2023年 韓国の最新結婚事情をご紹介!結婚相手に求めるものとは?
2023年 韓国の最新結婚事情をご紹介します!
今回は2023年版の韓国の最新結婚事情を調査したいと思います。
韓国でも結婚しないことを選択する若者が増えていると言われていますが、結婚した人や結婚を考えている人の実情は果たしてどうなっているのでしょうか。
今回は詳しくご紹介していきますので、お楽しみに~!
それでは、早速見ていきましょう♪
女性は自分を好きでいてくれる人と結婚したい!
韓国の結婚相談所DUOが、恋愛中の未婚男女2,539人を対象に行った調査結果によると、女性は86%が「自分の方がより好きな人」よりも「自分のことを好きでいてくれる人」との結婚を求めていることが分かりました。
ちなみに、男性の場合は56.4%の人が「自分のことを好きでいてくれる人」との結婚を求めており、やはり女性とは異なって、男性の場合は自分が追いかけたいという人も多いのでしょうか。
未婚男女が考える「自分の方がより好きな人」との恋愛の長所としては「最善を尽くしたので後悔がない愛」が26.8%で1位となりました。
続いて「理想のタイプとの恋愛(18.0%)」、「愛を与える喜びがある(16.4%)」、「情熱的な恋愛ができる(16.2%)」、「常にときめきがある(15.6%)」の順に。
逆に、「自分を好きでいてくれる人」との恋愛の長所1位は「安定的で気楽な恋愛」で37.6%を占めました。
続けて「あふれる愛(29.8%)」、「自分に合わせてくれる(12.2%)」、「一喜一憂しなくてもいい(12.0%)」、「自尊心を保てる(6.4%)」という回答。
そして、未婚男女の63.8%は「現在、自分をより好きでいてくれる相手と恋愛中」と明かしました。
こちらの回答に関してもは女性(73.6%)の方が、男性(54.0%)より比率が高く、やはり女性は自分をより愛してくれる人を求めているようですね。
恋愛相手と結婚相手は違う?!
同じく結婚相談所のDUOが未婚男女を対象に「恋愛相手と結婚相手」に関して行ったアンケート調査によると、回答者の半分となる47.2%が「恋愛相手と結婚相手は違う」と答えました。
男女ともに、恋愛相手と結婚相手を区分する際の最も重要な要素として挙げたのは「性格・価値観」(男91.8%、女90.4%、重複回答)。
その次に続いたのは「結婚の意思」(男54.9%、女64.0%)でした。
男女の差が出たのは3位以降で、男性の場合は続けて「家庭環境」(35.2%)、「外見・理想のタイプか」(25.4%)、「子供計画」(22.1%)、「年齢」(22.1%)となりました。
女性は「年俸・財力」(59.6%)、「家庭環境」(58.8%)、「職業・社会的身分」(39.5%)、「子供計画」(33.3%)と続き、やはり男性の場合は見た目や年齢が、女性の場合は年俸や財力が挙げられているのが男女の認識の違いのようです。
恋人と結婚したいと思った瞬間は?
恋愛相手と結婚相手は違うという意見をご紹介しましたが、実際には未婚男女の5人に4人(79.4%)は恋愛相手との結婚を考慮したことがあると答えました。
恋人と結婚したいと思った瞬間に関しては「自分のことをこんなにも愛してくれる人は他にいないと思った時」が1位に。
続けて、「共通点が多い時」(46.1%)、「家族思いの面を知った時」(32.7%)、「これ以上の人には出会えないと思った時」(32.2%)、「未来に対する確実な計画がある時」(31.7%)、「恋愛期間が長くなり、自然にそう思った時」(27.7%)などの順でした。
ちなみに、結婚を前提に恋愛相手と付き合うかという質問に対しては、「相手によって違う」(44.8%)、「どちらかというとそうだ」(43.2%)、「どちらかというとそうではない」(12.0%)となり、男女で見ると女性の方が結婚を念頭に付き合うという人は少ない傾向となりました。
やはり、女性の方が現実的ということなのでしょうか。。
2023年版 結婚に成功した男女の標準モデルは?
結婚相談所のDUOが2021年6月~2023年5月の間に成婚した初婚夫婦3,364人(1,682組)を対象に、成婚標準モデルの発表を行いました。
ここからは、最新の男女成婚標準モデルを詳しくご紹介していきたいと思います。
【結婚に成功した男女の標準モデル】
男性 | 女性 | |
---|---|---|
年齢 | 36.9歳 | 33.9歳 |
年所得 | 6,700万ウォン | 4,300万ウォン |
学歴 | 4年制大学卒業 | 4年制大学卒業 |
職業 | 一般事務職 | 一般事務職 |
身長 | 175.7cm | 162.8cm |
居住地 | ソウル、京畿道の首都圏 | ソウル、京畿道の首都圏 |
初めての出会いから結婚まで | 14.4か月 |
ここ2年間で、結婚に成功した男女の標準モデルは上の表の通りとなりました。
ちなみに所得の標準モデルに関しては、男性が6,700万ウォン・女性が4,300万ウォンとなりましたが、7,000万ウォン以上の高所得者は男性の49.0%、女性の13.0%を占めたそう。
そして、夫婦間の年間所得は、夫の方が高い場合が82.3%で、妻の方が高い場合(15.0%)より5.5倍ほど多くなりました。
学歴に関しては、初婚夫婦の58.9%が同じ学歴の配偶者と結婚。
このうち夫婦ともに4年制大学卒業者である場合が全体の50.1%を占めて、最も多い結果となりました。
年齢に関しては、夫が年上の夫婦が86.1%で大多数で、「男性が4歳年上」のカップルが全体の18.3%で最も多い結果に。
同い年の夫婦は8.7%、女性が年上の夫婦は5.2%でした。
ちなみに、女性が年上の夫婦に関しては、今年統計庁が発表した数値では19.4%となっており、それよりは少ない数値となりました。
やはり、結婚相談所でのマッチングという特性上、女性が年上のカップルは全体より少なめになってしまうのかもしれませんね。
平均初婚年齢も、今年統計庁が発表した平均初婚年齢(男33.7歳、女31.3歳)よりは男女それぞれ3.2歳と2.6歳ずつ高くなりました。
2005年の標準モデルと比較してみましょう
結婚に成功した男女の標準モデルに、果たして年代での差はあるのでしょうか?
2005年の標準モデルと2023年の標準モデルを比較したデータがあるので、詳しく見てみましょう!
比較してみると、変わっていない項目も多数ありますが、その中でも大きく変化があった項目は「年齢」「年所得」「交際期間」の3つでした。
年齢は上昇傾向に
2005年の男女標準モデルの年齢を見てみると、男性は「33.8歳」で、女性は「30.4歳」。
つまり、18年くらいの間で男女ともに3歳程度、結婚時の年齢が上がっていることが分かります。
ただ驚くというよりは、時代の流れを反映して晩婚化を表している数字だな~といった感じですよね。
年収もぐっと増加傾向
2005年の男女標準モデルを見てみると、年収は男性は「3,000~4,000万ウォン」、女性は「2,000~3,000万ウォン」でしたが、2023年は男性が「6,700万ウォン」、女性が「4,300万ウォン」と大幅アップデートされました。
こちらも、現在の韓国社会の経済状況や物価などを鑑みると、年収金額のアップデートは致し方ないと言えそうですね。
逆に18年の間に、ここまで韓国の経済状況は目まぐるしく変わったんだなとも実感させられました。
交際期間は約5か月長く!
結婚までの交際期間は、2005年は「9.5か月」だったのに対し、2023年は「14.4か月」と約5か月程度長くなりました。
以前は結婚相談所で出会うと、恋愛期間がほぼ無く、すぐに結婚するといった偏見もあったそうですが、現在は1年以上しっかりと恋愛期間を持っているカップルが多いんですね。
中には、なんと最長で8年5か月の恋愛期間を経て、結婚したカップルもいるというから驚きです!
2023年版 再婚に成功した男女の標準モデルは?
では、再婚の場合はどうでしょうか?
同じく結婚相談所のDUOが、2018年~2023年に婚姻した再婚夫婦1,000人(500組)を対象に調査を行った結果を詳しくお伝えしていきたいと思います。
2023年版の再婚に成功した男女標準モデルはコチラです!
男性 | 女性 | |
---|---|---|
年齢 | 45.8歳 | 41.7歳 |
年所得 | 9,000万ウォン | 5,000万ウォン |
学歴 | 4年制大学卒業 | 4年制大学卒業 |
職業 | 一般事務職 | 一般事務職 |
身長 | 174.9cm | 162.9cm |
居住地 | ソウル、京畿道の首都圏 | ソウル、京畿道の首都圏 |
初めての出会いから結婚まで | 14.8か月 |
再婚ということもあり、年齢は初婚時よりは高めの男性「45.8歳」、女性は「41.7歳」となりました。
しかし、この年齢は統計庁が発表した平均再婚年齢(男51歳、女46.8歳)より男女それぞれ5.2歳と5.1歳ずつ低い年齢となっていて、初婚時の平均年齢とは全く逆の傾向となっています。
全国平均より5歳も若い年齢で再婚しているカップルが多いというのは、やはり結婚相談所の腕が良いということなのでしょうか。
特に、35~39歳の再婚比率が増加傾向を示しているとのことで、今後はより再婚年齢は低くなっていくかもしれません。
ちなみに、DUOでの最年少再婚年齢は男性が29歳・女性が28歳で、最年長再婚年齢は男性が71歳・女性が63歳とのことです。
そして、年収に関しては男性が「9,000万ウォン」で、女性が「5,000万ウォン」。
男性の9,000万ウォンという数字は、結構な高収入ですよね。
なんと男性の場合、1億5,000万ウォン以上を稼ぐ高所得者が21.3%もいたというから驚きです。。
その他の項目は、初婚時の男女標準モデルとほぼ同じ内容となりました。
交際期間もほぼ同じで、そこは初婚・再婚関係なく、お互いを知る期間としてそれくらいは必要ということなのかもしれませんね。
結婚相手の両親への考え方は?
結婚を決めるうえで、とにかく重要なのが相手の家族と上手くやっていけそうかということ。
結婚となると、当人通しだけの問題ではないため、家族問題で悩んでいる人も多いかと思います。
ちなみに、韓国というと嫁姑問題が大変そうというイメージがありますよね。
ドラマなどに登場するシーンを見てそう思う時もありますし、実際に韓国の友人から聞く話からも大変そう・・と思うことは度々。
「시월드(シウォルドゥ・夫の実家や家族)」との付き合い方が結婚後は本当に重要な韓国ですが、現在はどうなのでしょうか?
ここからは、30~40代の既婚男女を対象に行われた「配偶者の両親」に関するアンケート結果をご紹介したいと思います。
夫はあまり気を遣っていない一方、妻は・・
調査の結果、夫は「配偶者の両親に気を遣わない・気楽だ」と考えている人が最も多い結果となりました(42.4%)。
反面、妻の方はというと・・
「やや気を遣う・不快だ」と答えた人が28.4%で最も多い結果に。
男性の場合は続けて「普通だ」(26.0%)、「とても気楽だ」(16.8%)、「少し不快だ」(12.0%)の順となり、女性の場合は「普通だ」(28.0%)、「気楽な方だ」(26.8%)、「非常に居心地が良い」(11.2%)となりました。
この回答を見ると、女性の場合も4人中3人は夫の家族と良い関係性を築けているようですね。
ちなみに、配偶者の両親が不快だと答えた人のうち過半数(男54.1%、女58.6%)がその理由として「価値観が合わないから」(男54.1%、女58.6%)を挙げています。
配偶者の両親との同居にも男女で認識差が・・
既婚男女の大部分(男89.2%、女85.6%)が配偶者の両親と別々に暮らしており、一緒に暮らすケースは100人中3人(男3.6%、女2.8%)程度と比較的少ないことが分かりました。
もっと同居の率は高いのかな~と思っていましたが、意外と低いんですね。
そして、配偶者の両親と一緒に生活した経験がある、もしくはする予定の人(男10.8%、女14.4%)のうち、男性は配偶者の両親と一緒に暮らすことに対して「普通だ」(40.7%)と答えた人が最も結果となりました。
続いて、「非常に満足している」(22.2%)、「やや不満足」(11.1%)、「非常に不満足」(3.7%)という回答となり、男性の場合は6割以上の人が配偶者の家族との同居にそれほど拒否感がないということが明らかに。
反面、女性の場合は「非常に不満足」が41.7%で最も多い回答。
その次に続く「やや不満足だ」(30.6%)と合わせると、7割以上の女性が配偶者の家族との同居に否定的だということが分かりますね。
恐らく女性の方は、この回答結果に理解を示す人が多いんじゃないかな~と個人的には思いました。
配偶者の両親との同居で最も気を遣うのは
配偶者の両親と一緒に暮らしながら最も気を遣う部分としては、「生活習慣」(男42.3%、女37.5%)が挙げられました。
続いて、男性の場合は「家の掃除」(38.5%)、「配偶者との喧嘩」(30.8%)、「食事」(26.9%)、「就寝および起床時間」(23.1%)の順に。
女性の場合は「生活習慣」との同率1位として「食事」(37.5%)が挙げられ、これは個人的にものすごく理解できます。
続いて、「経済的支出」(34.4%)、「配偶者との喧嘩」(31.3%)、「就寝および起床時間」(21.9%)の順となり、こちらもやはり男女で認識の違いがあるようです。
【まとめ】2023年 韓国の最新結婚事情をご紹介!結婚相手に求めるものとは?
今回は、韓国の最新結婚事情を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
結婚に関しての価値観は、日本も韓国も似た部分がありましたね。
そういう意味では恋愛や結婚に関しての認識は、ある程度万国共通なのかもしれません!
今後も韓国の恋愛・結婚事情を追っていきたいと思うので、お楽しみに~♪