韓国で人気のよもぎ蒸しとは?効果や体験方法を徹底解説!

韓国の美容法の中でここ数年、特に注目を集めているのが 「よもぎ蒸し」。
もともとは韓国の民間療法として産後ケアや冷え性改善に使われてきた方法で、今ではエステやチムジルバン(韓国式サウナ)の定番メニューにもなっています。
この記事では、よもぎ蒸しの効果を徹底解説しながら、韓国での体験方法や日本で取り入れる方法までまとめてご紹介します。
「気になっていたけど試したことがない」という方も、読み終わるころにはきっと体験してみたくなるはずです。
よもぎ蒸しとは?韓国発の美容&健康ケア

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よもぎ蒸しは、韓国で古くから親しまれてきた民間療法のひとつ。
産後の女性の体を温めたり、冷えや婦人科系の不調を和らげる目的で広まったといわれています。
専用の椅子に穴をあけ、その下でよもぎを煮立てて蒸気を発生させ、下半身を中心に全身に浴びるのが基本のスタイル。
体が芯からじんわり温まり、汗とともに老廃物を流すとされることから、近年は 「デトックス」「美肌」「リラックス」 といったキーワードとともに人気が再燃しています。
エステやチムジルバンでは、よもぎ以外にもハーブをブレンドした蒸し薬草を使うこともあり、香りや効能の違いを楽しめるのも魅力です。
よもぎ蒸しの効果を徹底解説

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よもぎ蒸しは「下半身からじんわり温める」ことに大きな特徴があります。
韓国では古くから、体を温めることで血流を良くし、女性の体調を整えると考えられてきました。
ここでは代表的な効果を紹介します。
冷え性の改善
よもぎ蒸しの大きな魅力は、下半身を直接温められること。
特に子宮や骨盤まわりを中心に蒸気があたるため、血流がスムーズになりやすく、冷え性に悩む人にはぴったりです。
デスクワークが多く足先が冷えてしまう人や、冬場になると体の芯から冷えて眠れないという人におすすめ。
続けて体験すると基礎代謝や体温が上がりやすくなり、体質の変化を実感する人が多いです。
美肌・デトックス効果
よもぎの蒸気に含まれる成分は、ビタミンやミネラルが豊富。
毛穴を開いてじんわり汗をかくことで、体内の老廃物や余分な水分を排出するサポートをしてくれます。
発汗によって肌の新陳代謝も活発になり、くすみが取れて顔色が明るくなる効果も期待できます。
むくみが気になるときや肌の調子を整えたいときに体験すると、化粧ノリの違いを実感できるという口コミもよく聞かれます。
美容に敏感な韓国の女性たちに長年愛されてきた理由のひとつです。
リラックス&ストレス解消
よもぎの独特の香りにはアロマ効果があり、気持ちを落ち着けるリラックス作用が期待できます。
蒸気のぬくもりと香りに包まれていると、自然と呼吸も深くなり、副交感神経が優位になるため、「よもぎ蒸しをすると夜ぐっすり眠れる」「気分が前向きになる」と感じる人も多いです。
現代の忙しいライフスタイルでストレスが溜まっている方にとって、心身をリセットする癒しの時間になるでしょう。
婦人科系のサポート
韓国では古くから「女性のためのケア」として親しまれてきたよもぎ蒸し。
生理痛の緩和、更年期の不調対策、産後の回復サポートなど、幅広い場面で取り入れられています。
下半身を温めることで血流が良くなり、子宮まわりの冷えをやわらげると考えられてきました。
もちろん医学的な効果は人によって差がありますが、体を温めること自体が不調をやわらげる手助けになるのは確かです。
よもぎ蒸し体験の流れ

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よもぎ蒸しは初めてでも簡単に体験できるシンプルな施術です。
ここでは一般的な流れを紹介するので、行く前にイメージしておくと安心です。
受付と準備
サロンやチムジルバンで受付を済ませると、専用のマント(首からすっぽり覆う大きなケープ)のようなものに着替えます。
中は基本的に下着を外すか、薄着で入ることが多く、サロンによっては紙ショーツが用意されていることもあります。
座って蒸される
椅子に穴が開いていて、その下でよもぎを煮立てた蒸気が立ち上がる仕組みになっています。
マントで蒸気を逃がさないようにして、20〜40分ほどじんわり温まります。
最初は少し熱いと感じることもありますが、慣れてくると心地よく発汗していきます。
発汗&リラックスタイム
体の芯からじんわり温まり、大量に汗をかくのがよもぎ蒸しの特徴です。
サロンによってはハーブティーを出してくれるところもあり、発汗とあわせてリラックスタイムを楽しめます。
施術後の流れ
終了後は軽く汗を拭き取り、水分補給をしてクールダウンします。
シャワーは必ずしも必要ではなく、そのまま自然乾燥させてよもぎの成分を肌に残すのがおすすめとされることもあります。
よもぎ蒸しの注意点

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よもぎ蒸しはリラックス効果が高く、健康や美容に良いとされますが、体調や状況によっては注意が必要です。
安全に楽しむために、以下の点を意識しましょう。
妊娠中や体調不良のときは避ける
妊娠中や発熱時、体調が優れないときのよもぎ蒸しは、体に余分な負担をかけてしまう可能性があります。
特に妊婦さんは血流が大きく変化しているため、自己判断での利用は避け、必ず医師に相談してからにしましょう。
サロンによっては妊婦の利用を断っている場合もあるので、事前に確認することも大切です。
長時間の蒸しすぎに注意
よもぎ蒸しの目安時間は20〜40分程度とされています。
「もっと汗をかきたいから」と無理に長時間座り続けると、脱水症状やのぼせの原因になることもあります。
特に初心者や体力に自信がない人は、20分前後から始めて少しずつ慣れていくのが安心です。
水分補給を忘れずに
よもぎ蒸しは大量に汗をかくため、前後の水分補給は必須です。
終了後は常温の水や麦茶など、体に優しい飲み物でしっかり水分をとりましょう。
コーヒーやアルコールなど利尿作用の強い飲み物は逆効果になることがあるので避けてください。
サロンによっては体験後にお茶を提供してくれるところもあります。
アレルギーや肌の弱い人は注意
よもぎをはじめ、ブレンドに使われるハーブに対してアレルギーがある人は、肌トラブルや呼吸の違和感を感じる可能性があります。
また、敏感肌の人は、蒸気が直接当たらないようにタオルを膝にかけるなど調整すると安心です。
不安がある場合は、必ずサロンに相談して短時間から試してみましょう。
生理中の利用について
サロンによっては、生理中のよもぎ蒸しを推奨しない場合があります。
衛生面のほか、体調が不安定な時期に蒸気で温めることで出血量が増える可能性があるためです。
ただし、軽い不調の緩和を目的にあえて利用する人もいるため、自分の体調と相談しながら判断するのがベストです。
まずはサロンの方に体験が可能かどうかを確認してから利用すると安心です。
まとめ|韓国式よもぎ蒸しで体を芯から温めよう
よもぎ蒸しは、韓国で古くから伝わる伝統的な温熱療法。
体を芯から温めることで、冷えの改善やデトックス、肌の調子を整える効果が期待できると、今も幅広い世代に愛されています。
サウナやスパ感覚で気軽に楽しめる一方で、よもぎ特有の香りに包まれる心地よさは格別。
韓国旅行の際には、チムジルバンや専門サロンで体験すれば、観光とはひと味違う「癒やしの時間」を味わえますよ。
よもぎの力で、心も体もじんわりほぐれる感覚を、ぜひ現地で体験してみてくださいね。