【ウェブトゥーン】あの人気ドラマの原作も!?韓国発のマンガ ウェブトゥーンって知ってる?
【ウェブトゥーン】あの人気ドラマの原作も!?韓国発のマンガ ウェブトゥーンって知ってる?
「ウェブトゥーン」という言葉を聞いたことはありますか?
ウェブトゥーンは、スマートフォンで読むことを前提とした、いわゆるウェブ上のマンガのことを指します。
今世界ではこの形が徐々に広まり、マンガ好きの間では一般的になりつつありますが、これが韓国発であるということをご存知でしょうか?
実は、あの人気ドラマも原作がこのウェブトゥーンなんです!
今日は、韓国のマンガ文化と、ウェブトゥーンとは何か、そしてウェブトゥーンが原作の大人気韓国ドラマをご紹介します!
韓国のマンガ文化
韓国語でマンガは”만화(マンファ)”と言います。
マンガがドラマ化されて話題となった『宮〜Love in Palace〜』は日本でもヒット作となったため、韓国のマンガを知っている人もいるかもしれません。
日本のマンガが世界的に”MANGA”と呼ばれるように韓国マンガは”MANHWA”と呼ばれ、こちらも固有のポジションを確立しています。
韓国のマンガ文化は日本のマンガ文化とも大きく関わりがあります。
韓国では1940年代頃より今のような形のマンガが知られ始めました。最初は子供向けの雑誌への掲載が主だったそうですが、そこから発展し青春マンガなど幅広い年齢層でマンガの人気に火がついていきました。
1950年代にはマンガ雑誌や単行本などが発行され始め、さらに多くの人に認識されるようになります。
この頃、日本のマンガが流入し、海賊版マンガとして市場に出回っていました。
日本のマンガは世界中で親しまれていますが、韓国でも日本マンガファンはとても多いです。
その人気が韓国マンガにも少なからず影響し、国内のマンガ雑誌や出版社の発展にもつながったのかもしれません。
韓国で有名な大手マンガ出版社は、ソウル文化社、大元CI、そして鶴山文化社の3社。
この3社が90年代頃から日本マンガをライセンス契約して韓国版として販売するようになり、さらに日本マンガ単行本が人気となりました。
その1つが『花より男子』です。
韓国発のマンガ ウェブトゥーン(웹툰)って何?
2000年代頃より一気に韓国で発展し始めたのが「ウェブトゥーン(웹툰)」です。
「ウェブトゥーン」は、「ウェブ」と「カートゥーン(=マンガ)」を掛け合わせた言葉。
ウェブトゥーンは、これまで雑誌や単行本など紙媒体で親しまれてきたマンガとは異なり、スマートフォンやタブレットで読むことを前提にしている新しい形です。
フルカラー、縦スクロールで読むのが一番の特徴で、読みやすく、モノクロ印刷よりも臨場感と迫力があります。
作品によっては、音楽がついたものやアニメーションが施されたものもあります。
「ウェブトゥーン」は「スマートゥーン」とも呼ばれており、韓国発のデジタルコミックですが、今では国際的にこの形がどんどん人気になってきています。
ウェブトゥーンはどこで読める?
ウェブトゥーンは、ウェブ配信が前提!
そのため、日本の作品のみならず韓国をはじめ海外のマンガ家さんの作品も公開されています。
また、アプリの特性上更新頻度も高く、作品にもよりますが1週間に1話程度が配信されます。
色々な種類のマンガを同時に読めるタイプの人は、毎日何かしら更新があるのでスマホから目が話せなくなるかも・・・!
では、ウェブトゥーンはどこで読めるのでしょうか?
代表的なアプリやウェブサイトをご紹介します!
1. LINEマンガ
まず、ウェブトゥーン業界を牽引している会社の1つで皆さんもよく知っている、LINEが提供するウェブトゥーンアプリ「LINEマンガ」です。
LINEアプリのホーム画面にマンガが出てくるのをみたことがある人もいるかもしれません。
読みたいマンガをクリックすると、LINEマンガアプリのダウンロード画面に進みます。
LINEマンガは、マンガアプリダウンロード数NO.1で、日本語訳が無い韓国語のマンガラインナップも最も多いです。
23時間ごとに1話が無料で読めるので読みすぎ防止にも良いかも。
人気韓国ドラマの『女神降臨』や『外見至上主義』の原作もここにありますよ!
2. ピッコマ
「ピッコマ」は、韓国IT大手の日本人、Kakao Japanが運営するウェブトゥーンアプリ。
日本ではテレビコマーシャルも放映されており、お馴染みの人も多いかもしれません。
ピッコマで公開されるウェブトゥーンは、コミュニケーションアプリ、KakaoTalkにも一部が公開されます。
KakaoTalk上でも数話読むことが可能で、それ以降も読みたくなった場合はピッコマアプリのダウンロードが必要です。
LINEマンガと同様に23時間で1話が無料で読めるので、楽しみに更新を待ってみてくださいね♪
3. NAVERマンガ
韓国語学習者で中級以上の人におすすめしたいのが、NAVERマンガです。
NAVERのグループ会社であるNaver Webtoon株式会社が提供するマンガアプリです。
紹介してきた2つのアプリとは違い、サイト自体が韓国語表記で、韓国語のまま作品を読むことができます。
NAVERマンガは、アプリをダウンロードせず、ウェブサイトに直接アクセスすることもでき、会員登録も不要。
全て無料で無制限に読むことができます!
韓国語の読解を鍛えたい人で、韓国語の新聞やコラム、エッセイを読むのはハードルが高い人でも、マンガなら1つひとつの文章が会話文で短くわかりやすいです。
ハングルの速読を鍛えたい人にはかなり賢い方法かもしれませんね♪
実はウェブトゥーンがドラマ化した人気韓国ドラマ
日本でも人気マンガがドラマや映画になり、大ヒットすることはよくありますよね。
実は、皆さんが見たことのあるあの韓国ドラマもウェブトゥーンが原作なんです!
今回はその一部をご紹介します。
1. わかっていても
2021年6月に韓国でドラマが放送され、今Netflixでも公開されている『わかっていても(알고있지만)』は、LINEマンガ掲載のウェブトゥーンが原作です!
美大生役のハン・ソヒとソン・ガンの美しい2人を中心に描かれる青春ドラマに目が離せなくなる人、続出!
ドラマは全10話、ウェブトゥーンでは全40話で完結しています。
作者は『透明な同居』でデビューしたジョンソさん。
ドラマを先に見てしまった人も、原作をどのように実写で再現したのか読んでみてくださいね!
ハン・ソヒ特集
2. 梨泰院クラス
2020年に『愛の不時着』とともに第4次韓流ブームを巻き起こしたNetflixオリジナルドラマの『梨泰院クラス』もウェブトゥーンが原作です。
主演は大人気俳優のパク・ソジュン。大手飲食店、長家グループの御曹司に復讐すべく梨泰院で小さな居酒屋「タンバム」からスタートする爽快な人間ドラマです。
こちらは、韓国でKAKAO PAGEで掲載されていましたが、現在ピッコマで『六本木クラス』として日本版を楽しむこともできます。
3. キム秘書はいったい、なぜ?
『キム秘書はいったい、なぜ?(김비서가 왜 그럴까?)』は2018年に韓国でケーブルテレビで放送され、今AmazonプライムやNetflixでも楽しむことができる大人気ラブコメディーです。
財閥グループの御曹司役のパク・ソジュンの秘書を9年間務める美しすぎる女優、パク・ミニョンが、彼女が退職を告げることをきっかけに徐々に関係性が変化していく物語。
ビジュアルが完璧な2人で当初から癒される女子たちが激増していました。
この作品もウェブトゥーンが原作です!
韓国でKAKAO PAGEで掲載されています。今はLINEマンガで日本版『もう秘書はやめます』が公開されていますよ。
パク・ミニョン特集
【まとめ】【ウェブトゥーン】あの人気ドラマの原作も!?韓国発のマンガ ウェブトゥーンって知ってる?
今回は韓国発の新しいマンガの形、ウェブトゥーンをご紹介しました!
今韓国はマンガ業界においても世界を牽引しているんですね。
韓国ドラマの原作が実はウェブトゥーン!という作品もご紹介しました。
韓国ドラマでリスニングを鍛えた後には、ウェブトゥーンでハングルの速読に挑戦するのも楽しくて良い韓国語勉強方法かもしれませんよ。
世界を牽引する韓国のウェブトゥーン、これからどのような作品が生まれるのかも楽しみですね♪