G-1JHRHQCPLD 【2025年韓国の祝日】一覧表・現地の様子・旅行時の注意点まで解説|韓国情報メディアK Village MODULY Web(モドゥリーウェブ)

【2025年韓国の祝日】一覧表・現地の様子・旅行時の注意点まで解説

MODULY 編集部

韓国の祝日は日本と似ているものもありますが、固有の歴史や文化に基づいた特有の祝日も多く存在します。

本記事では、2025年の韓国の祝日を一覧で紹介し、それぞれの由来や韓国での過ごし方、旅行の際の注意点まで詳しく解説します。

韓国旅行の計画やビジネスでのスケジュール調整の参考にしてみてください。

2025年 韓国の祝日一覧

日にち祝日名意味・由来
1月1日新年【신정(シンジョン)】西暦の新年
1月27日~1月30日旧正月【설날(ソルラル)】旧暦の新年
3月1日三一節【삼일절(サミルジョル)】独立運動記念日
5月1日労働者の日【노동절(ノドンジョル)】労働者の権利を尊重する日
5月5日子どもの日【어린이날(オリニナル)】子どものための祝日
5月5日釈迦誕生日【부처님오신날(プチョニムオシンナル)
/석가탄신일(ソッカタンシニル)】
お釈迦様の誕生日
6月6日顕忠日【현충일(ヒョンチュンイル)】戦没者追悼の日
8月15日光復節【광복절(クァンボクジョル)】日本統治からの解放記念日
10月3日開天節【개천절(ケチョンジョル)】韓国の建国を祝う日
10月5日~8日秋夕【추석(チュソク)】旧暦の中秋節
10月9日ハングルの日【한글날(ハングルナル)】ハングルを公布したことを記念する日
12月25日クリスマス【성탄절(ソンタンジョル)】イエス・キリスト誕生日

各祝日の詳しい解説

1月1日:新年(元旦)【신정(シンジョン)】

韓国でも1月1日は新年として祝われますが、日本のように三が日を休む文化はありません。

新年を迎える行事として、前夜に家族や友人とカウントダウンを楽しむことが一般的です。

現地の様子

  • ソウル・釜山などの主要都市では大規模なカウントダウンイベントがある。
  • 「日の出を拝む(해맞이)」ために東海岸の海辺へ行く。
  •  家族で集まって新年の挨拶を交わす。
  • トックク(떡국)と言われる日本のお雑煮に似た餅のスープを食べる。
  • 旧正月(ソルラル)の方が重要視されるため、1月1日は比較的静かな印象。

イベント

毎年ソウル・鐘閣(종각)の「普信閣(보신각)」では年越しの鐘つきイベントが開催されています。

寒空の下、毎年大勢の人が参加しています。

YouTubeやテレビなどでも中継されているので、中継映像を見ながらカウントダウンして新年を迎える人も多いです。

1月28日~1月30日(2025年):旧正月【설날(ソルラル)】

韓国では旧暦の正月を重要視しており、ソルラルは家族が集まる伝統的な祝日です。

多くの企業や商業施設も休業し、帰省ラッシュが発生します。

今年は29日がソルラル当日、その前後1日ずつがソルラル連休となりお休み、更に今年は1月27日も臨時で祝日になったので、土日を含めると25日〜30日までの6連休、31日を休日にして最大9連休を楽しんだ方もいました。

現地の様子

  • 家族が集まり、祖先を祀る儀式「茶礼(차례)」を行う。
  • トックク(떡국:餅入りスープ)を食べることで「1歳年を取る」
  • 伝統衣装(韓服)を着て新年の挨拶をする
  • 韓国伝統遊びをする(ユンノリ・コマ回しなど)

イベント

韓国民俗村や景福宮などの観光地では伝統文化体験イベントが開催されるため、韓国の文化を深く知る絶好の機会となります。

また、キョンボックンや国立現代美術館など一部施設の入場料が無料になります。

3月1日:三一節【삼일절(サミルジョル)】

1919年に起こった日本の植民地支配に対する独立運動「三・一運動」を記念し、韓国の独立を祝う日です。

国民の愛国心を強く意識する日でもあります。

今年は3月1日が土曜日のため、 3月3日(月)が振替休日となります。

現地の様子

  • 公式行事が光化門広場などで開催。
  • 国中に太極旗(韓国国旗)が掲げられる。
  • 学校では独立運動について学ぶ特別授業が行われる。

5月1日:労働者の日【노동절(ノドンジョル)】

世界的な労働者の日(メーデー)に由来し、労働者の権利を尊重する日です。

会社員のほとんどは休みになりますが、公務員や学生は通常通り出勤・通学します。

銀行等の金融機関は休業するため注意が必要です。

また、労働組合主導のデモや集会が行われることも多いそうです。

5月5日:子どもの日【어린이날(オリニナル)】

1923年に制定された子どもの幸福と権利を考える、子どものための日です。

この日は公園やテーマパーク、動物園、映画館などで、子どもと家族を対象にした様々なイベントが行われ、家族連れでにぎわいます。

現地の様子

  • 遊園地や動物園が特別イベントを開催。
  • 学校や幼稚園は休みになり、家族と過ごす。
  • 一部の企業は特別休暇を導入。

5月5日:釈迦誕生日【부처님오신날(プチョニムオシンナル)/석가탄신일(ソッカタンシニル)】

韓国の仏教行事の一つで、旧暦の4月8日にあたるお釈迦様の誕生日を祝う日です。

お寺では提灯行列や特別法要が行われます。

現地の様子

ソウルの曹渓寺(チョゲサ)や清渓川(チョンゲチョン)では、カラフルなランタンで飾られた美しい光景が見られます。

6月6日:顕忠日【현충일(ヒョンチュンイル)】

愛国心を表現する日であり、韓国を守るために命を捧げた人々を称える日です。

さまざまな行事が各地で開かれ、国立ソウル顕忠院で開かれる追悼式には、大統領など主要政府関係者が出席します。

現地の様子

  • 国内の記念碑などで追悼行事が行われます。
  • 午前10時に1分間のサイレンが鳴ると、頭を下げ黙祷をします。
  • 多くの家庭では、韓国の国旗である太極旗を掲げます。

8月15日:光復節【광복절(クァンボクチョル)】

日本統治からの解放と独立を祝う、韓国の最も重要な祝日のひとつです。

光復節とは国権を回復し、「光を取り戻した日」という意味です。

現地の様子

  • 政府主催の記念式典で大統領が演説を行います。
  • 太極旗(韓国国旗)を掲揚します。
  • 学校や公共施設で、解放の歴史や意義について授業や展示を行います。
  • 音楽会や展示会などの文化行事が開催されます。
  • 独立運動に尽力した人々を追悼する行事を行います。
  • 国や自治体、独立記念館などの博物館や歴史資料館で特別な行事が開催されます。

10月3日:開天節【개천절 (ケチョンジョル)】

朝鮮民族の始祖とされている檀君(タングン)が古朝鮮を建国したことに由来する、韓国の建国を記念する日です。

「天が開かれた日」という意味で、単に休む日だけでなく、古朝鮮の理念について考え、国の大切さを再確認する日とされています。

10月5日〜8日:秋夕【추석(チュソク)】

チュソクは韓国版のお盆で、先祖を敬い、家族で過ごす大切な祝日です。

収穫を祝う意味もあり、さまざまな作物の豊かな収穫を感謝する日でもあります。

今年は10月6日がチュソク当日となり、ソルラル同様前後1日ずつがお休みになります。

振替休日と10月3日の開天節、10月9日のハングルの日、土日を合わせると2025年は6連休、10月10日を休日にすればなんと最大10連休になります。

この期間は新年と同様にお店の休業が多く、地方への大移動が起こるため、交通機関が非常に混雑します。

一方で、民俗村や博物館などではチュソク限定の体験イベントがあり、韓国文化を学ぶチャンスでもあります。

現地の様子

  • 先祖を祀る儀式「茶礼(차례)」を行います。
  • 実家に帰省し、親族とともに過ごすことが多いです。
  • 伝統料理(ソンピョン、チヂミなど)を食べます。
  • 民族遊び(綱引きや凧揚げ)を楽しんだりもします。

10月9日:ハングルの日【한글날(ハングルナル)】

1446年に世宗(セジョン)大王がハングルを作って世の中に広めたことを記念しています。

ハングルの優秀性を称え広めるために定められた日です。

この日はハングルに関連した展覧会やイベント、コンテストなどが全国各地で行われます。

12月25日:クリスマス【성탄절(ソンタンジョル)】

キリスト教徒が多い韓国では、クリスマスは国家の祝日として認められています。

家族や恋人と過ごす日という側面も強いです。

現地の様子

  • カップルや家族で食事やイルミネーションを楽し無ことが多いです。
  • 教会でクリスマス礼拝に参加する方もいます。
  • クリスマス限定のイベントも多く開催されています。

韓国の祝日に旅行する際の注意点

1. 旧正月(ソルラル)・秋夕(チュソク)の時期は特に注意が必要!

韓国の大型連休(旧正月・秋夕)の期間は多くの韓国人が帰省するため、以下の点に注意が必要です。

交通機関が混雑

KTX(韓国高速鉄道)やバスは予約が埋まりやすいので、事前予約必須です。

道もかなり混雑するので、余裕を持って計画・行動することが大切です。

休業する店が多い

ローカルの飲食店や市場、個人のカフェやショップは休業することが多いので事前にチェックしておきましょう。

チェーン店や大型ショッピングモールは営業している場合もあります。

観光地が混雑

韓国だけでなく、アジア圏の他の国も大型連休で観光に来ている場合も多いので、景福宮や民俗村など、伝統文化を体験できる場所は混雑する可能性があります。

韓国人は帰省したり、海外旅行に行くことが多いので、ソウル市内は全体的に人が少ない印象です。

2. 三一節・光復節は政治的なイベントがあるので注意

三一節(3月1日)や光復節(8月15日)は歴史的に重要な日であり、デモや集会が行われることがあります。

光化門広場や市庁広場周辺に行く際は特に注意が必要で、デモには近づかない方が無難です。

3.  一部の祝日は休業する施設もある

博物館、図書館などの国が運営する施設をはじめとして、通常の営業日時と異なる場合もあるので、事前にチェックしておきましょう!

 

韓国の祝日は、日本では味わえない文化体験ができる貴重なチャンス。

混雑に注意しながらも、伝統行事やイベントを楽しんでみるのがおすすめです。

まとめ

2025年の韓国の祝日は日本と似ているものもありますが、旧正月(ソルラル)や秋夕(チュソク)など、韓国ならではの伝統的な祝日が多いのが特徴です。

特に旧正月や秋夕の時期は、帰省ラッシュによる交通混雑や店舗の休業が多くなるため、旅行を計画する際には注意が必要です。

また、三一節(3月1日)や光復節(8月15日)などの歴史的な祝日には、大規模なデモやイベントが開催されることがあるため、観光時には事前に情報をチェックしておくと安心です。

韓国旅行の際は、祝日ごとの伝統行事やイベントを体験することで、より深く韓国の文化を理解することができます。

この記事を参考に事前に計画を立てて、特別な思い出を作ってください!


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