2024年韓国で絶対食べたいデザート「タンフル」!その人気と魅力に迫る!
韓国旅行でぜひ食べておきたいデザート「タンフル」!
韓国で大ブームを起こした人気デザート「タンフル(탕후루)」!!
韓国では、若いMZ世代を中心に、学校帰りのおやつや、食後のデザートとして食べたりと、手軽に食べられる大きさ、手軽な価格が人気を集めています。
一時期、SNSやYoutubeなどでタンフルを食べる動画や、映える画像が話題となり「バズった」といっても過言ではありません。
韓国在住の筆者も大好きなデザートで、韓国旅行の際には「ぜひ食べてほしい韓国のデザート」としても、おすすめな食べ物です!
そこで、今回はそんな韓国のタンフルについて、由来や韓国で流行った理由など交えて詳しくご紹介します。
タンフルって韓国のどこで食べられるの?どんな種類があるの?など、旅行でのお役立ち情報もご紹介しています。
ぜひ最後までチェックしてみてください!
タンフル(탕후루)とは?
タンフル(탕후루)は、フルーツの串刺しに水飴がコーティングされ冷やし固めた食べ物で、パリッという食感とジューシーなフルーツがクセになると人気を集めています。
日本では「フルーツ飴」と呼ばれることが多いです。
日本のお祭りでよく見かけるリンゴ飴がまさに、韓国のタンフルと思っていただければわかりやすいと思います。
この韓国で流行しているタンフルは、実は中国発祥で歴史も長く、伝統的な食べ物。
特に中国北部の地方で冬によく食べられており、中国では屋台で見かける代表的なおやつなのだそうです。
そんなタンフルの気になる由来は、中国語で「タン=砂糖」、「フル=木の実」という意味で、そのまま「木の実(フルーツ)の砂糖掛け」といった感じとなります。
タンフルが韓国で流行ったきっかけは?
では、韓国でなぜこんなにもタンフルが流行ったのでしょうか。
調べてみると、韓国の仁川にあるチャイナタウンでは昔からタンフルがおやつとして売られていたそうです。
それが徐々に広がり、2020年代にはタンフル専門店のフランチャイズが登場。
その後、タンフルを食べる咀嚼音を楽しむ「AMSR」や、タンフルの可愛い見た目が「映える」とYoutubeやSNSで大流行し、トレンドと化しました。
韓国でもタンフルの屋台や専門店が急激に増え、若者を中心に大ブレイクしたのがきっかけといえるでしょう。
今では、外国人旅行客にも韓国で食べたい「Kデザート」ともいわれるほど!!
様々な季節のフルーツを使用したタンフルは、日本人からの人気も集めています。
しかし、その人気も徐々に低下している、フランチャイズ店も閉店しているなどと世間ではいわれていますが、実際はまだまだ大人気!
学生が学校帰りのおやつに買っていたり、小腹がすいたときの間食にもぴったりで、2024年もタンフルのブームは続きそうです。
種類も豊富でおやつにぴったりなタンフル!
韓国のタンフルの定番で人気なフルーツといえば、イチゴやブドウが挙げられるでしょう。
しかし、最近は様々な種類のタンフルが増えてきており、興味をそそられるものばかりです。
例えば、ミカン、シャインマスカット、キウイフルーツ、グレープフルーツ、レモンなど、どれも想像するだけでも美味しそうですよね。
また、「おまかせ」といって様々なフルーツが一粒ずつ串に刺さっているバラエティーに富んだ商品も!
各店舗で様々な工夫を凝らしたメニューなども開発されています。
他にも、「冷凍タンフル」というものも売られており、タンフルがどれだけ人気なデザートなのかがうかがえますよね。
筆者も無人のコンビニで冷凍タンフルを見つけたので食べてみました!
筆者はイチゴの冷凍タンフルを食べたのですが、甘酸っぱい冷凍のイチゴに、甘い砂糖がマッチして、これはこれでとても美味しかったです。
ちなみに価格は2,500ウォンでした。ぜひ見かけたら、挑戦してみてくださいね!
韓国にはタンフルのフランチャイズ店も登場
上記でもご紹介しましたが、韓国では2020年代頃よりタンフルの専門店が登場し始めました。
そこで、韓国で人気のタンフルのフランチャイズ店をご紹介します!!
明洞や江南など、旅行者でも行きやすい店舗情報も載せていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
달콤왕가탕후루<タルコム 王家(ワンガ)タンフル>
韓国でタンフルの専門店の先駆けといえば、この「王家(ワンガ)タンフル」です。
2019年に蔚山で1号店をオープンし、現在は韓国全土に500店舗を構える店舗にまで成長しました。(2024年4月現在)
ソウル市内だけでも約100店舗近くも出店しており、街でもよく見かけるタンフル専門店ではないでしょうか。
季節のフルーツをそろえたタンフルの価格は3,500ウォン~となっています。
また、2024年1月より広告モデルに人気K-POPアイドルのSTAYCを起用。
若者をターゲットに、ますます注目を集めそうですよね!!
名称 | 달콤왕가탕후루<タルコム 王家(ワンガ)タンフル> |
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住所 | ・明洞駅店:ソウル特別市 中区 トゥェゲロ(退渓路)18-8 1F「明洞駅3番出口すぐ」 ・江南駅店:ソウル特別市 江南市 カンナム大路(カンナムデロ)102‐14 103号「新論峴駅6番口より約5分」 ※その他、全国に店舗あり。詳しくは公式サイト「매장찾기」より検索可能。(地図あり、韓国語) |
営業時間 | ・明洞駅店:11:30~21:00 ・江南駅店:12:00~23:00 ※店舗により営業時間は異なります。 |
公式サイト | https://wgtanghulu.com |
SNS | @wgtanghulu_official |
대단한탕후루<テダナンタンフル>
韓国で初めてタンフルとカフェを併設したお店が「テダナンタンフル」です。
店舗数は韓国全土で300店舗を突破(2024年4月現在)し、その勢いはまだまだ加速するばかりです。
タンフル業界では「王家(ワンガ)タンフル」に続いて、店舗も多いフランチャイズ店となっています。
ソウル市内はタンフルのみ販売している店舗がほとんどで、ソウル郊外ではカフェスペースを併設した「カフェ+タンフル」の店舗が多くみられます。
タンフルの価格は3,000ウォン~となっています。
タンフルとカフェが併設されている店舗では、コーヒーはアメリカーノ1,400ウォンとドリンクの価格もリーズナブル。
他にも、イチゴのタンフルが乗ったソフトクリームなど、タンフル以外のメニューも豊富に揃っています!
名称 | 대단한탕후루<テダナンタンフル> |
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住所 | ・弘大店(タンフルのみ):ソウル特別市 麻浦区 ホンイクロ3-20 1F 「弘大駅9番出口より約8分」 ・ヤンジェ店(タンフルのみ):ソウル特別市 江南区 南部スンファンロ363‐16 1F「ヤンジェ駅4番出口より約8分」 ※その他、全国に店舗あり。 |
営業時間 | ・弘大店:火~日 13:00~22:30(月曜定休) ・ヤンジェ店:月~土 12:00~22:30(日曜定休) ※店舗により営業時間は異なります。 |
SNS | @daedanhanfood |
황후탕후루<ファンフタンフル>
ゲームストリーマーである김왼팔(キムウェンパル)が共同代表を務めることで、一躍有名となった「ファンフタンフル」。
イチゴとミカンの帽子をかぶった女の子のキャラクターが可愛くて目をひく店舗です。
ソウル市内にも店舗はいくつかありますが、韓国全土の地方にも多く店舗を構えています。
価格はすべてのタンフルが3,300ウォンとなっており、分かりやすいうえに、どれを食べるか迷ってしまいそうですよね。
名称 | 황후탕후루<ファンフタンフル> |
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住所 | ・梨泰院店:ソウル特別市 龍山区 イテウォンロ23-6 1F 「梨泰院駅1番出口すぐ」 ・蚕室セネ店:ソウル特別市 松坡区 オリンピック130「蚕室セネ駅4番出口すぐ」 ※その他、全国に店舗あり。詳しくは公式サイト「지점안내」より検索可能。(地図あり、韓国語) |
営業時間 | ・梨泰院店:17:00~2:00 ・蚕室セネ店:11:00~23:00 ※店舗により営業時間は異なります。 |
公式サイト | https://onicompany.co.kr/ |
韓国でタンフルが流行ったために起こった問題とは?
美味しくて子供から大人まで人気のタンフルですが、韓国ではタンフルが流行したために起きた問題点も重要視されるようになりました。
一体どんな問題があるのでしょうか。ぜひ旅行の際の参考にしてみて下さい。
衛生環境問題
まずは、タンフルにコーティングされている砂糖。
フルーツに砂糖をコーティングして冷やし固めてはいるのですが、時期によっては食べ終わる前に砂糖が溶けて地面に落ちたり、砂糖のかけらが落ちたりと、地面や床が汚れてしまうという問題。
コーティングされた砂糖が地面に落ちるとべたついたり、靴の裏についたりと、不快なのは当然ですよね。
さらには、アリやハエなどの虫が寄ってきたり、残った糖分と虫の排泄物がやがて腐敗し悪臭を放つこともあるのだとか。
とにかく、衛生環境も良くないことが指摘されています。
また、タンフルを食べ歩きしながら、他の店内に入ったりする人もいるようで、そのせいで床が汚れてしまい、他のお客さんにも迷惑をかけるという事例も。
そのため、「タンフルを持っての入店禁止」という意味の「ノータンフルゾーン」を設けたお店も出てきてたそうです。
一応、タンフルには小さな紙コップがついており、砂糖がたれ落ちないようにはなってはいるのですが、暑い時期では特に砂糖が解けるスピードも早く、紙コップでは間に合わないことも。
食べ歩きにはちょうどいいサイズのタンフルですが、こうしたマナーについても深く考えさせられるものとなりました。
ごみ問題
タンフルは食べ終わると、長い串と小さな紙コップのゴミが出てしまいます。
もちろん分別して捨てればいいのですが、長い串がとがっているため、ゴミ袋を突き抜けたりと危険が伴うことも。
さらには、食べ歩き後、そのまま道端に捨ててしまうマナー違反の人もいるのが現実です。
こうした問題を解決するために、最近ではお店の前に専用のゴミ箱を設けているところが多いようです。
美味しく手軽に食べられるタンフルですが、マナーを守りながら美味しくいただきたいですよね。
健康被害問題
タンフルの砂糖とフルーツの糖分が、糖尿病を引き起こす恐れがあること、また虫歯へのリスクが高まることを国が喚起しています。
特に若い世代に人気のタンフルですが、コーティングの砂糖に加え、フルーツの糖分もプラスされているため、血糖値の急な上昇も考えられるそう。
また小児が毎日のように好んで食べていると、小児糖尿病へのリスクが通常よりも8倍増加すると推定されるとの話も!
さらには、歯に砂糖が残るため、虫歯のリスクが高まるのも当然ですよね。
大ブレイクしているタンフルですが、裏ではこのような健康問題についても国が注意を促しています。
もちろん、タンフルに限った問題ではないのですが、特に大流行しているがために、大きく報道されているようです。
【まとめ】2024年韓国で食べたい人気おやつ「タンフル」!
今回は、韓国で人気のデザート「タンフル」について詳しくご紹介しました!
あのパリッとした食感に、ジューシーなフルーツがクセになるタンフル。
韓国では2024年もまだまだ人気のデザートとして、屋台や店舗でよく売られています。
タンフル専門のフランチャイズ店も多くありますので、ぜひ旅行の際に見かけたら食べてみる価値ありの韓国デザートです!!