G-1JHRHQCPLD 韓国で開かれた2023年釜山国際映画祭の見どころを総まとめします!! - K Village が運営する韓国情報サイトK Village MODULY Web(モドゥリーウェブ)

韓国で開かれた2023年釜山国際映画祭の見どころを総まとめします!!

韓国 2023年 釜山国際映画祭
町田未来

今年も映画の祭典「釜山国際映画祭」が開催されました!

韓国 2023年 釜山国際映画祭

引用元:https://rb.gy/ju2v0
釜山国際映画祭公式サイト

今年も韓国で、映画の一大イベントである「釜山国際映画祭」が開催されました。

10月4日~13日の日程で釜山広域市で開催された第28回釜山国際映画祭は、今年も大成功と言えるものとなりました。

そこで、今回は無事幕を閉じた釜山国際映画祭の見どころを総まとめしたいと思います!

「今年の俳優賞」を受賞した次のスター候補なども紹介するので、ぜひご期待ください。

それでは、早速見ていきましょう♪

 

14万2,432人の観客が来場!

韓国 2023年 釜山国際映画祭

引用元:https://rb.gy/ndnut
スタートゥディ公式サイト

今年の釜山国際映画祭には、14万2,432人の観客が来場しました。

昨年東京で開催された東京国際映画祭の観客数が約6万人程度だったということなので、いかに釜山国際映画祭の規模が大きいかこの数字からも分かりますね!

ちなみに、今年は69カ国209本の公式招待作が映画の殿堂などの4劇場25スクリーンで上映されたのですが、昨年は74%だった座席占有率が今年約82%に上昇。

209本の公式招待作品のうち、294の上映分が完売となりました。

 

日本映画も14作品が出陣!

韓国 2023年 釜山国際映画祭

引用元:https://rb.gy/ypcg5
NEWSIS公式サイト

日本映画も14作品(日本単独制作作品)が公式招待されました。

『ドライブ・マイ・カー』で米アカデミー賞の国際長編映画賞に輝いた濱口竜介監督の最新作『悪は存在しない』や、石井裕也監督・宮沢りえ主演の『月』などが登場。

また、『リボルバーリリー』の綾瀬はるか、『キリエの歌』の広瀬すずなど豪華俳優陣も釜山国際映画祭を訪れ、韓国の観客たちを熱狂させました。

 

日本映画で話題になった作品はコチラ!

韓国 2023年 釜山国際映画祭

引用元:https://rb.gy/gf9w5
聯合ニュース公式サイト

前売り販売が開始され、たったの2分で5,300席規模の全上映分が全席完売というものすごい反響を見せたのは、是枝裕和監督の『怪物』です。

是枝裕和監督というと、韓国でも絶大な知名度を誇り、ソン・ガンホやカン・ドンウォンとタッグを組んだ『ベイビー・ブローカー』も記憶に新しいですね。

韓国内の観客・マスコミから圧倒的な反響を得た『怪物』。

是枝裕和監督は10回目の訪問となる釜山国際映画祭について『ポン・ジュノ監督と対談したり、俳優のソン・ガンホと初めて会ったのも釜山国際映画祭。多彩な映画関係者との交流があるので、とても役に立った。 機会があれば韓国スタッフとこれからも働いてみたい』と語りました。

韓国 2023年 釜山国際映画祭

引用元:https://rb.gy/ksu25
国民日報公式サイト

そして、もう1作品話題となった日本映画が岩井俊二監督の『キリエのうた』

岩井俊二監督は『Love Letter』『リリイ・シュシュのすべて』『四月物語』などで韓国にもファンが多い監督です。

特に『Love Letter』は毎年冬になると、映画ランキングに必ずランクインするほど韓国では人気のある作品で、劇中の「お元気ですか?」のセリフは知っている日本語の定番。

ちなみに、岩井俊二監督も韓国の方に会うと、必ず「お元気ですか?」と挨拶されるそうです(笑)

『キリエのうた』はそんな岩井俊二監督が26年ぶりに釜山国際映画祭で披露する新作ということもあり、こちらも前売り販売開始たった3分で全上映分全席が完売となりました。

 

あの中華スターも登場!

韓国 2023年 釜山国際映画祭

引用元:https://shorturl.at/nzF45
news1公式サイト

日本でも有名な中華スターのファン・ビンビンが釜山国際映画祭に登場しました。

ファン・ビンビンというと巨額の脱税疑惑で中国本土の芸能界から追放され、一時消息が分からなくなっていましたが、今回の釜山国際映画祭では出演作『녹야(緑の夜)』の記者会見などに参加。

相変わらず美しい美貌はそのままですね!

この『녹야(緑の夜)』は、韓国ドラマ『梨泰院クラス』でお馴染みのイ・ジュヨンとの共演作

一言で言うと「女性たちの映画」ということで、経済的窮乏と性暴力に苦しむ2人の女性が主人公です。

男性の抑圧から抜け出すために旅立った二人の連帯と愛を描いたロードムービーで、個人的にはイ・ジュヨンのファンなので、ぜひ日本公開をして欲しい作品です!

調べてみたところ、東京国際映画祭でも上映されるようなので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

 

次のスター候補!「今年の俳優賞」受賞者は?

韓国 2023年 釜山国際映画祭

引用元:https://shorturl.at/fCS69
スポーツKyunghyang公式サイト

「今年の俳優賞」は韓国映画の未来を導いていく潜在力と可能性を兼ね備えた新人俳優たちを発掘するための賞で、韓国長編独立映画の中で最も印象深い演技を見せた最優秀男女新人俳優それぞれ1名ずつに授与されます。

過去には映画『パラサイト 半地下の家族』のチェ・ウシク、ドラマ『D.P. -脱走兵追跡官-』のグ・ギョファン、上の記事の『緑の夜』で紹介したイ・ジュヨンなどが受賞。

新たなスター誕生への期待感がある賞と見なされています。

今年の釜山国際映画祭では、果たして誰がこの名誉ある賞を受賞したのでしょうか?

「今年の俳優賞」を受賞した2名の俳優をここからは紹介していきたいと思います!

 

チャン・ソンボム(장성범)

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引用元:https://shorturl.at/jouNS
KBS公式サイト

『すべき仕事(韓国題:해야 할 일、英題:Work to Do)』で、「今年の俳優賞」を獲得したチャン・ソンボム

『すべき仕事』のあらすじを少し紹介すると、造船会社で働く入社4年目のジュニ(チャン・ソンボム)は人事チームに移動すると、すぐにリストラ対象者の名簿を作るように指示されます。

任された仕事をしているだけですが、親しかった同僚を含む当事者たちから反発を受け、ジュニは徐々に苦悩を感じるように。。

この『すべき仕事』では「解雇の過程」を非常にリアルに描いています。

チャン・ソンボムの受賞に対する審査員の評価としては、「作品に対する理解力とキャラクターへの分析力、そして淡泊な演技が印象深かった」とのこと。

そんなチャン・ソンボムですが、ドラマ『秘密の森』『愛だと言って』『還魂』などの人気作に既に出演していて、見たことあると言う方もいるかもしれません。

今後、更に活動の場が広がりそうで楽しみですね!

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引用元:https://shorturl.at/DSUW8
聯合ニュース公式サイト

一番左で万歳をしているのがチャン・ソンボムです。ぜひご記憶あれ~♪

 

オ・ミネ(오민애)

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引用元:https://shorturl.at/gsFPT
釜山国際映画祭公式サイト

『娘について(韓国題:딸에 대하여)』で「今年の俳優賞」を獲得したオ・ミネ

オ・ミネはドラマ『浪漫ドクターキム・サブ3』『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』『私の解放日誌』などの話題作に多数出演している俳優で、お母さん役でお馴染みの女優さんです。

ちなみに、この『娘について』は日本語訳もされているキム・へジン作家の長編小説「娘について」が原作となった作品

実は、私も小説は読んだことがあるのですが「遂に映画化されたんだ」とビックリしました!

『娘について』は、同性の恋人を連れて経済的な理由から実家に戻って来た娘に対して、普通の幸せから背を向けているといらだつ母。

そして、ありのままの自分を認めてと訴える娘と、その彼女の3人の共同生活を描いた物語です。

オ・ミネの受賞に対する審査員の評価としては、「制限された演技の中で、人物の繊細な感情と葛藤の変化をよく表現し、誰よりも情熱的な演技を見せてくれた」とのことでした。

韓国 2023年 釜山国際映画祭

引用元:https://shorturl.at/BGHQ0
聯合ニュース公式サイト

 

【まとめ】韓国で開かれた2023年釜山国際映画祭の見どころを総まとめします!!

韓国 2023年 釜山国際映画祭

引用元:https://shorturl.at/ASTZ5
news1公式サイト

今回は、今年開催された第28回釜山国際映画祭の見どころを総まとめしましたが、いかがでしたでしょうか?

上で紹介した以外にも、f(x)のソルリの遺作である『ジンリへ』が公開されたりととにかく話題満載だった今年の釜山国際映画祭。

映画に興味のある方もそうでない方も、ぜひ今回の記事を楽しんでもらえたなら嬉しいです♪


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