韓国留学中の勉強方法、授業についていくためのコツ

Kpopや、韓国コンテンツの旋風が日本で巻き起こっている中、韓国に興味をもつ方は年々増えています。
韓国語がわかるようになりたい、韓国語で話してみたい!という思いから韓国語を勉強している方、勉強を始めようと思っている方がいらっしゃると思います。
韓国語向上を目的として、現地で韓国語を学ぶ方法もあります。
ですが、韓国に留学しても自然に韓国語が身につくわけではありません。
韓国留学中にも、当然ながら韓国語の勉強は必要になってきます。
とはいっても、留学前と同じような勉強法や、ただ語学堂や語学学校等で習ったことだけを吸収していては正直、日本にいてもできてしまいますよね。
最近では、語学堂や語学学校で、オンライン講座を実施しており、日本にいながら韓国の授業を受けることができるプログラムもあります。
韓国現地にせっかく行くなら、授業プラス効率的な勉強法で韓国語レベルをさらに上げることができます。
この記事では、韓国留学中の韓国語勉強法についてまとめています。
韓国留学中の勉強の必要性

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韓国留学に行けば、学校の授業を受けることができるので、他に勉強する必要はないと思っている方も少なからずいらっしゃるのではと思います。
聞き流すだけで、語学力が身につくといった魔法のような言葉を聞いたことがありませんか?
韓国で生活する中で、韓国語が至る所から聞こえてくるので、韓国語に耳が慣れて自然に身につく…というのは、小さな子供までの話です。
わたしたち、大人が外国語を学ぶ際には、文法から発音、スピーキングなど集中的に勉強する必要があります。
確かに、語学堂や語学学校では集中的に韓国語を学ぶことができ、内容も非常に充実しています。
ですが、学校で韓国語を学ぶ時間は、平日4時間で週に20時間しかありません。
1日分にも満たない時間ですので、それ以外の時間にも韓国語に触れることは当然必要になってきます。
ただ、語学堂を出てしまえば自由時間になるので、どのように過ごすかは人によって異なってきます。
学校以外でも勉強をする方もいれば、勉強は学校だけにしてそれ以外は、遊ぼうと思う方もいると思います。
留学で、遊ぶことは否定しません!
筆者も実際に韓国留学した経験がありますが、留学中に遊ぶことも学びの機会になります。
もちろん、日本人の友人ではなく、韓国人やその他の外国人と遊ぶことは貴重な経験にもなります。
韓国人や外国人と遊ぶ、というのもまた韓国でしかできない経験になるので、機会がある方はぜひ積極的に遊びの場に参加しましょう。
少し話がそれましたが、勉強にも同じことが言えると思います。
ただ、学んで、学んだことを覚えるだけでは日本にいてもできてしまいます。
韓国でしかできない勉強法をする必要がありますが、この現地でしかできないこととはなんだと思いますか?
語学力を身につけるためには、習ったことを何度も復習して、またそれを実践することが大切になります。
留学でしかできない勉強法とは、この実践の部分、つまりスピーキングになります。
韓国留学中の効果的な勉強方法

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韓国留学では、語学堂や語学学校に通うのが一般的なので、意識しなくても勉強ができる環境になります。
そのせいで勉強したつもりになり、授業以外の時間には怠けてしまうことも留学あるあるです。
ですが、先ほども述べたように、1日4時間の勉強では残念ながら韓国語の向上は見込めません。
語学堂の授業で習ったこと、習うことを予習、復習、実践することが大切だと感じています。
予習
語学堂の授業は、基本的に教科書の順番通りに進みます。
例えば、リーディングの授業だと、教材に載っているテーマの文章を読み取る練習をします。
スピーキングだと、教科書に載っている複数人の会話にそって、話す練習をします。
特に韓国語のレベルが上がれば上がるほど、文章に出てくる単語が多くなっていきます。
授業中に、翻訳機を使って母国語で理解することは禁止されていないので、わからない単語が出てくる都度、調べることはできます。
ですが、予習の段階であらかじめ、日本語で意味を調べておくと、授業中スムーズに取りかかることができますよね。
筆者の経験では、予習をしなかった授業は本当についていくのが大変でした。
授業中にわからない単語を調べていくうちに、どんどん内容が進んでしまい、授業についていけない状態になってしまったので、改めて予習の大切さを感じました。
具体的にこのような予習の仕方をしていました。
- リーディングは1回読んでみて、わからない単語を調べて、意味を日本語で書き込んでおく
- リスニングは何度か聞いて、話している内容とシチュエーションがイメージできるまで繰り返す
- 文法では、あらかじめその文法で例文を作ってみる。(後日、合っているか先生に確認すること)
- スピーキングでは、ひたすら教科書の内容で話す練習をする
一方であまり予習が必要ないと思うのが、ライティングです。
ライティングは、作文を書く機会が多いですが、提出した後に先生がチェックをしてくれることがほとんどです。
正解がないので、予習のしようがないというのがわたしの考えです。
そしてほとんどの方が、韓国語を書く能力よりも、話す能力を手に入れたいのではないでしょうか。
また、言語習得の順番で考えても、書くことは1番最後になるので、まずは話す、読む、聞くことに集中するのがいいと思います。
復習
語学堂の授業で習った内容を、家に帰って復習や見直しをしないことは本当にもったいないことです。
何度も繰り返しますが、語学堂以外で過ごす時間が多いので、復習は絶対に行ってください。
語学堂では、学期中に2回試験が行われます。
前半と後半に分けられ、中間試験と期末試験があります。
筆者は、何度か留学をしていて、テスト前に一気に復習したことも、授業が終わるたびに復習して週末にその1週間で学んだことを整理する勉強法を試したことがあります。
当然ですが、後者のほうが習った内容に触れる機会が多くなるので定着力が高まり、テスト前の復習では、確認程度にサラっと見直しする程度で、テストで高得点をとることができました。
反対に、毎日学んだ内容を見直ししないと、すぐに忘れてしまい、テスト前に一気に復習しようとしたときには、「こんな内容習ったっけ?」と、習ったことすら覚えていないこともありました。
そうなると、受けたはずの授業が記憶にない・曖昧ということになるので、非常にもったいないことをしていると感じたのです。
ぜひ語学堂に通う際は、授業内容を毎日、家で復習してください。
復習をしていて、疑問が生まれた際は次の日に学校で先生に聞くこともできます。
実践
留学で1番大事な部分は、実践です!
語学堂で習った文法や、言い回しなどを実際に韓国で生活する中で、使ってみることができます。
語学堂では日常生活で使うリアルな韓国語を学ぶことができます。
忘れないうちに、声に出してシチュエーションと結び付けることで、記憶に残りやすくなります。
そして、留学の一番の目的、「韓国語を話せるようになること」の、近道がとりあえず韓国語を話すことです。
筆者の場合は、この実践の部分が不足していたと反省しています。
復習は毎日行っていたので、頭の中ではこういう場面で使うと認識していても、話す練習をしていなかったので、いざ使おうとしたときに、スムーズに言葉が出てこない、ということが頻繁に起こりました。
せっかく韓国語を話せる環境にいるので、間違いを恐れずにどんどん話してみましょう。
韓国留学中にやってはいけない勉強法

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書いて覚えようとすること
繰り返しになりますが、書くことは語学習得の優先順位では最後です。
もちろん、翻訳者になりたい方や、書くことを集中的に伸ばしたいという目的によっても変わってきますが、多くの方が韓国語を話すこと、聞き取ることを目標としているのではないでしょうか。
単語を覚える場合も、10回書くよりも、10回口に出してイメージしながら話す練習をすると効率よく覚えることができると思います。
単語を覚える際には、ぜひ単語のみではなく自分の知っている他の文法や単語を使って、文章を作ることもおすすめの勉強法です。
日本語で考えながら話す
韓国語を話すときに、頭の中で日本語にしてから翻訳しようとすると、会話のテンポや文章への理解が遅れてしまい、不自然な表現になったりしてしまいます。
ですが、とくに初心者の方には、韓国語で韓国語を理解するという勉強法は慣れていないと、難しく感じるかもしれません。
例えば、 밥 먹었어? ご飯食べた?という表現は、「ご飯」と「食べた」という単語で区切って覚えるのではなく、まとまりで覚えてしまったり、実際に使ってみたりすると韓国語を日本語に変換しないという練習に役立つかと思います。
このようにシンプルな表現でもいいので、韓国語をスムーズに話す練習をしてみてくださいね。
教科書のフレーズだけに頼らない
語学堂の教科書には、多くの例文が載っていてそれをもとに、授業が進んでいきますが、実際には教科書には硬いフレーズが載っていることもあります。
文法や単語を覚えることは大切ですが、話せるようになるためには、実際にネイティブが使っている言い回しを覚える必要もあります。
ただ復習して、内容を覚えるだけではなく、この表現は実際に韓国人がどのように使っているのか、などを自発的に調べる必要があります。
筆者の場合は、習った表現をそのまま韓国語で検索し、ネット記事や歌詞などその表現が使われている“教材”を探し、それが習った表現と少し違うとことがあれば、メモしたりする勉強法を行っていました。
例えば、”오늘은 날씨가 좋습니다.” 今日は天気がいいです。というフレーズを習ったとしたら、単語のみの ”오늘” “날씨” “좋다” で検索すると、”오늘 날씨 참 좋다” “오늘 날씨 너무 좋다” などが検索にヒットします。
助詞の「は」にあたる 은 は省略しても使えるんだ!ということに気づけたり、他の副詞と一緒につけたフレーズを覚えることもできます。
この方法は、個人のつぶやきを載せているSNS(筆者の場合はXを活用していました。)で検索すると、ヒットするものが多いです。
ただ、ネイティブは文字を正しく書いてない場合も多いので、覚える前にその文章が正しいかを調べる必要があります。
かなり手間のかかる作業ですが、この作業を習慣化すると韓国語学習に効果的だと考えています。
単語だけをひたすら暗記する
単語だけをひたすら声に出して暗記しても話せるようにはなりません。
韓国語の特徴は、単語でも文章の中に入ったり、助詞がつくと発音が変わるのが多いことです。
例えば、밥 「ご飯」はパプと発音しますが、「食べる」という動詞 먹다 がつくと、밥 の部分がパンというように発音が変わります。
このような現象が頻繁に起こるので、例えばTOPIKなどの資格試験には単語さえ分かれば解けることはあったとしても、話すためには単語力だけでは足りないのです。
対策としては、やはり文章を作って覚えることと、積極的にその単語を会話に取り入れることです。
文法ばかりを勉強して話さない
文法は重要ですが、実際に話してみなければ上達しませんし、最初は間違いを恐れずとにかく口に出してみることをしてみてください。
完璧に覚えてから話そうとすると、いつまでたっても韓国語を話せるようにはなりません。(筆者の経験談です…)
もしも、会話でのスピーキング練習はハードルが高いと感じるなら、音読やひとりごとを韓国語で言う練習をしてみてください。
インプットばかりでアウトプットしない
覚えた表現を外に出す練習をしなければ上達はしません。
授業で身に着けたフレーズを実際に使ってみることで、自分のものにすることができます。
単語や文法を見て、正しい発音、使い方がわかって初めて「覚えた」ということが言えると思います。
語学堂ではスピーキングの授業と試験もあります。
留学中にどれだけ韓国語を話す練習をしたかで、スピーキングの自信が変わっていきます。
正しく言えなくてもとりあえず口に出してみることで、韓国語の音の出し方に口が慣れ、話すことが楽しくなってきますよ。
韓国留学中の勉強に疲れたら休憩しよう

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ここまで韓国留学中の効率のよい勉強法について、まとめてきましたが決して無理をしないことが大切です。
いくら留学に来たからとは言っても、毎日毎日韓国語の勉強漬けでは、精神的にも身体的にも辛くなってきます。
筆者も、留学中に無理をしすぎてホームシックになったり、韓国語を嫌いになりかけたり、何もしたくなくなったりしました。
そうならないためにも、少し疲れたと感じた時に早めに休憩をとることが大切です。
ここでは留学中の勉強に疲れた際のリフレッシュ方法について、まとめてみます。
韓国のカフェで気分転換
韓国にはおしゃれで個性的なカフェがたくさんありますよね!
勉強に疲れたら、カフェ巡りをしてみることもおすすめします。
韓国のカフェでは、勉強や作業をしている人も多く、長時間利用することも普通なので滞在時間に気を遣わず、ゆったりと過ごすことができます。
韓国ドラマやバラエティで息抜き
韓国ドラマやバラエティ番組なども、韓国語の聞きとり練習に役に立ちます。
ですが、勉強に疲れて息抜きとして見るときは、韓国語の意味を無理に考えるのではなく字幕をつけてゆったりと楽しみましょう。
美味しい韓国グルメを楽しむ
勉強で疲れたときは美味しいものを食べて元気をチャージしましょう!
現地での食事を楽しむことができるのも、留学の醍醐味ですね。
友達とサムギョプサルを食べたり、パッピンスなどをシェアしたのは留学時代のいい思い出です。
韓国はボリューム満点の食事も多いので、大人数でワイワイ食事をするのも楽しいですよ。
散歩や運動でリフレッシュ
長時間座って勉強をしていると、体が固まってしまいますよね。
外に出て軽く運動するだけでも気分がかわります。
筆者の場合も友達と、週2回ほど公園で運動をしたりしていました。
韓国の公園には、運動器具が設置されているところも多く、それらは自由に利用できるので、運動不足解消にも役立ちます。
SNSを一時的にやめる
SNSを見ていると、他の留学生と比べてしまったり、日本にいる友達のことが羨ましく感じてしまうこともあります。
「自分ももっと頑張らないと」とプレッシャーを感じることもあると思います。
ときにはSNSをオフにして、ゆっくり自分の時間を楽しむことも大切です。
韓国留学中の勉強法 まとめ

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いかがでしたか?
留学のメインはやはり勉強なので、集中的に現地で韓国語を学ぶことが大切です。
上記の勉強法をぜひ試してほしいですが、頑張りすぎると韓国語に対してネガティブな感情を抱いてしまいます。
そんなときは、無理をせず適度な休息をとりながら、充実した留学生活を送ってほしいと思います。
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