韓国の상견례(サンギョンネ/サンギョンレ)って?結婚前に必須な両家顔合わせ事情を大調査!!
韓国の상견례(サンギョンネ)を大調査します!
皆さんは韓国の상견례(サンギョンネ)をご存じですか?
韓国ドラマ好きの方は、ドラマの中で何度か観たことがあるかもしれませんね!
今回は、日本人にはあまり馴染みのない韓国の상견례(サンギョンネ)を大調査したいと思います。
それでは、早速見ていきましょう♪
韓国の상견례(サンギョンネ)とは?
韓国の상견례(サンギョンネ)は「相見礼」と書き、その漢字のごとく、結婚前の両家の顔合わせのことを言います。
両家の顔合わせというと、結婚前の新郎新婦が最も緊張する行事と言っても過言ではありませんよね。
相手のご両親に気に入ってもらえるか、自分の家族とお相手の家族の気が合いそうか、自分の家族が粗相をしないかなど気をもむことがたくさん。
ちなみに、日本では両家が結婚式当日に初めて顔を合わせるというケースも多いように思います。
以前は結納の際に両家で会食をするというケースもありましたが、最近は結婚前に両家で席を設けて会食をするというのはあまり無いのが日本の実情ではないでしょうか。
今回の記事を見ながら『韓国にはこういった文化があるんだ~』と日本との違いをぜひ比べて頂ければと思います。
それでは、詳しく見ていきましょう!
韓国の상견례(サンギョンネ) 新郎新婦が最も気を使うことは?
韓国の結婚相談所DUOが20代30代の既婚男女500名を対象に行った調査結果によると、新郎新婦が両家顔合わせで最も気を遣うのは「両家顔合わせの場所」であることが分かりました。
その他には、「会話内容」「日程」なども気を使う項目として挙がっています。
顔合わせ場所としては、「親たちが気に入りそうな韓国料理の店」が78.4%で圧倒的に好まれていることも分かりました、
その次には、なんと「日本料理店」が続き、その次は「コースの中華料理店」。
そして、これも悩みそうな顔合わせ場所の地域に関しては「両家族が住む地域の中間地点(53.2%)」に決めた人が最も多い結果となりました。
確かに中間地点を選ぶのが、どちらからも不満が出ないと思うのでベストな選択と言えますね。
その次には「新婦の両親が暮らす地域(20.4%)」、「新郎の両親が暮らす地域(14.4%)」、「移動人数が多い方の地域(7.2%)」と続き、新婦の家族に合わせてくれるケースが若干数多いようです。
韓国の상견례(サンギョンネ) 気になる費用は?
それでは、韓国の상견례(サンギョンネ)はどれくらいの費用が掛かるのでしょうか?
これも気になるところですよね。
アンケート調査によると、回答者の過半数(57.0%)が1人当たりの費用として「5~10万ウォン未満」を支出したと答えました。
続いて「5万ウォン未満(21.8%)」、「10万ウォン~15万ウォン未満(12.4%)」、「15万ウォン~20万ウォン未満(4.0%)」の順となっています。
平均で見れば1人基準約8万ウォンを支出しているようで、日本の場合で考えても同じくらいかなといった感じですよね。
ちなみに、こちらも気になる費用負担に関しては「新郎新婦が半々(38.4%)」もしくは「新郎(35.8%)」が負担したケースが多いそう。
その他には「新郎の両親(14.4%)」や「新婦の両親(5.2%)」が負担するケースもあるようです。
韓国の結婚相談所ガヨンが実施した2024年結婚費用レポートによると、新郎新婦が상견례(サンギョンネ)に支出した費用は87万ウォンとなっています。
なかなかの金額ですが、ケチるというのも体裁が悪いですし、必要経費ですね。。
韓国の상견례(サンギョンネ) 適切な時期は?
それでは상견례(サンギョンネ)はいつ頃行っているのでしょうか?
調査結果によると、適切な顔合わせの進行時期として、結婚式基準「3~6ヶ月前」が36.0%で最も多い回答となりました。
続いて「6~9ヶ月前(24.0%)」、「結婚の日程と関係なく結婚を決心した時(16.8%)」、「9~12ヶ月前(10.8%)」、「3ヶ月前(8.4%)」、「1年前(4.0%)」という順になっています。
ちなみに、同じく顔合わせのタイミングを結婚1年~5年目の既婚者1,000人に調査した結婚相談所ガヨンの調査結果によると、1位は「本格的な結婚話が交わされた直後(49.5%)」となりました。
その次は「結婚の日取りを決めた後(35.6%)」という回答が続き、その他には「新居を用意した後」「本格的な結婚の話が交わされる直前」などの回答も。
韓国の상견례(サンギョンネ) は絶対に必要なの?
日本ではあまり馴染みのない상견례(サンギョンネ)ですが、韓国では「結婚前に家族間の親睦の場を設けるために必要」と考えられています。
両家の家族に結婚を承認してもらうためや、お互いの家族を知る時間を持つためといった意味もある상견례(サンギョンネ)。
伝統となっている行事だけに、世間体を考えるとやはり行わないといけないといった事情もあるようです。
そして、『韓国で상견례(サンギョンネ)は重要だと考えられているんだな』と改めて感じたのがコロナ渦のこと。
韓国ではコロナ渦には、感染予防のソーシャルディスタンス措置として5人以上の集まりが禁止されていた時期がありました。
5人以上集まれないとなると両家顔合わせが事実上できないとも言えますが、例外として상견례(サンギョンネ)は8人まで集まることが認められていたんです。
상견례(サンギョンネ)には、「新郎新婦+両親と兄弟」もしくは「新郎新婦+両親のみ」が参加するケースが大部分なので、8人までというのはこのどちらも網羅した設定のように思います。
韓国のコロナ渦というと、感染対策が徹底されていたイメージがありますが、そんな中でも例外として認められていた상견례(サンギョンネ)。
それほど重要なイベントとして根付いていると言えますね。
【まとめ】韓国の상견례(サンギョンネ)って?結婚前に必須な両家顔合わせ事情を大調査!!
今回は、韓国で結婚前に必須な상견례(サンギョンネ)を大調査しましたが、いかがでしたでしょうか?
韓国では상견례(サンギョンネ)は新郎新婦にとって、結婚前にしっかりと段取りが必要な重要イベントと言えることが分かりました。
新郎新婦にとっては神経をすり減らすことが多い緊張の場になるかとは思いますが、結婚後はみんな家族になるわけなので、あらかじめ集まって親睦を深めておくというのは良いことのように思います。
事前に親睦を深めておくと結婚式も家族同士和気あいあいとできそうですしね!
引き続き、韓国の結婚関連の情報を調査していこうと思っているので、お楽しみに~♪