G-1JHRHQCPLD 【韓国キャラクター】平昌オリンピックのマスコット秘話 - 韓国情報サイトK Village MODULY Web(モドゥリーウェブ)
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【韓国キャラクター】平昌オリンピックのマスコット秘話

MODULY 編集部

平昌オリンピックで大人気のマスコットキャラクターをご紹介!

羽生選手、小平選手の金メダルに続き、スノーボード女子ビッグエアの予選で日本人選手が2位、3位とさらなるメダルラッシュが期待できそうな2018年平昌オリンピック。 今大会では、開会式で現れた平和な時代にあらわれる人面鳥の存在や、オリンピックマス
コットのスホラン、パラリンピックマスコットのバンダビが今もなお話題となっています。

特にマスコットのスホランとバンダビは、人気過ぎてSOLDOUTが相次ぎ、価格も日本円で12000円程度と通常価格よりも高く通販で売買されているといった状況です。

そこで今回は、ゆるキャラみたいでかわいらしいと話題のスホランとバンダビってどんなキャラクターなのかご紹介します。

平昌オリンピックマスコット スホラン

平昌オリンピックの授与式で、あれメダルではなくスホランのぬいぐるみだけが渡されて不思議に思った方も多いかと思います。

競技直後に競技会場で実施されるのは「ベニューセレモニー」と呼びます。 メダル授与式は協議の当日や翌日の夜に行われるんだそうです。 メダル授与式を会場で行わない理由として、外の競技の場合、天候や待ち時間が長く、選手・観客ともに寒さに耐えられ

なくなるケースがあるため、スホランを贈呈するベニューセレモニーを行い、メダル授与式の会場を別途に設けて、行うらしいんです。

ですので、スホランがかわいらしいことに加え、ベニューセレモニーで選手たちと映る機会が多いので、より人気も上がっていたと思われます。

そんな、スホランのキャラクター設定はこんな感じです。

守護者を象徴する白虎のキャラクター。 守護の韓国語読み「수호、スホ」と、虎の「호랑이、ホランイ」及び平昌のある江原道の民謡「旌善アリラン」(정선아리랑)からとった「ラン」を合わせて「スホラン」となった。
「平昌オリンピックに参加する選手、観客、そのほかすべての参加者を守る」象徴

朱雀、玄武、白虎、青龍といった中国の神話、天の四方の方角を司る霊獣の一体である白虎。 かわいらしいキャラクターですが、コンセプトはしっかりしていますね。

韓国建国神話で虎は、人間になるために蓬(よもぎ)と蒜(にんにく)を食べて、100日間日光を見ないように神様に告げられたが、耐えられずに逃げ出しました。 そして同じ修行をしていた熊が人間の女性となり、桓雄と婚して檀君を生んだ。 という神話にも関係している動物なんです。

平昌パラリンピックマスコット バンダビ

パラリンピックはまだ始まっていませんが、パラリンピックのマスコットとなるのがバンダビ。

バンダビのキャラクター設定は以下の通り。

忍耐や勇気を象徴するツキノワグマのキャラクター。 熊は檀君神話に登場し韓国では神聖視されている[1]。 韓国語でツキノワグマを意味するパンダルカスムゴム(반달가슴곰、韓国語で「胸に半月の模様がある熊」の意味)の「パンダル」(半月)と、大会を記念する碑(、ピ)を合わせて「バンダビ」(韓国語読みは「パンダビ」)となった。

ツキノワグマの外見をそのままにしたパンダル(半月)カスム(胸)ゴム(熊)と記念碑を掛け合わせていたんですね。

クマがなぜ、忍耐と勇気を象徴するのかというと、こちらも檀君神話に基づいたものとなります。

虎と同じくクマも人間になりたいと願っていました。 そこで神様はヨモギとニンニクを食べ、100日間日光に当たらないようにすれば、人間になれると告げるのです。 虎は途中でリタイアしてしますのですが、神様のお告げを忍耐強く守ったクマは、人間の女性
となり檀君を生む。 これを檀君神話といいます。

つまりクマというのは韓国国民にとって非常に縁の深い動物なのです。

1988年ソウルオリンピックも虎とクマだった

1988年ソウルオリンピックも、実は虎とクマのキャラクターでした。

伯父が元JASで韓国支社に丁度滞在していたこともあり、韓国お土産として虎のホドリのぬいぐるみと韓国海苔をもらったのを今でも覚えています。 この時初めて韓国のりを食べたのですが、こんなにおいしいものがあるのか!と思い、ずっと食べていた記憶があります。

この時のホドリにはパートナーとなるホスニという女の子のキャラクターもいて、実はスホランはこの2匹の子孫だともささやかれています。 そうなるとスホランは突然変異で生まれたホワイトタイガーといったところでしょうか。

同じく、パラリンピックのキャラクターもコムドリというクマのキャラクターでした。 こちらは双子という設定だったのですが、ツキノワグマつながりということもあり、バンダビもコムドリの子孫といううわさがあります。

1988年のソウルオリンピックから30年たった今回の平昌オリンピックでも虎とクマをキャラクターにするという韓国のコンセプト設定は素晴らしいものがありますね。

まとめ

平昌オリンピックで韓国に注目が集まっている今、韓国で人気のキャラクターやお気に入りのキャラクターを検索して探しているのも面白いかもしれません。


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