韓国で初夏におススメの美術展&イベントをご紹介します!
韓国では初夏におススメの美術展やイベントが目白押し!
韓国では面白そうな美術展やイベントが続々と開催中です!
そこで、今回はこの初夏の渡韓時におススメの美術展やイベントをご紹介していきたいと思います。
アート好きの方もそうでない方も楽しめそうなものが目白押しなので、ぜひチェックしてみてください。
それでは、早速見ていきましょう♪
景福宮夜間観覧(경복궁 야간관람)
開催期間 | 2024.05.08~2024.06.02 *5月17~19日、毎週月・火曜は夜間観覧なし |
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場所 | 景福宮 |
開催時間 | 19:00~21:30(入場締切 20:30) |
景福宮は朝鮮王朝の王宮で、韓国観光では絶対に外せないスポット。
そのため昼間に景福宮に行ったことがある方は多いと思いますが、実は期間限定で夜間観覧も開催しているんです。
昼間とは異なるライトアップされた景福宮を心地よい春の風に当たりながら見学するのはいかがでしょうか。
特にカップルのデートコースとして人気のようで、思い出に残ること間違いなしです。
ただ注意すべきは、期間中の夜間観覧のチケット販売枚数が1日3,300枚ということ。
3,000枚はオンラインサイト「インターパークチケット」を通じてのオンライン販売で、残り300枚が外国人限定の当日現地販売チケットとなります。
そのため、韓国人の友人などがいる方は1人4枚まで購入可能なオンライン販売チケットをお願いしておくのが確実かもしれません。
カルティエ、時間の結晶(까르띠에, 시간의 결정)
展示期間 | 2024.05.01~2024.06.30 |
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場所 | DDP(東大門デザインプラザ)アートホール1、カンファレンスホール |
展示時間 | 月~木曜、日曜:10:00~19:00(入場締切 18:15) 金曜~土曜:10:00~21:00(入場締切 20:15) *祝日は平日と同様の開館時間となります |
皆さんはジュエリー展示に行かれたことがありますか?
ジュエリー展示は見ている分には美しいですが、一般的な美術展示とは違って、目の保養以上の感想を持つのが難しいと感じたことのある方もいるのではないでしょうか。
もしこういった経験をしたことがある方には、この『カルティエ、時間の結晶』展が特におススメです。
というのも、この『カルティエ、時間の結晶』展は単なる珍しい宝石やジュエリーの陳列ではなく、「時間」というテーマを軸に非常にうまく企画されているからです。
力が入っているなと感じさせる点を1つ紹介すると、展示場にはジュエリーとともにあちこちに石や木・ファブリックなど多様な素材が登場します。
空間に入るとほのかに木の香りがしたり、日本の火山石である大谷石を高く積み上げて展示場の構造が作られていたり、ネックレスの展示台となるトルソーに至っては主に仏像を作る1,000年以上も前の木を削って作られていたりするんです。
一見すると目を留めないかもしれませんが、荒れた石や木と精巧にセットされた宝石には共通点があります。
それはすべて地球という惑星で作られた産物だという点。
そして、その過程に介入するのが「時間」です。
非常に長い時間をかけて地層にたまった圧力が結晶化したのが宝石。
だとすれば、石と宝石は事実上同じ源流を持つとも言え、これを一例に今回の『カルティエ、時間の結晶』展では時間軸を中心にさまざまなストーリーを感じることができます。
もちろん「とにかく美しいジュエリーを見て、目の保養をしたい」という方も存分に楽しめると思うので、ジュエリーに興味のある方はぜひ足を運んでみてください!
カードキャプターさくら展(카드캡터 사쿠라展)
展示期間 | 2024.05.01~2024.07.02 |
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場所 | AKプラザホンデ4階 |
展示時間 | 平日:11:00~22:00(入場締切 20:30) 週末、祝日:10:30~22:00(入場締切 20:30) |
カードキャプターさくらというと、少女漫画雑誌『なかよし』に掲載され、アニメ化もされた日本発の大人気漫画ですよね。
子供の頃、可愛い絵のタッチや独特の世界観にハマったという方も多いのではないでしょうか。
そういう私も子供の頃、アニメは欠かさず見ていた一人です(笑)
日本で大人気だったカードキャプターさくらは実は韓国でも大人気!
思い出の漫画として、今でも大人たちに根強い人気があるんです。
そんなカードキャプターさくらの韓国初&最大規模の展示会「魔法にかけられた美術館」が開催されています。
ちなみに上の写真が、『カードキャプターさくら展』の入場を待つ行列。
韓国でもカードキャプターさくらが、いかに愛されているのかを実感できますね。
今回の『カードキャプターさくら展』ではサクラの世界観にじっくりと浸ることができるのはもちろんのこと、私たちの心を魅了し続けるサクラがどんな価値観を伝えてきたのかなど、作品の社会的価値を伝えることも目的としているそう。
カードキャプターさくらに当時ハマったという方は、韓国で思い出のアニメの世界観に浸ってみるのはいかがでしょうか?
UTOPIA NOWHERE NOW HERE(유토피아: 노웨어, 나우 히어)
展示期間 | 2024.03.29~2024.10.13 |
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場所 | GROUNDSEESAW聖水 |
展示時間 | 10:00~19:00(入場締切 18:00) |
韓国でSF小説ブームの先駆けとなったキム・チョヨプ作家のベストセラー小説『わたしたちが光の速さで進めないなら』の世界観を味わえる美術展がコチラ!
K-BOOK好きの方ならご存じかもしれませんが、キム・チョヨプ作家は韓国科学文学賞の大賞と佳作を同時に受賞した大注目作家。
『UTOPIA NOWHERE NOW HERE』展ではキム・チョヨプ作家の『わたしたちが光の速さで進めないなら』に収録された短編『共生仮説』を脚色したストーリーテリングによって企画された特別な作品を楽しむことができます。
映画的な演出と小説の文法を基盤として再解釈したものとのことで、かなり興味が湧きますね!
また、この『UTOPIA NOWHERE NOW HERE』展では超現実主義のグローバルアーティスト7名が各自の方法で作り上げたユートピア作品200点余りにも出会うことができます。
そして、それだけではなくとにかく内容が満載な『UTOPIA NOWHERE NOW HERE』展。
展示は観覧者が個人のユートピアについて考えるプログラムからスタートします。
ユートピアの色と形・キーワードを選択してチケットで発券後、最後のセクションでは自身が選択したユートピアと最も一致した作品を選択。
そうすると、QRコードでイメージを送ってくれるとのことです。
この自分の心の中を考える導入によって、観客が自然と展示にさらに没頭できるとのことで、よく考えられていますね~。
誰もが一度は夢見るユートピア。
ユートピアは各々が持つ欲望が垣間見えると言えるほど、私的なものと言えます。
ぜひ『UTOPIA NOWHERE NOW HERE』展を通して、自分だけのユートピアを探してみるのはいかがでしょうか。
【まとめ】韓国で初夏におススメの美術展&イベントをご紹介します!
今回はこの初夏に韓国でおススメの美術展&イベントをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
個人的にはユートピア展が気になりましたが、皆さんも気になるものがあれば幸いです!
ぜひ渡韓の際に、韓国で芸術鑑賞も楽しんでみてください♪