【名門女子大学】梨花女子大学語学堂ってどんなところ?学校の特徴と授業スタイルを詳しく紹介!
【名門女子大学】梨花女子大学語学堂ってどんなところ?学校の特徴と授業スタイルを詳しく紹介!
語学堂選びは本当に迷いますよね。ネットで調べるといろいろな情報が出てきて、
どれを信じればいいのかわからなくなることも多いと思います。
筆者は梨花女子大学語学堂に実際に通っていた元留学生です。出願前は、留学ブログやSNSの留学情報を片っ端から読み、
本当に自分に合う学校はどこなんだろう?とずっと悩んでいました。
実際に通ってみると、調べた情報だけでは分からなかった
リアルな雰囲気やクラスの空気感、先生との距離感などを、毎日の授業やクラスメイトとのやり取りを通して体感しました。
この記事では、そんな実際に通った経験をベースに、
梨花女子大学語学堂の特徴や授業スタイル、学生の雰囲気、メリット・デメリットまで、できるだけ具体的にお伝えしていきます。
これから語学堂選びをする人が、自分にとって梨大はアリかナシかをイメージできるように、
実際に通ってみて分かったことを正直に紹介していきます♫
1.梨花女子大学語学堂の基本情報
★ 歴史とブランドのある名門大学
名門女子大学・世界最大規模の女子大として知られる梨花女子大学に付属している韓国語教育機関が、
梨花女子大学言語教育院(梨花女子大学語学堂)です。正式名称は梨花女子大学言語教育院で1988年に設立されました。
女子大ですが、語学堂は男女問わず通学が可能なため、クラスは男女混合です。
とはいえ、男女比としては圧倒的に女性が多く、教室の雰囲気も全体的に落ち着いています。
ガヤガヤした雰囲気が苦手な人や、静かな環境で勉強したい人にとっては、とても学びやすい環境だと感じました。
母体となる大学自体が歴史とブランド力のある学校なので、「留学するならしっかりした大学に通いたい」という人にもぴったりです!
★ 立地・アクセス
•2号線・梨大(イデ)駅から徒歩15分
•周辺にはカフェ・飲食店が密集しているので、放課後に友達と集まりやすい学生街
•弘益大学/延世大学/西江大学にも近いため「学生生活」を充実させやすい環境
女子大ならではの雰囲気で、周辺にはサラダ屋さん、マーラータン、ヨーグルト専門店、カフェなどがとても多い印象です。新村までは徒歩で行くことができ、弘大方面へもバスで10分程度なので、
食事・ショッピング・カフェの全てがこのエリアで完結します。
放課後に友達と集まりやすく、留学生活そのものを楽しみたい人にもかなり心地よい環境です!
★ キャンパスが圧倒的に綺麗
梨大といえば、ガラスに囲まれた大階段が象徴的なキャンパスで有名です。
2022年には「DIOR(ディオール)」のファッションショーがキャンパスで開催されたこともあり、
世界的にも美しい大学として知られています。
キャンパス全体が洗練されていて、どこを切り取っても絵になる風景ばかりです。
学校自体が観光地のようになっているので、常に観光客や見学の人たちでにぎわっていますが、
そのぶん、外国人としても自然に溶け込める雰囲気があります。
語学堂はキャンパスの端のほうに位置しており、正門よりも後門がより近い入口です。
毎朝、木々や芝生の多いキャンパスを歩きながら教室に向かう時間も、個人的にはとても好きなポイントでした♫

2.授業カリキュラムとプログラムの特徴
★ プログラム概要(長期・短期コース)
梨花女子大学語学堂には、大きく分けて「集中コース(長期)」と「短期コース」があります。
◆ 集中コース(長期):1~6級
•1学期10週間
•春・夏・秋・冬の年4学期制
•春(3月~5月)/夏(6月~8月)/秋(9月~11月)/冬(12月~2月)
•1クラス最大15名
•1日4時間授業(9:10~13:00)
•話す・聞く・読む・書くの4技能をバランス良く学習
•各クラスに担当教師2名が在籍
多くの留学生が選ぶのはこの集中コースで、午前中はしっかり授業、
午後は自習・アルバイト・カフェ・観光など、自分のペースで時間を使えるのが魅力です。
◆ 短期コース:1~3級
•年6回開講
•授業時間:14:00~17:50
•1クラス6~15名程度
•登録者が多い場合は事前締め切りあり
•クラス定員6名未満の場合、開講されないこともあり
長期コースよりも短い期間で集中的に学びたい人や、
夏休み・春休みを利用して通いたい学生に向いているコースです。
★ 授業の進め方(長期コース)
筆者は長期コースを受講したので、その経験を書いていきます。
長期コースは午前(9:10~13:00)の授業が中心で、
•授業前半:文法・読解
•授業後半:会話・チームワーク活動
という流れで進行しました。
前半で習った文法や表現を、後半の会話や発表の時間で実際に使ってみるスタイルなので、
「インプットしたものをその日のうちにアウトプットする」練習が自然とできます。
会話・文法・読解・書き取りの4技能をバランスよく進める構成なので、偏りなく全体的に伸ばしたい方や、
韓国語初心者にも合っているカリキュラムだと思います。
友人の話を聞く限り、周辺大学の延世・西江・弘大と比較すると、
梨花は「少しゆったりめの進度」という印象です。
スパルタ環境で追い込まれたい人というより、程よいペースで着実に伸ばしたい人に向いていると感じました。
★ クラスの雰囲気
◆ 先生の雰囲気
梨花出身の先生も多く、全体的に穏やかで優しい先生が多い印象でした。
同じ級でもどうしても学生の実力に個人差が生まれてしまいますが、
能力の高い学生だけ、あるいは自信のない学生だけに合わせるのではなく、
一人ひとりの理解度に合わせて、授業中に丁寧にフォローしてくれる先生が多かったです。
筆者は3級~5級まで通い、合計6名の先生の授業を受けましたが、どの先生も説明が分かりやすく、
発音や文法のミスもきちんと指摘しつつ、否定的な言い方ではなく
ポジティブに導いてくれるスタイルでした。質問しやすい雰囲気なのもとても良かったです!
◆ 学生の雰囲気
女子大付属の語学堂だからか、全体的に落ち着いた学生が多い印象でした。
筆者自身、もともと梨大に通う韓国人の友人がいて、その友人たちの雰囲気から
「梨大は自分に合いそう」と感じていたのですが、実際に語学堂に通ってもそのイメージのままでした。
クラスメートに感想を聞いてみても、「落ち着いていて勉強しやすい」
という声が多く、ガヤガヤした雰囲気が苦手な人にはとても過ごしやすい環境だと思います。
◆ 日本人の割合
筆者が通っていた時期は、1クラスの中で日本人は1~3人程度でした。
他の語学堂と比べると、日本人はそこまで多くない学校だと感じました。
「日本人が多いところはちょっと不安だけど、全くいないのも心細い…」という人には、
梨花のバランスはちょうどいいかもしれません♫
★ 教材について
授業では、教科書+ワークブックを基本に使用します。
必要に応じて、英語・日本語・中国語で教科書の内容を解説した別冊教材も購入できます。
筆者も一度、日本語解説付きの教材を購入してみましたが、正直なところ、
授業をしっかり聞いて復習すれば、特別な補助教材がなくても十分ついていけると感じました。
★ 課題・宿題
基本的に毎日何かしらの課題があります。
内容としては、
•授業内で扱った文法を使った文章作成
•短い作文
•5級以上になると、討論内容のまとめ
•グループ発表の準備
•個人発表の準備
•ワークブックの指定ページ
この中から1~2つほどがその日の課題として出されることが多かったです。
また、教科書の各課が終わるたびに単語テストがありました。
先生によって合格点が決まっていて、基準点に達しなかった場合は、
次の授業で再テストを受けることになります。
★ 試験について
小テストに加え、学期ごとの定期テストももちろんあります。
試験科目は、
•スピーキング
•リスニング
•ライティング
•リーディング
•語彙
と、バランスよく設定されています。
ただ、授業をきちんと聞き、毎日の課題をこなし、テスト前に配られる復習プリントでしっかり確認しておけば、
内容自体はそこまで理不尽に難しいものではありません。
試験前の最後の授業では、先生に分からないところをまとめて質問できる時間もあり、
筆者のクラスでは不合格で進級できない学生はいませんでした。
★ 奨学金
梨花語学堂には、1~6級それぞれで成績1位の学生に対して、
次学期の授業料が50%免除になる奨学金制度があります(※一度のみ)。
他の語学堂と比べると、奨学金の種類は多くない印象ですが、
「次の学期もここで頑張りたい!」というモチベーションにはつながる制度だと思います。

3.梨花女子大学語学堂のメリット・デメリット(筆者視点)
★ メリット
•キャンパスが圧倒的に綺麗で通学するだけで気分が上がる
•先生が穏やかで、質問しやすい雰囲気
•授業のペースがゆったりめで、精神的な負担が少ない
•学生が落ち着いていて、クラスの雰囲気が良い
•新村・弘大エリアが近く、生活面の満足度が高い
★ デメリット
•スパルタ環境ではない
•課題量は「とにかく勉強したい!」という人には少なく感じる場合もある
•日本人が少なめなので、「日本人の友達をたくさん作りたい」人にはやや物足りない可能性も

4.梨花女子大学語学堂はどんな人におすすめ?
最後に、実際に通ってみた経験から、梨花女子大学の語学堂が特に合いそうだと感じるタイプをまとめてみます。
•落ち着いた雰囲気の中で韓国語を伸ばしたい人
•スパルタよりも、丁寧で優しい指導スタイルが合う人
•綺麗なキャンパスでの学生生活に憧れがある人
•午前は勉強・午後は自分の時間、というメリハリをつけたい人
•4技能をバランスよく伸ばしたい人
逆に、「とにかく毎日追い込みたい!」というタイプの人は、
延世大学や西江大学など、よりスパルタ寄りの語学堂の方が満足度が高いかもしれません。

【まとめ】【名門女子大学】梨花女子大学語学堂ってどんなところ?学校の特徴と授業スタイルを詳しく紹介!
語学堂選びは本当に迷いますよね。ネットで調べるといろいろな情報が出てきて、
どれを信じればいいのかわからなくなることも多いと思います。
梨花女子大学語学堂は、「心の余裕を保ちながら、韓国語をしっかり伸ばしたい人」にぴったりの語学堂だと感じました。
「留学生活そのものも楽しみながら、きちんと韓国語も上達させたい!」という人には、
梨花女子大学語学堂は有力な選択肢になるはずです。
語学堂選びに迷っている方の参考になればうれしいです♫

