、ちゃんとお餅屋さんに売っているのです!
この細長いお餅にはちゃんと名前がありまして、「カレトック」といいます。
これでトッポッキを作ると、冷めても柔らかく、とっても美味しいトッポッキができるんです!
購入日から2日くらいは柔らかいので、料理に自信のある人は、帰国寸前に買って自宅でトッポッキ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
白い色じゃないカレトックもありました!
実はこのカレトック、トッポッキ以外の食べ方もあるんです!
油をひいたフライパンで焼いてハチミツを付けたり、日本のお餅のように砂糖醤油を付けて食べても美味しいです。
中でもイチオシのソースはコレ!
韓国のマートに売っている「ヤンニョムチキンソース」!
焼いたカレトックとこのソースの相性は最高です!
是非1度お試しください!!
日本でも韓国のお餅を食べたい!どうしたらいい?!
実は韓国のお餅には、残念な部分もあるんです。
それは・・・日本のお餅より日持ちがしないということ。
お餅にいろんな材料を練りこみ、表面に粉がついていない韓国のお餅は傷みやすく、暖かい時期だと翌日にはもう食べられなくなっていたりするんです。
そして硬くなるスピードも速く、ペクソルギなどはその日に食べなければパサパサになってしまいます。
では、韓国のお餅は日本に持ち帰って食べることはできないのでしょうか?
もちろん、購入してすぐに食べるのが1番美味しいに決まっていますが、そんなにあれもこれもたくさん食べれないし・・・。
韓国の主婦たちに聞いてみると、みなさん食べきれなかったお餅は「冷凍庫に入れて冷凍保存し、食べたい時に電子レンジでチンして食べる」という回答が返って来ました。
ということは、帰国当日にお餅を購入し、自宅に帰ってすぐに冷凍保存すればいいではないですか!
そこで便利なのが、ここ「ピジュン」。
韓国で有名なお餅のチェーン店なのですが、ソウル駅にも仁川空港(第1ターミナル) にもお店があるから、帰国直前にお餅を買うことができますよ!
もう1つ、“自分でお餅を作ってしまう”という方法もあります。
マートに行けば、お餅専用の粉も売っていますし、その他にも「クックパッド」などのサイトには韓国のお餅の作り方レシピも載っています。
作り立てのお餅が食べたい!という人は、1度頑張って挑戦してみるのも面白いかも知れません。
【まとめ】韓国のお餅特集!日本と似てるようで全然違う?!韓国のお餅大図鑑!
韓国のお菓子類は、どちらかというと日本より甘いものが多いのですが、不思議なことにお餅だけはあまり甘くないんですよね。
なので、ついついたくさん食べてしまいます。
美味しいだけではなく、健康に良い材料がたくさん入っている韓国のお餅。
1度食べたら、忘れられなくなっちゃうかも知れませんよ!
ちなみにお餅を日本に持ち帰って食べる場合は、傷んでいないかどうかしっかり確認してから食べて下さいね~!