韓国語で「自分」を言う時は?一人称を助詞とセットで覚えると便利です!

会話をしていて自分を指す「一人称」を使う場面は多いですよね。
韓国語は日本語と同じで主語を省いても会話が成りたちます。
日常会話では「わたしは」を省略することが多く、特に話の流れで主語がはっきりしている場合は省くことが自然です。
例えば「あなたは昨日何した?」の質問に対し「わたしは昨日〜した」と答えるよりも「昨日は〜した」と答える方が自然ですよね。
それでも作文を書くときやきちんとした場面で受け答えするときなどは主語は必須です。
日本語では自分を指す言葉はたくさんありますが、韓国語にはそれほど多くはありません。
ですが一人称に助詞がつくとすこし発音がかわる場合があるので、そこだけ注意が必要です。
すぐに実践できるのでマスターして使ってみてくださいね。
タメ口の「俺」

引用元:https://unsplash.com/
タメ口で自分のことを話すときは、相手が友達や年下の場合など親しい人との会話で使うことが多いですよね。
タメ口の一人称は나【ナ】を使います。
「俺」や「ぼく」などと訳されますが女性も使える表現です。
また老若男女問わず使うことができます。
単体で自分を指すときは나だけを使えばOKですが、この後に助詞をつけて文章を作る練習をしてみましょう。
性別問わず使える表現ですがこの記事では「俺」と訳していきますね。
「俺は」
「は」という助詞は는/은【ヌン/ウン】です。
パッチムがない場合は는を、パッチムがある場合は은をつけます。
パッチムとは子音と母音の組み合わせのハングルの下に更に子音がつく場合のことを言います。
나にはパッチムがないので는をつけ나는【ナヌン】になります。
나는 그렇게 생각해.
【ナヌン クロッケ センガッケ】
俺はそう思う。
생각하다という単語は「考える」という意味ですが「思う」と訳すこともできます。
会話では나는を省略した言い方난【ナン】もよく使われます。
「俺が」
「が」という助詞は가/이【ガ/イ】です。
パッチムがない場合は가をつけ、パッチムがある場合には이をつけます。
가は日本語の助詞と発音が同じなので覚えやすいですね。
나にはパッチムがないので가をつけ、나가【ナガ】としたいところですが実は間違いになります。
例外で発音が変わり내가【ネガ】となります。
なぜ変わるのかと深く考えるのではなく、「俺が」という表現は내가【ネガ】と発音すると丸暗記して使いましょう。
내가 못 하는 일은 없어.
【ネガ モッ タヌン イルン オプソ】
俺ができないことはない。
「俺も」
「も」という助詞はパッチムの有無にかかわらず도【ド】をつけます。
簡単ですね!
나도 해보고 싶다.
【ナド ヘボゴ シプタ】
俺もやってみたい。
「俺に」
「に」という助詞は에게【エゲ】または한테【ハンテ】をつけます。
에게は話すときも使われますが書き言葉として使われ、한테は会話で多く使われ文章ではあまり使われません。
日常的な会話を文章にしたSNSなどではどちらも使われますが、正式な文章には한테はあまり向いていません。
나에게 할 말이라도 있나?
【ナエゲ ハルマリラド インナ】
俺に言いたいことでもあるのか?
나한테 와.
【ナハンテ ワ】
直訳・俺に来て
この表現は韓国語特有の言い方だと感じますが恋愛でよく使われます。
意味は「俺のところに来て、俺のものになって」というニュアンスで使われます。
タメ口の「わたしたち」

引用元:https://unsplash.com/
友達や近い関係の人との会話で「わたしたち」という表現を使う場合について説明します。
韓国語で「わたしたち」は우리【ウリ】です。
単純に会話の中で「わたしたちや、おれたち」を意味する場合にも使われますが、実は韓国は우리文化と言われるほどこの単語をよく使います。
例えば「韓国語」をあらわす単語は한국어【ハングゴ】ですが、韓国人が言う場合は우리말【ウリマル】という表現をします。
「わたしたちの言葉」という意味ですね。
他にも한국【ハングク】「韓国」を우리나라【ウリナラ】「わたしたちの国」といったり、우리 선생님【ウリ ソンセンニム】「わたしたちの先生」という言い方をします。
日本人が우리말や우리나라という表現を使うこともできますが、その場合の訳は「日本語」や「日本」となります。
韓国人の우리文化を深く知りたい方はこちらの記事もぜひご覧ください。
우리 같이 가자.
【ウリ カッチ カジャ】
わたしたち一緒に行こう。
우리 친구 할래?
【ウリ チング ハルレ】
わたしたち友達する?(友達になろうよ)
敬語の「わたし」

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続いて敬語で「わたし」を表現する際に使う言葉を紹介します。
この表現は日常的に使われ、相手が見知らぬ人の場合や、スピーチをする際などビジネスシーンにおいても幅広く使われる言い方です。
「わたし」をあらわす丁寧な言葉は저【チョ】です。
相手に対して나と저のどちらを使えばいいのか分からないという方は、この저を使った方が無難です。
「わたしは」と訳しましたがこの表現も老若男女問わず使われています。
では助詞をつけてひとつずつ見ていきましょう。
「わたしは」
「は」という助詞は는/은【ヌン/ウン】でしたよね。
저にもパッチムはないので는をつけて저는【チョヌン】と発音します。
저는 김민지라고 합니다.
【チョヌン キムミンジラゴ ハムニダ】
わたしはキムミンジといいます。
自己紹介で名前を言う時には입니다【イムニダ】か라고 합니다【ラゴ ハムニダ】が主に使われます。
また「わたしはですね」と強調したい場合は저는요【チョヌンニョ】というフレーズから言葉が始まったりします。
何かに反論したい場合などによく使われます。
저는요, 이제 이 집에 못 살아요.
【チョヌンニョ イジェ イ チベ モッ サラヨ】
わたしはもうこの家には住めません。
「わたしが」
「が」という助詞가/이をつけます。
パッチムがないので가をつけ저가【チョガ】と言いたいところですがこちらも発音が変わります。
제가【チェガ】という発音になるので何度も声に出して覚えてみてください。
제가 할게요.
【チェガ ハルケヨ】
わたしがやります。
「わたしも」
도をつけて저도【チョド】と発音します。
「わたしもです」と共感をあらわしたい場合は저도요【チョドヨ】という表現を使うことができます。
저도 같은 생각이에요.
【チョド カットゥン センガギエヨ】
わたしも同じ考えです。
저도요!
【チョドヨ】
わたしもです。
敬語の「わたしたち」

引用元:https://unsplash.com/
最後に敬語で「わたしたち」をあらわす言葉を紹介します。
敬語で使うシーンは主にビジネスシーンで「わたくしたち」や「わたくしども」と訳されます。
저희【チョウィ】と言います。
우리で紹介した우리말や우리나라のような1つに単語として使われているものは저희に変えて使うことはあまりありません。
저희는 손님에 대한 배려가 부족했었습니다.
【チョウィヌン ソンニメ テハン ペリョガ ブチョッケッソッスムニダ】
わたくしたちはお客様に対する配慮が不足していました。
まとめ

引用元:https://unsplash.com/
いかがでしたか?
今回の記事では一人称に助詞をつけた言い方をまとめてみました。
助詞をつけると発音が変わる場合など少し難しいですが「ぼくが、わたしが」というフレーズは毎日発するものなのでどんどん使って定着させていってください。
日本語では多くの一人称が使われており、中には自分を名前で呼ぶ場合もありますよね。
韓国では自分のことを名前で呼ぶことがあまりないので、韓国では「わたし」や「ぼく」などの代名詞を使いましょう。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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