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ポムドン?エホバク?こんなの見たことない?!韓国の売られている珍しい野菜をご紹介!

MODULY 編集部

ポムドン?エホバク?こんなの見たことない?!韓国の売られている珍しい野菜をご紹介!

焼肉、チゲ、ビビンバ・・・美味しい韓国料理に欠かせない材料の1つが“野菜”です。
お隣の国とあって、気候も土壌も似ているため、野菜も同じものが売っているんでしょ?と思われるかも知れませんが、実はそうでもないんです!
韓国のマートを見てみると、野菜売り場には日本では見たことのない野菜がズラリと並んでいることに驚くと思います。
そう言われて思い出してみると、料理を注文すると無料で提供されるおかず「ミッパンチャン」が出された時に、「あれ?この野菜は一体何なんだろう?」と思いながら食べたなんて経験がある人も多いのではないでしょうか?
お肉やお魚などメインになる食材に比べて、普段はあまり注目されない脇役の野菜たち。
今日は、その中でも日本では見かけない珍しい韓国の野菜についてご紹介していきたいと思います。

韓国は野菜の種類が豊富!

引用元:뉴스핌

焼肉を包んで食べるサンチュ類やナムル、キムチなど、1種類だけではなく、何種類もの野菜を使う料理が多い韓国には、特に葉物の野菜が数多く売られています。
日本人が見ると、全部“葉っぱ”にしか見えないのですが(笑)、これらがナムルになったりサンチュの代わりになるなんて、とっても不思議~。

引用元:이뉴스투데이

韓国でたくさんの種類の葉野菜が食べたいという場合は、「サムパプ(쌈밥)」がオススメです。
ご飯を葉野菜で包んで食べるサムパプは、普通の焼肉よりたくさんの種類の葉野菜が出され、生で食べるため味の違いもしっかりと感じることができ、野菜本来の味を楽しむことができるんです。
野菜の種類が多い理由の1つには、漢方の影響もあるかも知れません。
漢方が人々の生活に密着している韓国では、蕗の葉やタンポポの葉まで野菜として食べる文化があります。
蕗の葉はサンチュの代わりに、タンポポの葉はナムルやコッチョリ(キムチ風の浅漬け)として食べられるんですよ!

引用元:천지일보

しかし葉野菜の種類が多いのに対し、根菜類の種類は日本に比べて少なく感じます。
日本では1年を通して簡単に手に入れることができるサトイモやレンコン、長芋も、韓国では季節によって店頭に並ばないことも多いのです。
お値段も日本に比べて1.3~1.5倍と、かなり割高になっています。

日本にはあるけど韓国で見かけない野菜って?!

全体的には日本より野菜の種類が多いと感じる韓国の野菜売り場ですが、日本ではよく見るのに、韓国の売り場には並んでいない野菜もあります。
例えば、日本ではサラダから鍋料理まで幅広く使われている水菜ですが、これは韓国の売り場には並んでいません。
韓国で生活して8年目となりますが、水菜は1度もお目にかかったことがないのです。
その代り、水菜的な役割をしている野菜があります。 それは「セリ」です。
まぁ確かに見た目も少し似ていますが・・・。
辛いスープにセリが入るとスッキリした味わいになり、韓国では鍋料理に重宝されているんです。
日本料理には欠かせないシソの葉は、デパートの野菜売り場や高級マートでたまに見かけることはありますが、一般のマートではまず売っていません。
こちらの写真は韓国でお馴染みの「エゴマの葉」です。
シソとよく似ているのに、なぜエゴマの葉はたくさん売られていて、シソはないのか不思議ですね。

そのほか、日本ではポピュラーなアスパラもなかなか見かける機会がありません。 あったとしても95%は輸入品です。
先日、初めて国内産のアスパラを見つけましたが、細いアスパラが5本くらい入って、価格は何と5,000ウォン(500円)でした!高っ!
アスパラは美味しいから、もっと韓国でも栽培してくれたらいいのに~!
そうかと思うと、数年前まで野菜売り場に並んでいなかったにもかかわらず、2年ほど前から韓国のマートにも並ぶようになった日本でお馴染みのキノコがあります。
それは「ぶなしめじ」です。

韓国で良く食べられているキノコといえば、ヒラタケ、えのき茸、しいたけで、ぶなしめじや舞茸は売られていませんでした。
でも最近は、このようにぶなしめじも売られるようになったんですよ!
価格も出始めの頃は、このサイズ1個が2,000ウォンほどでしたが、最近ではその半額ほど買うことができます。 大量生産を始めたからかな?
ちなみに韓国語では「マンガダクポソッ」といいますが、ほとんどのパッケージにアルファベットで「Bunashimeji」と書かれています。

韓国のマートで珍しい野菜をチェックしてみよう!

では、ここからは韓国で見つけた珍しい野菜を紹介していきたいと思います!
もしかしたら日本でも一部の地域では食べられているかも知れませんが、ここでは全国のマートで一般的に売られていない野菜という基準にしました。

エホバク

引用元:연합뉴스

韓国で食べられている野菜の中でも、もっともポピュラーな野菜の1つと言っても過言ではないほど韓国料理には欠かせない存在。
ズッキーニによく似ていますが、苦みはまったくなく、クセがない味でとても甘いのが特徴です。
小麦粉と卵を付けてジョン(チヂミ)にして食べたり、テンジャンチゲの具やナムルなど、幅広い料理で活躍する野菜です。

ソムチョ

引用元:연합뉴스

と~っても短いほうれん草です!最初はタンポポの葉っぱかと思いました(笑)。
韓国の全羅南道で栽培されている在来種のほうれん草で、毎年冬の時期にマートの野菜売り場に並びます。
冬の海風と雪に耐えるため直立ではなく横に育つというソムチョは、一般のほうれん草に比べ各段に甘く、ナムルにすると美味しいんですよ!

唯一の欠点は、葉っぱが横に広がっているので野菜が洗いにくいということ。
けっこう土が付いてるんですよ・・・トホホ。

オイマッ コチュ

引用元:네이버쇼핑

韓国の唐辛子といえば「辛い!」というイメージですが、この「オイマッ(韓国語できゅうり味の意味) コチュ」は辛くなく、野菜スティックのように食べれる唐辛子なんです。
激辛の青唐辛子の倍くらいの大きさで、韓国のお味噌・サムジャンに付けて食べると美味!
でもたまに辛いのも混ざってたりするので、若干ロシアンルーレットのようなスリルが味わえます(笑)。

アルベギ/アルベッチュ

引用元:네이버쇼핑

え?これ白菜じゃないかって?!
そうですね、見た目は白菜とまったく変わりありませんね・・・というか、ハッキリ言って白菜です(笑)。
でも野菜売り場では、ベッチュ(白菜)とこのアルベギは分けて売られているんです。
調べてみると・・・「ミニ白菜」と出てきて、サンチュ代わりに使ったり、コッチョリで食べるなど、生食用の白菜ということになっています。
もちろん普通の白菜でも代用できるのですが、韓国の白菜はあまりにも大きくなってしまうので、このようなミニ白菜が登場したのではないでしょうか?
ちなみに大きさは、平均して高さが20センチ、直径は15センチほどです。

こちらもサムジャンに付けて生でバリバリ食べるととても美味しいんです♪
価格は普通の白菜に比べて、ちょっと割高になります。

ポムドン

引用元:매경렐스

こちらは白菜は白菜でも、ぺしゃんこにつぶれてしまったような白菜といった感じ!
何だこれ~?!
これは「ポムドン」といって、敢えて日本語に訳すならば「春白菜」という感じでしょうか?
こちらも先ほど紹介したソムチョと同じく、冬に登場する野菜です。
このように横に広がって葉っぱが付いているので、冷蔵庫に入れると場所を取ってしょうがありません(笑)。 写真では伝わりにくいかも知れませんが、大きい物は直径30センチを超えるものもあるんです。

味も白菜と同じような味がするのですが、その違いは「甘さ」です。
白菜よりはるかに甘みが強く、こちらもナムルにすると最高に美味しいんです♪
この甘さを活かし、日本風におひたしにしたり鍋料理に使用してもGood!
冬だけじゃなく、年中食べられたらいいのにな~と思うほど美味しい野菜です。

コンドゥレ

引用元:연합뉴스

最後にご紹介するのは、生野菜ではなく乾燥させた野菜「コンドゥレ」です。
コンドゥレは朝鮮アザミの葉と茎を乾燥させたもので、よく「コンドゥレパプ」としてご飯に混ぜて食べられます。
食べる際には、ゴマ油が入った醤油ベースのヤンニョムジャンをかけて食べるのですが、コンドゥレの豊かな香りとゴマ油の風味が相性バッチリで、1度食べたらクセになる美味しさ。
でも乾燥してるときは絶対に美味しいと思えないビジュアルですね・・・。

カルシウムやビタミンAなどが豊富に含まれていて、成人病の予防にも効果があるんだそう。
このコンドゥレ、2018年冬季オリンピックが開催された平昌(ピョンチャン)の名産としても知られています。
これなら乾燥しているので、日本に持ち帰っていつでも食べることが出来ますね!
ただし下準備が少々大変で、1時間ほど煮た後で、エゴマ油をを入れてご飯と一緒に炊かなくてはなりませんが・・・。

韓国の野菜って日本に持ち込みできるの?


日本ではなかなか手に入らないから、韓国で野菜を買って持ち込みたい・・・という思いはあっても、検疫などの手続きが面倒だと思い込んで諦めている人も多いのではないでしょうか?
でも意外にも、韓国からの野菜や果物の持ち込みはとっても簡単に出来ちゃうんです!
農林水産省などのHPを見ると、輸入禁止品とか持込禁止品など、見る前にギブアップしてしまいそうな文字が並んでいますよね?でも韓国からだと、ほとんどの野菜と果物は空港にある「検疫所」で検査をしてもらい、OKが出たら持込することができるんです。
ただし、土の付いているものはNGで、腐っているところがあったり、虫の付いているものも持込が出来ません。
ちなみにエホバクとチャメ(果物)を検疫所で検査してもらったことがありますが、5秒ほど目視してすぐに合格シールを貼ってくれましたよ!
持込をするときは、念のため農林水産省のHPで確認して下さいネ!
http://www.maff.go.jp/pps/j/search/ikuni/index.html

まとめ

いかがでしたか?
すぐお隣の国で気候もよく似ているのに、日本とは違った野菜がたくさんありましたね!
実は野菜の種類だけではなく、「売り方」にも違いがあるんです。
日本では1人暮らしや家族が少ない家庭でも無駄が出ないように少しずつ野菜が売られていますが、韓国では1つ1つがかなりの量で売られているんです。
例えば、トマトなどは1個ずつ買える日本に対して、韓国では10個くらい入っているのは当たり前!これではなかなか気軽に買うことが出来ません(笑)。
最近は韓国でも1世帯の人数が少なくなって来ているので、この辺はちょっと変わってくれたらなぁと思います。
それにしても、野菜1つを取ってもこんなに面白い韓国♪
韓国旅行でマートを訪れる時は、今まで通り過ぎていた野菜売り場もちょっとだけのぞいてみて下さいね!新しい発見があるかも知れませんよ!


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