韓国語で「せーの」は?掛け声フレーズを紹介します

何かを始めるときに「よーいスタート!」や「せーの」という掛け声を使うときがありますよね。
日本語だけではなく、このような開始を合図する言葉は、世界中に存在すると思っています。
もちろん韓国語にも日本語の「せーの」に当たる言葉はいくつか存在します。
中でもよく使われる2つのフレーズを中心に、まとめました。
このような表現を聞き取れるようになると、スムーズに遊びやゲームに参加することができると思います。
またK-POPアイドルなどの挨拶でも使われるフレーズですので、きっと聞いたことがある方も多いと思います。
ぜひ韓国語で「せーの」と言いたい方は、この記事を最後までご覧ください。
시작【シジャク】

引用元:https://unsplash.com/
最初に紹介する単語は시작【シジャク】です。
시작は「始まり」を表す韓国語ですが、「せーの」の意味で一般的に使われている掛け声です。
使い方は日本語の「せーの」と同じタイミングで、何かを始める際に使うことができます。
시작はㄱパッチムなので、実際の発音は【シジャ】に近い音になります。
시작を開始の合図で使う場合は、【シージャッ】と伸ばして発声することが多いです。
日本語の「せーの」と同じイントネーションと言い方で使うことができるので、1度声に出して言ってみてください。
시작は名詞で「始まり」となりますが、動詞にすると시작하다【シジャッカダ】「始める」となります。
「せーの」ではなく、「今から始めます」というような丁寧な挨拶言葉では、시작하다という表現を使います。
지금부터 시작하겠습니다.
【チブムブト シジャッカゲッスムニダ】
今から始めます。
このように使うことができます。
また日本語では「せーの」と同じような頻度で「スタート」と英語で合図をすることもありますが、韓国では「スタート」と英語で言うことは少ないです。
一般的に広く시작という開始の合図が定着しています。
バラエティ番組などで、司会者が「ミュージックスタート」というフレーズを使うことがありますよね。
韓国ではそのような場合음악 주세요【ウマク ジュセヨ】「音楽ください」と言い、あまり英語は使われません。
끝【ックッ】
始まりがあると、必ず終わりがありますよね。
日本語では終わりを告げる合図は、「そこまで」や「終わり」などと表現すると思います。
韓国語も同じように끝【ックッ】という単語を使います。
끝は「終わり」という単語で、一般的に시작という合図で始まり、終わりを告げるときは끝を使うことが多いです。
発音は【ックッ】ですが、終わりを合図するときは「ックッー」と伸ばすと自然な言い方になります。
ぜひ韓国人とのゲームや会話で使ってみてください。
하나, 둘, 셋【ハナ トゥル セッ】

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次に紹介する「せーの」を表す韓国語は하나, 둘, 셋です。
きっと聞いたことがある方も多いと思います。
하나, 둘, 셋は数字で、何かを数えるときに使う「ひとつ、ふたつ、みっつ」という単語です。
開始を伝える合図としてよく使われます。
K-POPアイドルの練習風景では、歌い出しや踊るタイミングを合わせるときに、このフレーズを使っているのをよく見ることができます。
日本語や英語では「1, 2, 3」に加えて「3, 2, 1」という表現もします。
韓国語でも셋, 둘, 하나という表現はありますが、一般的に合図で使う場合は하나, 둘, 셋を使う頻度が高いと感じます。
また何かを始める際のタイミングやリズム、その方の言い方によっては하나, 둘, 셋, 넷【ハナ トゥル セッ ネッ】「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ」のように、4まで数える場合もあります。
また둘, 셋【トゥル セッ】のように、2と3だけをカウントする場合があったり、さまざまな言い方ができます。
日本語の「いち、に、さん」を韓国語にすると、일, 이, 삼【イル イ サム】となりますが、韓国では基本的にこのような数の数え方をすることは少ないです。
일, 이, 삼という数字は主に、日付や気温などを表す際に使われます。
「せーの」という合図では하나, 둘, 셋「ひとつ、ふたつ、みっつ」というところが、日本語と異なる点です。
また、하나, 둘, 셋という合図は、写真を撮る際にも使われます。
ぜひ韓国人の友人と写真を撮るときや、韓国人に写真を撮ってとお願いされた際に、使ってみてください。
시작を使った例文

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「せーの」という言い方が分かったところで実際に、合図で使われている例文を見てみましょう。
また시작を動詞にした例文も紹介します。
지금부터 의견을 나눠 보자. 시작.
【チグムブト ウィギョヌル ナヌォ ボジャ シージャッ】
今から意見を交換してみよう、せーの。
日本語ではこのような場面で「せーの」を使うことは少ないかもしれませんが、開始の合図をしないと、誰も意見を言わないような状況で、あえて使うこともあります。
나누다【ナヌダ】とは「分ける」という単語で、의견을 나누다【ウィギョヌル ナヌダ】で「意見を交わす」というニュアンスになります。
다시! 다시! 시작!
【タシ タシ シージャッ】
もう1回!せーの。
다시は「再び」という意味で使われる単語ですが、何度も繰り返して使うこともあります。
日本語の「もう1回」のニュアンスに近く、다시 다시 다시と何度でもつけて言うことができます。
수상식을 시작하겠습니다.
【スサンシグル シジャッカゲッスムニダ】
授賞式を始めたいと思います。
하겠다【ハゲッタ】という語尾になると「意思」を伝える表現になります。
よって「ます」でもいいですが「したいと思います」と訳すこともできます。
1년 전부터 한국어 공부를 시작했습니다.
【イルリョン チョンブト ハングゴ コンブルル シジャッケッスムニダ】
1年前から韓国語の勉強を始めました。
自己紹介でも使えそうなフレーズですね。
1は【イル】と発音しますが년とくっつくと、発音変化が起こり【イルリョン】となるので、注意が必要です。
하나, 둘, 셋を使った例文

引用元:https://unsplash.com/
最後に하나, 둘, 셋を使った例文も紹介します。
하나, 둘, 셋というフレーズが使われている代表的なシーンは、アイドルが声をそろえて挨拶をする場面です。
하나, 둘, 셋, 우리는 〇〇 입니다.
【ハナ トゥル セッ ウリヌン 〇〇 イムニダ】
ひとつ、ふたつ、みっつ、わたしたちは〇〇です。
このような挨拶が主流ですが、韓国のアイドルの挨拶もグループごとに、ユニークな言い方がありますよね。
筆者は新しいグループが登場するたび、個人的に挨拶を聞くことが楽しみになっています。
사진 찍겠습니다. 하나, 둘, 셋.
【サジン ッチッケッスムニダ ハナ トゥル セッ】
写真撮りますね。ひとつ、ふたつ、みっつ。
写真を撮るときの合図は、하나, 둘, 셋だけでもいいですが、日本語の「チーズ」にあたる単語を付け加えることもできます。
韓国では写真を撮るときに、김치【キムチ】と言うことがあります。
하나, 둘, 셋, 넷, ♪~
【ハナ トゥル セッ ネッ ♪】
曲が始まる合図としても使われます。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では「せーの」に当たる韓国語のフレーズを紹介してきました。
きっとどこかで耳にしたことがあるフレーズもあったのではないでしょうか。
韓国のバラエティや、アイドルの動画などを見ると、このようなフレーズが頻繁に使われていることが分かるかと思います。
韓国人の友人とゲームをしたり、何かを始める合図をしたい場合に使ってみてください。
また韓国留学中にも、授業で韓国の遊びなどを紹介される場面も多いです。
ぜひこのフレーズを使って盛り上がってみてください!
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